「補聴器をつけたヒーローなんていない…」補聴器を拒んだ聴覚障害の少年

ニューハンプシャー州に住む、ヒーローに憧れる4歳の少年アンソニー君。彼は重度の聴覚障害を抱えており、補聴器なしで生活を送ることは困難です。

しかし彼はある日、補聴器をつけることを拒みました。「だって、補聴器をつけているヒーローなんていないじゃないか」。

息子に補聴器をつけてほしい…母親がとった行動とは

補聴器を拒む息子に思い悩んだアンソニー君の母親は、マーベル社に一通のメールを送りました。

メールを見たマーベル社のエディターのビル・ローズマン氏。彼にも3歳になる息子がいました。子を思う親の気持ちは、痛いほど伝わります。

アンソニー君の母親の心情をくみ取った彼は、なんとマーベル社のクリエイターをも巻き込んで、補聴器のようなデバイスを耳に装着した新たなヒーローを生みだしたのです。

遠くの「HELP!」も聞き逃さない超聴覚を持つスーパーヒーローが誕生

スーパーヒーローの名前は、「the Blue Ear」。

これは、アンソニー君のニックネームでもありました。補聴器のようなデバイスをつけることで優れた聴力を発揮し、小さな「HELP!」も聞き逃しません。

新ヒーロー誕生のエピソードはニュースとして報道され、瞬く間に広がりました。コミックも人気を集めており、なかにはコミックの売上の一部を聴覚障害を抱える子どもたちに寄付するという書店も現れました。

スーパーヒーローと同じ名前を持つアンソニー君は、誇らしい気持ちで補聴器をつけるようになったそうです。

聴覚に障害を抱える少年に勇気を与えたい…そんな思いから生まれたヒーロー「the Blue Ear」。

彼の存在は、アンソニー君だけでなく、同じ障害を抱える子供たちを救うことになるでしょう。多くの子どもたちに勇気を与えてくれるマーベル社の粋な演出に、ただ感動です。

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家事が嫌いなぐうたら主婦。25年2月生まれのムスメと夫の三人暮らし。 育児、暮らしにまつわるネタを中心にライター業をしています。お酒とチョコレートが大好き。

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