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キュートな両生類「ウーパールーパー」と、深海のアイドル「オオグソクムシ」たん。ちょこんとお皿に乗ってかわいいですねぇ……って、皿ァ!?そうです、これからコイツらをバリバリむしゃむしゃといただきます。

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やって来ました桜木町・野毛「珍獣屋」。その名のとおり「珍」なるメニューを提供するお店。そうです、珍獣は食べられるんです。

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店の表の看板を見ると、ダチョウ、ワニ、カエル、カンガルー、人喰いザメ……どれもこれも不可思議な組み合わせで一品料理になっています。むしろ鶏、豚、イカ……普通の居酒屋メニューが並んでいるのが逆に戸惑うくらい。

が、もちろんここに来たからには、珍獣、食べますよ!

珍獣メニューをチェック!

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オオグソクムシ丸揚げ(1,980円)

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ウーパールーパー1本揚げ(1,980円)※予約客限定メニュー

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ピラニア姿揚げ(小・2,980円/大3,980円)※季節限定(来訪日は9月でした)

カエルの活き造り(3,980円)

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ひよこ丸ごと姿焼き、イモリの一本揚げ、ワニの手一本揚げ……。なんかメニュー見ただけでアタマくらくらして来たぞ。

しかしここからジャンルがちょっとレベルアップします。

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コオロギの唐揚げ、コガネ虫の唐揚げ、サソリの唐揚げ。

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殿様バッタの唐揚げ、ゲンゴロウと唐揚げ、蛾の幼虫の唐揚げ…………。ここは「珍獣」じゃなくって「昆虫食」シリーズも充実してんのか…………。うーん……。

今回食べたものは、コレだ!

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タイトルにも書いたとおり、まずはウーパールーパーとオオグソクムシです。昆虫食はちょっとためらわれ、回避したのですが、よく考えたらオオグソクムシって海底生物だけど、まあ、<虫>だよな……。

今日この日、友人らと3人で来ました。みんなわりとノリノリで来たんですけど、さすがに目の前にこの二人が現れると、一瞬躊躇する。さて、思ったよりも小さい、少ない、どうやって分けようか。目線で会話する我々は、「お先にどうぞ」の譲り合い。

しかたない、食べましょう。

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あ、これ、私です。こんにちは。マンガ原作者・猪原賽です。勇気を振り絞った……っつー感じの恥ずかしい顔してますね。

それはともかく、オオグソクムシの味ですが、バリィ!ミシィ!といった食感はエビですね。シャコとも言える。ただし、身は少なく、むしろエビの殻だけを食べている感覚。どれだけ咀嚼しても、殻が香ばしい香りを放ったまま、口の中に残る。つまり身の少ないエビそのもの。まずくはない。

一方、私がオオグソクムシをいただいている間、友人はウーパールーパーをアタマからパクリ。オーダーしてから気付いたんですが、これ1匹ずつだと小さくて、分けづらいんですよね。仕方ないので回し食い。私は続いてウーパールーパーの腹の部分をパクリ。

なんだろう、ウーパールーパーは筋ばってるというよりは張りのある肉がミチッとしていて、一瞬伸びて硬い骨と共にブツリと切れる。ササミジャーキーにも似てるかな。この感じ、これまで食べた経験はないままイメージそのまま言葉にすれば、「爬虫類を食べてるな」という感じ。(ウーパールーパーは両生類ですけども。)

ついでにピラニアも食べてみた

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ウーパールーパーもオオグソクムシもちょっと身の少ないメニューだったので、三人できちんとシェア出来るものを……ということで、ピラニアの姿揚げも食べてみました。

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三枚におろした身は、ひとくち大に。

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残った骨部分は、充分揚げて、骨せんべいに。やっとツマミらしい、おなかにたまるタイプのメニューが登場。だが、珍獣(魚)だ。

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いやあ、さすがアマゾンの肉食怪魚、ピラニア。歯がすごい。もちろんピラニアは全く動きませんが、「これ、噛まれたら絶対ヤバイ」と思えるほどの鋭利な歯。こう指を添えただけで、痛い。

ピラニアは白身の淡水魚。味はまさに川魚の白身の味。これより旨い川魚はいっぱいありますが、ともすると人を襲うピラニアを逆に食ってやるというシチュエーション。

「生物の食物連鎖」というものを再認識する経験としては、食べてよかったなと思えますね。

生命をいただく意味を考えた

まあ確かに、興味本位で「珍獣屋」に来た。そんな冷やかし的な、罰ゲーム的な状況にも見えるでしょう。が、眉をひそめる前に、もう一度メニューを見てください。

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「ひよこ丸ごと姿焼き」
「焼き鳥食べてて、ひよこはムリとは言わせねえ」

言葉は乱暴なキャッチフレーズですが、まさにこれ。

我々は日々、生命(いのち)をいただき、生きている。スーパーで肉や魚は切り身で売っていますが、それらは全て、生きている生き物だった。家畜として、食べるために人間は、改良を重ねて「美味しい肉」を育てて来た。

ブタや牛や鳥、魚。それを毎日のように食べている。生き物を食べている。

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生きている姿そのものを晒した「丸ごと揚げ」を食べると、そんな「(人間が生きる為に捧げられた生命を)いただきます」と手を合わせてゴハンを食べるいつもの習慣を、ハッキリと認識出来るのでした。

ところで、カウンター席の目の前には、小さなスッポンが水槽でわしゃわしゃと元気に動いてました。

 猪原「このスッポンも育ててかわいがり、最後はコチラで食材になるのですね?」

 店員「いえ、飼ってるだけです」

 猪原「えっ」

 店員「えっ」

(おわり)

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マンガ原作者 / ブログNewsACT[http://news-act.com]管理人。代表作は『学園ノイズ』『悪徒-ACT-』『伴天連XX』など。現在『放課後カタストロフィ』(月刊ヒーローズ)、『ガンロック』(別冊少年チャンピオン)連載中。

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