茶色のダックスフント、マーシャは2年間にわたり毎日ロシア、シベリアの病院で飼い主を待ち続けている。だが、その飼い主はこの病院で既に亡くなってしまっているのだ。

まるで、日本の忠犬ハチ公とそっくりな話だとして、マーシャはロシアの忠犬ハチ公と呼ばれている。

マーシャの飼い主が入院した時、そこに付き添っていたのはマーシャだけだった。夜になると、家に戻り、そして、翌朝には病院に行って飼い主を見守っていた。飼い主が亡くなってからも毎朝きちんと病院に姿を現し、雨の日も風の日も飼い主の帰りを待ち続けている。 

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マーシャの飼い主はDvurechie村出身の年金生活をしていた男性だった。心優しいマーシャは、男性が体調を崩して入院すると、毎日ノヴォシビルスクの病院に見舞いにやってきたという。

彼を見舞うのはマーシャただ一匹。夜には病院を出て、男性と住んでいた家を守りに戻り、翌朝にはまた病院にやってきて男性のそばにつきそうという生活を続けた。

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悲しいことに、男性は2年前に亡くなってしまった。だが、忠実なマーシャは、まだ飼い主男性がそこにいると思っているのか、毎日病院に現れた。

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そんなマーシャの変わることのない誠実な心に、病院のスタッフも次第に心を動かされ、今ではマーシャが来ると、温かい寝床と食べ物を必ず置いておいてくれるようになった。

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マーシャが寂しい心を癒し、新しい飼い主が見つかるといいと、みんな祈っている。「マーシャは飼い主の男性をずっと待っているんです」看護師のアラ・ヴォロンソヴァは言う。

「つい最近、ある家族がマーシャを引き取ろうとしたんですが、マーシャは逃げ出して、すぐに病院に戻ってきてしまいました。金曜の夕方にひきとられていったのに、土曜の午前3時には病院に戻ってきたんです」

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「マーシャの目を見てください。なんて悲しい目をしているんでしょう」と言うのは、医師のウラジミール・ベスパロフ。

「動物も人間と同じなんです。マーシャの悲しみを癒す薬は残念ながらありませんが、いつか、マーシャが新しい飼い主として誰かを心から信頼できるようになると、わたしたちは信じています」

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