フリーアナウンサーの長谷川豊です。

クリスマスイブの前夜、総理官邸で安倍総理が会見を行った。

第97代。
これほど短い歴史しかないのに、もう97代目の総理である。ちなみにアメリカは220年ほどの歴史があるが、オバマ氏でやっと44代目である。日本がどれだけ総理大臣をとっかえひっかえしているかよく分かる。それだけ、政治に安定感がなく、言うこともやることもコロコロ変わっている象徴がこの「97代」という数字だ。

さて、筆者が安倍3次内閣に期待していることは言うまでもなく「憲法改正」である。

戦後、戦勝国であるアメリカに押し付けられた「日本、弱小化計画」の憲法。意外なもんで、そこそこ悪くない仕上がりの憲法だったりするのだが、そこはやはり、人様に押し付けられたものである。

戦争、戦争言ってるが、もう70年も前の話。筆者も含め、多くの日本人は受精卵にすらなっていない時代の価値観をいまだに押し付けられる謂れは全くない。言葉も難しい。もっと分かり易く、中学生くらいであれば、全文を完全に理解できるような文章に変えていいとすら思う。

安倍総理は「日本人に、日本という国を誇りに思ってほしい」という基本概念を持っている。

筆者もアメリカで生活をしていた経験から、この価値観はとても大切で必要な感覚であると思っている。アメリカ人だけでなく、中国人であっても、韓国人であっても、ヨーロッパ諸国は言うまでもなく、世界に住む人間たちは「自分たちの住んでいる国」を誇りに思っている。いろいろな良い面と悪い面があるとはいえ、自分という人間を形成し、育んでくれた土地と国を、やはり誇りに思い、また感謝している。日本人ってすごいのだが、この日本に対して文句を言う。


いや…ほんと…



よく言うな、と心底思う。日本人って文句を言わせれば、天才なんだと思う。あら捜しさせれば超天才なんだと思う。

はっきり言って、今の日本で不満があるのであれば、世界のどこに行っても生活できないと思う。誤解の無いように言っておくが、NYにはNYの、ロンドンにはロンドンの、例えば、筆者は昔3週間以上、カンボジアで取材をしながら、貧困層の少年たちと一緒に生活をした経験もあるが、カンボジアにはカンボジアの、それぞれ良さがあるし、それらはみな、素晴らしい文化だと思う。

しかし、これほどの治安。
これほどの教育水準。
これほどの清潔な住環境。
これほどの勤勉で真面目な国民の多さ。
これほど便利で住みやすい国は…

世界で、絶対に他にはない。これは世界の40か国以上を見てきた上で、心底思うことだ。唯一、実はドバイには筆者はまだ行ったことがない。申し訳ないが、ドバイは日本より上かもしれない。が、それ以外の主要な国には本当に全部行ったことがある。その上で、断言するが、

日本って、世界で断トツのナンバー1の国だ。

日本で文句言ってる方々、海外に頼むから一度住んでいただきたい。もちろん素晴らしい国はたくさんあるが、やはり、「総合力」という点では日本が頭1つどころか3つほど抜けている。筆者の感覚なのだが、日本人は、この日本に住めているという幸せに…全く感謝していないのではないかと思う。私たちは日本に住めているということに、本来はもっと感謝すべきだ。

先週のことだが、山手線の電車が1分ほど、遅れて入ってきた。すると、アナウンスが入った。

「お急ぎのところ、大変申し訳ございません。少々遅れての到着となりましたことをお詫び申し上げます」

1分で謝るのね、すごいな、と感心していると、筆者の横にいた若者カップルが吐き捨てるように言ったのだ。

「っとに、お詫びしますじゃねーよ!急いでるっつーのによ!」
「だよね~!」

筆者は自分は政治の世界に関わっていなくて心底よかったと思う。筆者が総理大臣になったら、まず、法改正をして、こういう若者を全員、「国外追放(1年間限定)の刑に処す」法案を提出する。有無を言わさず、ウガンダとかマダガスカルなどに追放したい。もしくは北極。

彼ら、いくら払ったのか知らないが、わずか1分の遅れを取り戻せないのだろうか?

彼ら、いくら払ったのか知らないが、詫びても許せないほどの罪が1分の遅れなのだろうか?

それ以前に、彼ら、一生懸命線路を敷き、交通網を整え、毎日変わらぬ時間で電車が運行され、時間通りに目的地に着ける国に住んでいることに、幸せは感じないのだろうか?これ、結構、世界的にはものすごいことなんだが…?

日本人が、「日本」という国を誇りに思え、「日本人である」ということに「感謝」し、毎日を送れるようになる、教育でもメディアでも何でもいいのだが、そんな空気感が出来れば、もっと日本には笑顔が増える気がする。「誇り」の方はまだなんとかなるのだが、とにかく「感謝」は絶望的に少ないと思う。日本で息吸ってるだけで、いったん感謝をした方がいいと思う。

誰が総理であれ、そこを正していけるような、そんな日本に、2015年はなって欲しいと切に願う。

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