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一見、風景写真を青く加工したものに、青くない元写真を星形でコラージュしたような作品。しかし違う方向から見てみると...

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見てお分かりの通り、これは角度によってひとつの絵が浮かび上がるトリックアートとなっているんです。

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こちらの作品はフランスのアーティストGeorges Rousse(ジョルジュ・ルース)さんの作品。彼のこれらのトリックアート作品は、ひとつの特徴があります。

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それは廃墟を使って制作されているということ。

彼が廃墟にトリックアートを描く理由は、社会の変化と共に捨て去られる運命になった建築物は「人間の悲惨さを思わせる空間」であると同時に、「放置されて閉ざされた空間には神聖なものが生まれる」という彼の考えから。廃墟が持つ最後の輝きをひとつの作品として表現しているのです。

解体が決まっている廃墟をキャンバスにするため、その作品が存在していたという証しは唯一最後に撮影された写真のみになります。

彼は日本にも親交が深く、阪神大震災後には「廃墟から光へ」という作品や、東日本大震災後にも「ジョルジュ・ルース アートプロジェクト in 宮城」を行うなど、被災者の人たちとともに残された空間をアートに変えるプロジェクトで被災地を勇気づける活動なども行ってきました。

彼の作品には廃墟ならではの儚さと、鮮烈な色使いによってもたらされる建物が持つ命の灯火のような力強さがあります。

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この世に存在しなかったのように消えていく廃墟に最後の彩りをもたらすGeorges Rousseはまさに「廃墟の化粧師」と呼ぶべき存在です。

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