クリスマスも目前!町もイルミネーションで彩られ、とても華やかな季節です。日本ではクリスマスといえばケーキにチキン、ケンタッキー、クリスマスツリーに赤い服を着たサンタクロースが定番ですよね。

でも、ひとたび海外のクリスマスへ目を向けると、驚くような風習が残されているんです。今回は世界各国で見る事の出来る、ちょっぴり怖いクリスマスをご紹介いたします。

魔女ベファーナ(イタリア)

イエス・キリストが誕生したお祝いをするためにベツレヘムに向けて旅をしていた東方の三博士が、道に迷い訪れたのが老女ベファーナの家だったと言われています。

ベファーナはその年に良い子にしていた子供には素敵なプレゼントを、悪い子には靴下に炭を入れるといい、その一年間の悪い出来事をほうきで掃き清めてくれるのだそうです。

イタリアのサンタクロースといわれていますが、ベファーナのお祭りは12/24、25ではなく、1/6のエピファニアの日に行われます。

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イタリアの古城とベファーナ、これだけですでに絵本の世界のようですね。ベファーナが姿を現した瞬間の子供たちの歓声のすごい事!イタリア語なので何をいっているかはわからないものの、大歓迎を受けているのはわかります。

ユール・ゴート(北欧)

ユール・ゴートとはヤギのような姿をした目に見えない伝説上の生き物のことで、クリスマスの用意ができているかシーズン直前に現れ、見回るのだといわれています。
元々は人々に吉凶をもたらす存在でした。
北欧神話でトール神が自分のヤギを他の神々にご馳走しましたが、殺してしまったことに後悔して翌日ヤギたちを蘇らせたという伝説がもとになっているようです。

ユール(クリスマス)の季節はこの伝承にちなんで藁で作られたユール・ゴートが作られ町の中に飾られます。最近ではいたずらでこのユール・ゴートが放火されるケースが相次いだため、外国からの観光客の中には燃やすまでが一連の流れだと思っている人も多いのだとか。

クネヒト・ループレヒト(ドイツ)

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ドイツに昔から伝わる風習「クネヒト・ループレヒト」は、聖ニコラウスの同伴者と言われています。

別名「黒いサンタ」とも言われ、聖ニコラウスと一緒に子供たちのもとを訪れ、悪い子供はこのクネヒト・ループレヒトが懲らしめるのだそうで、聖ニコラウスと一緒に不気味な黒い衣装で訪れます。
写真では、聖ニコラウスと笑う子供の後ろに立っているのがクネヒト・ループレヒトです。
動画では聖ニコラウスの後ろを影のように黙ってついて歩く姿が不気味な存在です。

クランプス(ヨーロッパ中部)

ヨーロッパ中部に伝わる伝説上の生き物「クランプス」がクリスマス時期に聖ニコラウスに付き従い、パレードのように歩き回ります。生き物というよりは悪魔と行った感じですが・・・。クランプスは悪い子供に警告し罰を与えるといわれています。

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雪と炎と悪魔(クランプス)!日本のクリスマスのイメージとはまさに正反対です。
このパレードの主役はこの悪魔(クランプス)たちのようで、彼らをお供に従えているはずの聖ニコラウスよりも目立ちまくっています。
泣いている子供もいるけれど、なんだか楽しそうなパレードですね。

聖ミクラーシュの祭り(チェコ)

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天使と悪魔を従えた聖ミクラーシュ(聖ニコラウス)が子供たちのもとに現れ、「今年一年いい子にしていましたか?」とたずねます。いい子には天使がプレゼントを、悪い子だった場合は悪魔からじゃがいもや炭を渡されます。

子供たちの中には悪魔を怖がり泣いてしまう子も。日本のクリスマスもこんな感じだったら、子供たちも普段わがままなんて言えないかもしれませんね。

この他にもハイチのトントン・マクート(伝承のみ)という、サンタのような恰好の人さらいが麻袋に悪い子供を詰め込みにくるなど、世界のクリスマスには楽しいだけではなく、子供にとってはちょっぴり怖い、日本で言う「なまはげ」的な意味も込められているようです。

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温泉ソムリエ、ライター。
旅やお祭りが大好きで、少し変わったスポットに足を運んでいます。
お化けから宇宙まで幅広く興味があり、不思議系や動物ネタも大好きです!
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