ヒクイドリはダチョウなどと同じ、飛べない鳥の一種です。オーストラリアに棲息していて、地球上で2番目に重い鳥とも言われています。

ヒクイドリとは…

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ヒクイドリの正面の顔は、なんだか太古に絶滅した恐竜、小型の肉食恐竜のオヴィラプトルなどを連想させませんか?恐竜は鳥に進化したというのが現在の定説ですが、まさにその通りと納得させられてしまいます。

ヒクイドリの特徴

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・背の高さは約2メートル、体重は70kgほど
・頭に茶褐色のトサカがある
・羽毛は黒く、堅くしっかりとしている
・顔と喉は青色
・喉から垂れ下がる二本の赤色の肉垂が特徴
・羽根は小さく飛べない
・足は太く、足の爪は3本
・50kmのスピードで走る事ができる

顔だけでなく、足も恐竜

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見るだけで危険だとわかってしまう爪。

この足(と爪)から繰り出される蹴りは、人間や犬、馬などの動物を一撃で倒し、内臓を引きずり出すほどの威力と言われています。恐竜→鳥という進化を実感させられますね。

それではここでヒクイドリのキックを見てみましょう

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鉄製のシールドが、ヒクイドリの蹴りを受けて徐々にへこんでいくように見えます。

ヒクイドリの爪は12センチと大きく、時速50キロで走る脚力で蹴られると威力ももちろんですが、するどい爪で肉をごっそり削がれてしまいます。
このキックがギネスに「世界で一番危険な鳥」として認定される要因になりました。

でも草食系

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主食はフルーツを中心とした雑食系。1日に5キロもの餌を食べるのだとか。

ダチョウと間違われて日本に伝えられた過去も

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江戸時代に、平戸藩により幕府に献上された資料には「駝鳥」と書かれたヒクイドリの姿が描かれています。( 国立国会図書館. “第三章 珍禽奇獣異魚”参照)

ヒクイドリとダチョウの混同はしばしば見られたようで、日本国語大辞典にも
〔名〕(1)鳥「ひくいどり(火食鳥)」の異名。*和爾雅〔1688〕六「火〓 駝鳥也。又名〓駱駝鶴〓」という表記が見られました。(駝鳥の項目でヒクイドリ以外の鳥を指す場合も)

ヒクイドリという和名は、のど元の赤い肉垂れから連想された物ですが、一部の文献には「ヒクイドリは真っ赤になった石炭を食べるからその名が付いた」と書かれている物も。ですが、そのような事実はありません。

天敵はオオトカゲ

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ヒクイドリのヒナにとってはオオトカゲが一番の天敵。

絶滅が心配されている

出典 https://www.flickr.com

住みかである熱帯雨林が減少し、個体数が激減。

絶滅が危惧されている種になりますが、専門家によればこのままだと生き残れる確率は1%ほどとかなり厳しい見通しです。

オーストラリアでは「ヒクイドリ注意」を促す交通標識も建てられています。

日本でもヒクイドリを見られる

・東武動物公園
・金沢動物園
・久留米市鳥類センター
・花鳥園 松江フォーゲルパーク

などの施設で、ヒクイドリの姿を見る事ができます。

いかがでしたか?

まさに現代に生きる恐竜・ヒクイドリ。素敵ですね!
日本でも会える場所があるので、興味がある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。

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温泉ソムリエ、ライター。
旅やお祭りが大好きで、少し変わったスポットに足を運んでいます。
お化けから宇宙まで幅広く興味があり、不思議系や動物ネタも大好きです!
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