そのサイズ「80×100×20ミクロン」

出典 http://www.jontyhurwitz.com

針の穴やアリの額、髪の毛の上に、顕微鏡でしか見ることのできないナノ彫刻が鎮座しています。しかもそのディテールが半端なくリアル。

イスラエルのワイツマン科学研究所による3Dプリント技術と、ナノ構造体の加工に使用される光学リソグラフィという技術を用いることで、人類史上最小の彫刻作品が完成しました。

これ、ヒトの毛髪の上に立っています

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2014年10月に完成したナノ彫刻は、人の姿をかたどった彫刻作品としては人類の歴史上もっとも小さな作品です。

この恐るべきナノ彫刻を制作したのはロンドンのアーティスト、ジョンティー・フルウィッツさん。彫刻に使用された光学リソグラフィ技術は、ドイツの九大エリート大学に数えられる「カールスルーエ大学」の微細構造技術研究所の協力のもと行われたそうです。

見てください、この緻密なディテール

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画像に引かれた線は30ミクロンを示しています。

モデルさんの立体情報を複数のカメラで撮影します

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このデジタルデータをもとに作品が制作されます。

彫刻と同じポーズですね

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「キューピッドとプシュケ」という作品

イタリアの彫刻家アントニオ・カノーヴァの『アムールとプシュケ(エロスの接吻で目覚めるプシュケ)』という彫刻作品をもとに制作されています。

なんと蟻の額の上に乗っています

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ヒトの精子のサイズと比べてみてください

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この作品のサイズは、100×90×100ミクロン。立体彫刻を構成する体積の要素は、2次元要素の最小単位ピクセルに対して、3次元空間での正規格子単位「ボクセル」という値で示されるそうです。

制作者のジョンティー・フルウィッツさんのインタビュー

出典 YouTube

これほど小さく、かつ正確な立体彫刻が存在するなんて、テクノロジーってすごい。

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ヴンダーカンマーに暮らすことが夢のフリーライター。歴史とサイエンスフィクションを渉猟しつつ、海外ネタを中心にコタク・ジャパンやAmp.などでも執筆させていただいております。座右の銘は「案ずるより産むが易し」。猫好き、レトロ好き、映画好き。広く浅くがモットーです。

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