猫を飼っている人なら分かるだろう。ぐっすりと眠っているように見えるが、何気ない音でもパチっと目を覚ますことを。人間は眠りに落ちると聴覚の機能は低下するが、猫の場合は寝ていても聴覚は働いている。

猫の睡眠は、周囲の危険を感じとり異変が起きたらすぐに反応して回避できるように、ほとんどの時間が浅い睡眠になっているのだ 。そして、ここに、自らのもてる能力のすべてを目の見えない犬に捧げた野良猫がいる。この2匹ほど固い絆で結ばれた猫と犬はそういないだろう。

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ターベルは14歳の茶色のラブラドールである。盲目で耳もあまりよく聞こえない。目が見えないせいで、よくケージの中に入っては動けなくなっていた。傷を負うことも多々あった。

ターベルを引き取ったのは成犬になってからなの。でも、子犬のときによく壁に投げつけられていたと聞いたわ。それが原因で目が見えなくなったのよ。彼にとって、とても辛い経験だったと思うわ。」そう語るのは飼い主のアンさん。

そんなある日、アンさんが1匹の野良猫を飼い始めた。猫はオスでプディタットと名付けた。

他の猫には威圧的なプディタットだが、不思議なことにターベルには何か感じるものがあったのだろう。ターベルに常に寄り添い、一番の親友となった。

「プディタットは他の猫よりもターベルが好きみたい。きっと、ターベルの目が見えないという事が分かったのね。すぐに仲良くなったわ。プティタットは常にターベルのそばにいるの。寝る時も一緒。何かしらの絆で結ばれているのは明らかね。会った瞬間に何かが生まれたの、一目惚れみたいにね。」

アンさんは更に驚いたことがあるという。なんとプティタットが自ら進んでターベルの目の役割を果たしていることに気が付いたのだ。

「プディタットは、おそらくターベルが困っていることに気づいたんだと思うわ。ターベルには助けが必要だということが分かったのよ。ターベルもプディタットがそばにいる時は安心しているようで、彼を自分の目として信頼しているの。」

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ターベルをお散歩連れ出そうとするプディタット。

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ドアを開け、ターベルを導いていく。

目の見えないターベルは、プディタットのニオイだけが頼りだ。嗅覚を使ってプディタットの後を付いて行く。プディタットも常に寄り添い、ターベルのお散歩をサポートする。

「私はこんなに微笑ましい光景を見ることができて幸せ。ここまで固い絆で結ばれて、お互いを頼りにしている犬と猫を今まで見たことがないわ。」アンさんは最後にそう語った。

不幸な幼少期により盲目になってしまったターベルだが、今はこんなにも信頼できる親友ができて本当によかった。野良猫だったプディタットも、これまで数々の困難があったことだろう。この2匹に永遠の幸あれ!

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