2012年、美輪明宏が紅白で唄った『ヨイトマケの唄』を覚えていますか?

ヨイトマケの唄(ヨイトマケのうた)は、美輪明宏(当時・丸山明宏)が自ら作詞作曲した1966年のヒット曲。美輪が幼少時に一緒に育った友人の亡き母を回顧する歌である。主人公の過去には幼少時、母親の職業(日雇い労働者)がきっかけでいじめを受けた悔しさなども折り込まれている。

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丸山明宏(美輪明宏)は、女装のシャンソン歌手として当時人気を博していました。銀座の銀巴里で、茶目っ気たっぷりに「メケメケ」など恋愛の歌を歌っていたのです。その丸山明宏が、飾りを捨て、白いシャツ一枚で、化粧も落として歌ったのが「ヨイトマケの唄」。これまでのイメージのギャップに、人気は急降下したそうですが、それも一時の現象で、「ヨイトマケの唄」は多くの人に支持されて、国民的な大ヒット曲になりました。

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作詞作曲のきっかけは、興行主の手違いで炭鉱町の劇場でコンサートをすることになったことに始まる。当時きらびやかな衣装でシャンソンを歌っていた美輪は、炭鉱町でのコンサートに乗り気ではなかったのだが、炭鉱労働者たちが安い賃金をつぎ込んでチケットを求め、客席を埋め尽くしているのを見て衝撃を受け、「これだけ私の歌が聴きたいと集まってくれているのに、私にはこの人たちに歌える歌がない」と感じて、労働者を歌う楽曲を作ることを決意した。

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炭鉱の地に歌いに行ったときに、貧しい人たちがわざわざ聴きに来てくれているのに、私は贅沢な格好でギラギラしていて申し訳ないと思ったんです。それで、なんとかこの人たちを励まし、慰める歌をと思ったんです。その頃は流行歌とか童謡とかね、そういう叙情的な歌しか日本にはなかったんですよ。

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そもそも『ヨイトマケ』ってなに?

ヨイトマケとはもともと重い物を滑車で上げ下げするときや、網を引き上げるときに言った「よいとまぁけ」という掛け声のことである。これが転じ、建築で重しの槌や柱を上げ下げし、地盤を突いて地固めをする労働のこと自体や、その労働をする人をヨイトマケというようになった。また、かけ声の違いから「えんやこらや」と言うエリアもある。ヨイトマケの多くは女性で、稼ぎの少ない夫を持った妻や、夫に先立たれた妻が家族を養うための仕事でもあった。このことから、ヨイトマケ=働く女性という意味合いで使われることも多い。

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国民的な大ヒット曲となった『ヨイトマケの唄』がある日突然消えた…その理由とは?

題名や歌詞に「ヨイトマケ」」「土方」といった差別用語とみなされる言葉が含まれており、かつては日本民間放送連盟によって「要注意歌謡曲(通称・放送禁止歌)」に指定されていた。この制度は1983年に廃止されたが、その後も現場の事無かれ主義が招いた「自主規制」という実態のない呪縛により、民放では『ヨイトマケの唄』が封印されてきたという事実がある。

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1990年に美輪が『ぴりっとタケロー』(TBS)に出演する際にこの歌を披露する予定だったが、放送局のTBSから歌のカットを求められた。出演依頼があった際、美輪は歌無しの出演を希望したが、制作会社の強い希望で本曲を歌うことになった。ところが、放送日2日前に突然「歌は止めて欲しい」という申し出を受ける。一方的に二転三転する申し出に美輪は憤慨し、出演自体を取り止めた。このことがきっかけで美輪はテレビで最近まで歌うことを避けていた。

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そんな『ヨイトマケの唄』に転機が訪れる

1998年に村上“ポンタ”秀一のアルバム『Welcome To My Life』に収録され、泉谷しげるが歌った物が『ニュースJAPAN』(フジテレビ)で流れた事で久々に公共の電波に乗り、更に2000年には桑田佳祐が自身の番組『桑田佳祐の音楽寅さん ~MUSIC TIGER~』(フジテレビ)にて、この曲を歌った事で大きな反響を得る。この際には、テロップにて「この唄は、俗に放送禁止用語と呼称される実体のない呪縛により長い間、封印されてきた。今回のチョイスは桑田佳祐自身によるものであり、このテイクはテレビ業界初の試みである」との説明が付されていたが、以降多くの歌手がテレビでも歌うきっかけとなった。

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大きな反響を得た桑田圭祐が歌う『ヨイトマケの唄』。これ以降、多くの歌手が歌うようになる!

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桑田佳祐氏が歌う動画が見つかりませんでした。(申し訳ありません)上の動画はソックリさんが歌っていますが、ほとんどの人が本人だと思っていたほどソックリなので、コチラでご勘弁ください。ファン歴10年以上の私も正直騙されました。なお、桑田佳祐氏が歌う本物のヨイトマケの唄を聴きたい方は、2002年11月27日発売された桑田佳祐のソロベスト・アルバム『TOP OF THE POPS』(トップ・オブ・ザ・ポップス)に収録されていますので、ソチラでご視聴ください。発売元はビクターTAISHITAレーベル。

同じ曲なのに、それぞの個性、良さを感じる『ヨイトマケの唄』のカバー。色々と集めてみましたので、是非ご覧下さい!

泉谷しげる & Char (Live) が歌う『ヨイトマケの唄』

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米良美一が歌う『ヨイトマケの唄』

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なぎら健壱が歌う『ヨイトマケの唄』

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大竹しのぶが歌う『ヨイトマケの唄』

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槇原敬之が歌う『ヨイトマケの唄』は雰囲気も一変!?

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いかがでしたか?

当時、サザンオールスターズのファンクラブに入っていたほど、桑田佳祐氏が好きで、リアルタイムで『桑田佳祐の音楽寅さん 〜MUSIC TIGER〜』を見ていましたが、あまりの良曲に感動。思わず涙した事をよく覚えています。また、自分でも歌いたくて、ギターのコード譜を一生懸命作った記憶も。そんな名曲『ヨイトマケの唄』。紆余曲折ありましたが、これからは多くの歌手に歌い継いでもらい、たくさんの人々に聴いてもらいたいですね。

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