一体何を考えていたの?理由が気になって仕方ない地名

世界には、有名な観光地とはまた違った魅力で人々を惹きつける土地が多く存在しています。美しい自然?歴史ある建造物?――いいえ、それは「変な地名」のある町です。

今回は、そんな一体なぜそんな名前にしたのか真剣に尋ねたくなるような変わった名前の土地のいくつかをご紹介します。

アラスカ州:Chicken(にわとり)

出典 http://www.travelguidebook.com

米国、アラスカ州。金鉱山の労働者によって発見されたアラスカにある、かつてはゴールドラッシュで栄えた町がこのチキンです。過疎かによって現在町の人口はたったの7人で、ホリディシーズンや夏休みにだけ17人には増えるらしいのですが、それでも少ない、世界にひとつだけの「チキン」という名前のちいさな町。

ちなみに名前の由来ですが、この土地にあるライチョウの形をした岩が特徴的だったので、当初はライチョウを意味する "ptarmigan" にしようとしたらしいのですが、正しいスペルがわからなかったため、諦めて誰でもわかる「チキン」にしたのだそう。
なんという単純な理由。

アリゾナ州:Why(なぜ)

出典 http://www.informationng.com

なぜ?なぜ?・・・出身はと聞かれてこう答えても、オウム返しに繰り返されそうなこの「Why(なぜ)」。

名前の背景にある物語は、かつて町の内部で2つの主要な高速道路が"Y"字型に交差していたことから、当初"Y"という町名に名付けたものの、州の法律である「街の名称はアルファベット3文字以上でなければいけない」という決まりに従わざるを得なかったので、3文字以上で一番短い単語「Why」にしたんだそう。適当にもほどがあります。

ノースカロライナ州:Why not(なぜだめなの)

出典 http://sailingdowntheroad.blogspot.jp

”なぜ”よりも深く追求している「Why not」。
...なぜいけないの?と否定の理由を尋ねる際に使うフレーズです。

この小さな農村コミュニティは、かつてドイツ語と英語を使用され呼ばれていたそう(元の名前は不明)なのですが、そのことに不満をもっていた住民らは常々「Why not call it this?」「Why not」call it that?」(=なぜそう呼ぶのか?)と度々議論していたことから、一人の男性が「じゃあもうWhy notでいいんじゃないか」と提案し、実際にそうなったのだそう。Why not?

コロラド州:Last Chance(最後のチャンス)

出典 http://fineartamerica.com

コロラド州ワシントン群にあるというこの小さなコミュニティは、ロードトリップをするものにとっては実際に「ラストチャンス」なのだそうです。

理由は単純で、よく映画やドラマでもでてくるように、アメリカを車で横断しようとすると1度の補給では到底足りず、通貨する町ごとにガソリンや休息、食糧を買い求めることが多いのです。このまちも、そんな旅行者から実際に「長旅の前のラストチャンスだ」と呼ばれていたことからこの名前になったのだそう。

アメリカ旅行の際には留意しておきたいポイントといえるでしょう。

オレゴン州:Boring(退屈、ヒマ)

出典 http://squidinksarah.blogspot.jp

現実に退屈な街に住んでいるのは、あなたではなくここの住民です。

オレゴン州の緑豊かな農村部であるここ「Boring」は、実際にはそんなに退屈な街ではありません。理由としては、街ができた当時の居住者 "William H. Boring" 氏の苗字からきているだけ。住民たちがジョークとして掲げている看板「生きるための最もエキサイティングな場所・ボーリング」は、観光客の誘致に貢献しているのだとか。

フランス:Anus(肛門)

出典 http://uncyclopedia.wikia.com

フランスののどかな牧歌的風景に突如として現れる、英語で「肛門」を意味するこの小さな田舎町。フランス語でどういう意味なのかはわかりませんし、かつこの名前がついた理由も特にはないのそうです。

ウィスコンシン州:Imalone(私は一人ぼっち)

出典 http://jerryzehr.com

悲しいです。とても悲しいです。

この小さなコミュニティの名前がついた背景にはさまざまな理由があるとされていて、そのなかでも有力なのがこの町に最初に入植し最初のガソリンスタンドを建てたスノーボール・アンダーソン氏が深夜に営業していた際、訪れた客が請求書にサインをしようとした際、この町の名前をアンダーソン氏に尋ねた時のこと。

まだ名前がなかったことを思い出したアンダーソン氏は、客が言った「私は一人でね。」というフレーズにヒントを得た、という話。もうひとつは、ただ単純にアンダーソン氏1人しか住人がいなかったことだそう。

いずれにせよ、寂しい名前としてはダントツでしょう。

ミシガン州:Hell(地獄)

出典 https://www.flickr.com

これまでわたしたちは、「この世の地獄」というフレーズは単なる比喩表現だと思ってきた傾向にありますが、アメリカ・ミシガン州には実際に存在します。では、どうしてそんな名前になったのでしょうか?

諸説あるそうですが、一番有力なのが、1830年にこの町にやってきたドイツ人が、“so schön hell”(ドイツ語で、とっても美しく輝いている)と名付けたからだとか。

自治体やお店の看板なども、こぞって面白いネーミングをつけています。また市役所では、100ドルを払えば“1日市長”になれるそうで、地獄の番人になりたい観光客で賑わっているそうです。

メリーランド州:Accident(事故)

出典 https://www.flickr.com

ニュースキャスターは、ここで事故があった際どう報道するのでしょうか?いまだにこの名前がついた原因はわかっていないそうですが、いまも100世帯の家族が暮らしている平和な街だそうです。

デンマーク:Middlefart(おなら)

出典 http://www.thrillist.com

デンマークの中央に位置する街、「Fart(=おなら)」。看板にある「Middle fart」はその中心部を指しています。子供や旅行者に人気の観光地であり、現在14000人もの住人が住み、デンマークの歴史博物館などのアクティビティも満載なんだそう。

名前の由来ですが、デンマーク語で「Fart」は「中央通路」を指すそうで、かつて中世から19世紀に至るまで、この地域がユトランド半島とフュン島をむすぶ捕鯨漁船のハブとなっていたことに由来するそう。

まだまだある不思議な地名

いかがでしたか?今回ご紹介したものはほんの少数であり、世界にはまだまだ変わった地名が多く存在しています。

旅行の際、地図を広げてそのような場所を訪れるのも、面白い記念ができそうです。

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