フリーアナウンサーの長谷川豊です。

安倍さんの会見を見ながら思わず笑ってしまいました。

「消費税率の引き上げを先延ばしするという国民にとって重い決断をする以上、国民に信を問うべきと決心しました!」

はいはい。良く出来た台本です。いや、訂正します。良くは出来てない。こんなもんをある程度、仕事の出来るディレクターや構成作家に持ってったら、台本、投げつけられてクビになるでしょうね。こんな楽勝な台本でオッケーが出る官邸ってホント、良い職場です。1周回って、逆に羨ましい。

消費税率が上がらない事を、怒る国民なんてほぼいないってね。どこが「重い決断」なんだか(笑)。

まぁ詭弁でも何でもいいんです。昨日のブログにも書きました通り、今、解散すれば、自民党は勝てるんです。国民生活なんぞ何でも構わないから、自民党が勝つために、自民党のヘタすりゃ負けそうな議員であっても次の4年間も「エライエライ議員先生であるために」今回の選挙はあるのです。

なので、何でもいいんです。安倍さんもいい役者さんになりました。イヤミを言ってるように聞こえるかもしれないですけど、僕はけっこうポジティブな意味で言ってるんです。政治なんて、世界中でこんなもんです。

国民のため!なんて言いながら本気でそんな志(こころざし)で国の政治が動くなんて…ほとんどないと思いますよ?騙し合いこそが政治の本質だと言う人すらいますしね。

「自民党と公明党で過半数を得られなければ、退陣します!」

はいはい。そこまで調査が終わってるのね。ええと、官邸にはね、「官房機密費」ってお金があるんです。要は、何に使ってんのか分からなくてもいいから、総理大臣たちが自由に使えるお小遣いみたいなお金があるんですけど、それを使って、ちゃんと全国295の選挙区で調査が終わってるんでしょう。大手マスコミも第1回の調査はもう終えてるでしょうけど。

安倍さんがああ言ったってことは、もう調査が終わってて、自・公で過半数取れるって調査結果が出てるってことです。しかも結構楽勝で。まぁ、今よりはもちろん議席数を減らすでしょうけどね。

それは今がバカみたいな数字なだけで。なのでいいんです。多少正常な数値になるでしょ。自・公合わせて…280とか…270とかかな?そんなもんじゃないんですかね?先に結果いっちゃって悪いですけど。

さ、では、アベノミクスについてです。

まず、昨日の安倍さんの会見に関しては、こちらから全文を読むことが出来ます。これをちゃんと読むべきなんですね。テレビの作りはしょうがないんですけど、一番大切なところを全部カットしちゃってるんですけど、

「解散します」とか

「過半数取れなきゃ退陣」とか、

いわゆるキャッチ-な所だけしか使わないんですけど、安倍さんの会見で一番大切な部分は、アベノミクスと言われる自身の経済政策に関する説明をちゃんと自分でしてる所です。

もちろん、自分にとって都合のいい数字ばかりを出してるんだけれど、それだけでも、ちゃんと注目すべき数字をしっかりと説明してます。本当はマスコミはここを取り上げなきゃいけないんですけど、まぁ…視聴率は取れないでしょうけどね。

第2次安倍政権、僕は支持を表明しています。その根本がアベノミクスの方向性です。僕はこれが正しい方向を向いている、と判断したから支持しているんです。昨日も安倍さんが言ってましたけれど、第2次安部政権、ほぼ2年ありましたけれど、その2年で…

・雇用は、驚くことに100万人以上増えています
・平均給与は2%上がりました。先日発表された日本人の平均給与は500万円を超えています
・ボーナスも上がりました。この給与水準は過去15年間で最高値です
・平均株価は、民主党政権時から見ると、およそ2倍という驚きの回復です

さて、これだけ聞くと、安倍さんの自分自慢のようにも聞こえるんですけど、考えてみてください。「喉元過ぎると熱さを忘れる」のが日本人の特徴ですが…

民主党政権時代、これ、全部なかったのよ?

僕は上記した中の「雇用にまつわる話」が一番大事だと思っていて、民主党政権時代のわずか2年前、今よりも100万人以上が…マジで仕事、なかったんです!100万人よ?

これはかなりいい成果だと評価しなければいけないものです。政権の批判しときゃ満足してる野党議員さん達が

「安倍政権で格差が広がったんだ!」

とかぬかしてるんですけど、民主党時代も十分経済格差はありました。別に3年以上あった民主党政権時代に驚くほどに格差が是正されることなんて全くありませんでした。なのにあの3年で、とにかく、日経平均株価は下がりまくり7000円台というとんでもない数字に…。しかもアホみたいな円高が進み…確か70円台まで行きませんでしたっけ?輸出業中心の企業、どれだけ苦しかったか。

一方では非正規雇用が進みました。それは事実です。

なので、これから、そこは是正していければいいと思いますね。それは課題でしょう。でも、あの当時、まったく仕事もなく、収入も全然なかった人たち100万人からしたら、非正規雇用であったとしても、仕事があるだけで、どれだけ生活が助かったでしょう?

安倍さんの経済政策の方向性は、世界的に見れば、当然の方向性だし、むしろ、動くのが遅すぎたくらいの話でしかないんですけど、なんでも動くのが遅い(むしろ動けない)日本にしてみりゃ上出来の範囲だと思います。

経済なんてものは、反対側から見れば、批判なんて、何とでも言えるんです。金持ちを増やせば、「税収が増えた」とも言えるし、「格差が広がった」とも言えるし。

なんとでも言える中、まず、非正規でも何でもいいから、まずは働ける人を増やした。有効求人倍率、過去22年間で最高水準まで来ています。失われた20年の直前くらいまで押し戻してるんです。

ここまでやって、評価しない連中ってさ、文句言いたいだけの連中だろ?

いったん、この2年に関しては評価するのが普通でしょ、というのが僕の感覚です。っていうか、少なくとも民主党は出来なかったことやってんじゃん。頭スッカラカンのマスコミが

「国民生活の実感まで行き届いていません」

とか、いちいちイチャモンつけてるんですが、たった2年でそこまで動くかっての(涙)。20年かけて不況になってんのよ?2年で国民生活がみるみるうちに実感できるところまで回復しきてたら…

逆に怖いわ!どんな裏ワザ使ったらそこまで出来るんだっての。テレビゲームやってんじゃないんだぞ?

体が蝕まれたのであれば、まずは誤魔化しであっても、最初はいったんモルヒネを打たなきゃ。まず、痛みを止めなきゃ人が人として生きる気力も失っちゃう。まずは、僕はここまでの方向性は正しいと思ってたし、何より、実績も出してます。

動きは、むしろ、1億3千万人近くの人口がいる国としては、少し早いくらいの速度だと思っています。文句ばっか言ってる自称賢い経済学者に言いたいが、

じゃあ、お前やってみろよ。絶対に安倍さんと同じレベルの結果なんて出せないから。

僕は実績を出せた政権は評価すべきだと考えています。今の日本では、経済政策が一番大事です。安倍さんの政策はいったん、ここまでの実績は評価されるべきです。なので、僕は安倍政権を支持します。

ここまでが、いわゆる、「日本国内」での話です。

じゃあ、世界的に見て、「日本の経済状況ってどうなの?」って話なんですが…これはね、「安倍政権がどう」とか、そんな話じゃあないんです。

国民の実質所得(可処分所得とも言いますが)、つまり「実際に使えるお金」ってのはどんどん下がってるんです。なので多くの国民は「安倍さん何もしてないんじゃないか!」って言いたくなるんですけど、結論から言うと、日本の経済状況は、もう世界的に「先進諸国」と言えるレベルのものではないんです。

その辺りの話って、安倍さんがどうとか、アベノミクスが…とかいう話とはまたちょっと違うんです。その裏を読み解くには…「経済状況の話だから」と言って、経済の視点から見ると分かんなくなるんですが…

ではどのような視点から紐解けばいいのか、次回のブログでその話を書こうと思います。

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