このわんちゃんをご存知でしょうか?

1981年に流れていたサントリーウィスキー「トリス」のCMで一躍有名になり、「トリス」と名付けられ親しまれたわんちゃんです。

実は、トリスは保健所に預けられていた捨て犬でした。セントバーナードと柴犬のMIX(雑種)で、「鼻の色がはげている」からという理由で貰い手が見つからず保健所に預けられていたそうなのですが、寂しげな子犬を探していたCM関係者の目に止まり、このままでは殺処分されてしまうというところを保護され、CMに起用されました。

出典 http://youtu.be

CMの中のセリフは、

「いろんな命が生きているんだな。元気で、とりあえず元気で、みんな元気で。」


たったこれだけですが、雨の中、京都の町中を駆け巡る姿にトリスの生い立ちがシンクロして、胸が締め付けられます。

動画はこちら。

出典 YouTube

このCMは、「カンヌ国際広告映画祭」のCM部門で金賞を受賞しました。

CM出演後、しばらくまた貰い手が見つからなかったようですが、最終的には優しい飼い主さんの元で11年の生涯を全うしたそうです。

これは「殺処分されるところを救われた奇跡の犬」という美談では決してありません。当時、日本では年間90万頭近く殺処分されていましたが、今では4万頭ほどに減っているとはいえ、未だ「ゼロ」にならない現実は否めません。

どうして同じ命なのに、人間の身勝手で運命を左右されないといけないのでしょうか。今一度、生き物を飼うということについて考えさせられました。

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