こんにちは。フリーアナウンサーの長谷川豊です。

この週末、新聞や雑誌、テレビでは「朝日新聞叩き」が方々で行われていました。
特に見ていてげんなりしたのは読売新聞。

もういいよってね。そりゃあライバル紙だし、叩く気持ちは分かるけれど、そこまで言えるくらい、あなたたちご立派な新聞なのか?と聞きたくなったり。イデオロギー全開なのはあなた方だって同じでしょうが、と。

朝日新聞の誤報の問題はすでに何度もこのブログで紹介した通り。僕の見解は単純なのでもう何度も言ってもしょうがないので僕は今後に目を向けたいと思います。

金曜日の木村社長の会見。

これはもう皆さんがおっしゃってる通りで、追い詰められたからやっただけだし、新聞の解約がとんでもない数になったからやっただけだし、逆に言うと、ここまで追い詰められないと謝罪一つしない大メディアの素顔が垣間見られただけで、僕はけっこう良かったんじゃないかと思います。

繰り返しますが、朝日新聞だけじゃありません。大手のメディアなんてみんなそうです。僕だって何度も…

大事にならない

いつかは忘れてもらえそうな

誤報をスルーした経験があります。そんな体験、大きなメディアにいる人間で、10年ほどでも現場で働いてりゃ誰でも経験してます。日本人、ものすごくあっという間に忘れてくれるので。ほったらかしにしてる方が何かと結果は良かったりするんですよね。

…申し訳ないですね。メディア側の人間の超本音をガンガン書いて。気分悪くなる方もいると思いますが、偽らざる事実です。

で、朝日新聞なんですが、もう叩かない方がいいと思います。子供の教育でも同じなんですが、僕、子供3人いるんですけど、その子たちを叱るのって、

1、ウソをついている時→叱ります。ウソをつくと、後々自分に跳ね返りますし、そのまま成長しちゃうとサンゴ礁に落書きとかする大人に育つからです。

2、ウソを見破られても反省したり謝らなかったりしたとき→叱ります。ごまかしばかりが上手くなったり、結果損します。後々、メディアに就職しても、誤報を指摘されて「総合的に判断しました」って一文だけ載せて謝らないタイプの人間に育つからです。

で、3なんですが、「反省をして謝った時」は…?→僕は一応、それ以上は叱らないように気をつけています。

まず、人間は絶対に万能じゃありません。これからの成長の過程でも色んなミスをすることでしょう。大人になってからでも、いっぱい失敗するでしょう。そんな時、ちゃんと謝れる人間は信頼してもらえるでしょう。信頼される人間に成長してほしいからです。

そして、今後の事を思って、です。謝っても、その上で叱られてたら、次にもう謝らなくなります。だって、なんの救いもないからです。認めても、謝っても、許してもらえないんなら、貝になった方が100倍マシってもんです。

僕が何度も「もう韓国にも中国にも謝罪する必要はない」って書いているのは、中国や韓国の国内の政治情勢をしっかり分析すれば、

「韓国の政治家の支持率アップのために日本に謝罪を要求している」

事がまるわかりだからです。韓国相手になんて、70年も間の話を必死こいて謝っても何の効果もないんです。向こうに利用されてる(しかも一部の人間に)だけなんだから。

話がそれましたが、「ミスをして」→「謝罪をして」→「許し合う」から人間関係が成り立ちます。これで成立しないのって、今までの人生でたった1度のミスもしたことのない

ミスターパーフェクト君だけ

です。その人は怒るでしょうね。だってミスしただけでもうダメなんだろうし。パーフェクトなんだから。そんなご立派な人間、あんまりいらっしゃらないはずだけれど。

朝日新聞は、表面上だけではありますが、一応「ちゃんと」謝りました。その姿勢は評価すべきです。

「世界に向けて訂正をしていくべきだ!」とかアホなことを言ってる人がいますが、別にやってもいいですけれど、んなもん、世界で相手にされるわけないでしょうが。

ブロゴスの記事にもアップされてましたけど、ハーバード大、東大を経て、今はNGO日本財団で世界を駆けまわってらっしゃる本山勝寛さんのエントリー記事、読まれました?(→こちらです

Q,あなたは新聞の情報を信じますか?

という質問に対する日本人の回答は70.6%の人が「信頼する」「やや信頼する」なんですって。大笑いです。さすがニッポン。

同じ質問をした場合、米国20%台、英国10%台をはじめ、先進国が10%から40%台です。当たり前です。これが。

あのですね、これも以前のブログで書きましたけれど、世界が従軍慰安婦を問題として扱ってるのは、昔の自民党政権で認める談話を出しているからであって、なにも、日本の一サヨク新聞が書いたからってんじゃないんです。

朝日新聞がアメリカで英語版の訂正記事を出しましたってのは、別に出してもいいんですけれど、要は20%の人しか、んなもんまともに受けないんです。世界的には

メディアというのはただの「参考意見」

という当たり前の常識がちゃんと教育されているからです。

これから世界に対してアクションを起こしていかなければいけないは安倍政権です。朝日新聞ごときが何やっても、全然何も変わらないんです。所詮、メディアなんだから。政府として出さなきゃ。

朝日新聞は実は購読者数が壊滅的に減っています。これは朝日新聞の現場の方に聞いた情報と、販売所の方に話を聞いたので間違いない事実のようです。

で、あれば、朝日はもう十分な社会的制裁を受けていると考えられます。すぐに許せとは言わないですが、あの謝罪会見を否定したり、この上でますます朝日を叩けば、

他のメディアはもう、今後二度と謝罪なんてしなくなりますよ?

だって、今回の朝日の話だって、何年前の話だって感じです。こんなのをほじくり出して、せっかく大真面目に謝罪までしたのに、その上で叩かれまくったら、むしろ、今後は

寝た子は起こさない方がいい

が常識になっちゃう。だって、今まで朝日新聞、誰も叩いてなかったじゃんってね。謝ったから→叩かれた、じゃ可哀想です。朝日新聞の誤報問題を受けて、今後とる方向性はシンプルです。

・僕ら国民→せめて、先進諸国の一員として恥ずかしくないメディアリテラシーの力と常識を身に着ける事(朝日はもうほっとく)

・安倍政権→世界に向けて、しっかりと間違った認識を正していくこと

これだけだと思います

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