フリーアナウンサーの長谷川豊です。

くろたまさんほか、沢山の方から頂いたご意見です。

「メディアなぞ、もともといい加減なのだから、別に誤報があるのは仕方がないのは良いとして、間違いだったことがわかったときには、素直に誤りを認め、誠心誠意謝罪しないのはなぜでしょう?

「誤解を招く表現でした、すみません」という謝罪をよく耳にするが、これって、「私たちは間違いなく伝えたが、表現がまずかったので、おまえらが間違って受け取っちゃったな。おまえらが間違えないように表現するよ」といっているように聞こえる。

素直に、「我々の認識が間違っており、誤った情報を流しました。正しくは○○であります。お詫びいたします。」と言えばいいと思う。 大した中身じゃないのに、私たちが正しいという、変なプライドは何処からくるのでしょうかね? 」

他の方からもいただきました。「なんで朝日新聞は謝らないんだー」って。

なるほどなるほど。これはもちろんごもっともな意見なんですが、朝日側から見ると当たり前というか…多分…そう言ってる皆さんって、「メディア」っていう言葉を用いて、実は何種類もある『メディア』をゴッチャにしてませんか?この質問に対し、結論から言いますと、


「謝る必要なんてないから」


なんです。

これは古巣を辞めてからいろんな現場で出会ってきたことなんですが、日本人、「メディア」をごちゃまぜにして話しますよね~…。例えば、「テレビはさ~」っていう愚痴。もうね、多いのなんのって。

僕の「メディアリテラシーの教科書」にも書いてるんですけれど、「テレビ」ってそもそも4種類あります。知ってました?要は「NHK」と「民放各局」と「独立U局」、あと「有料チャンネル」ですね。これ、全部全然違うんです。

何が違うか?とか言いはじめるとけっこう長くなるので、それはまたいつかの機会にしますが、とにかく、これらのテレビ局の中でも「国民のお金」を集めてやってるNHKと、国民のお金を出し合って作った東京タワーやスカイツリー波を使っている(しかも考えられないくらいの安い電波使用料で)キー局5局は、そもそも

「国民の財産」

なんです。なので、放送法ってのでガンガラ占めになってます。守られてないのもけっこうあるけれど、現場の人間は本当に出来る限り守ってます。その中で特に大事なのが4条と6条と9条です。この3つはどんな入社したばかりの人間であろうと、知ってるって法律でして…

4条は「報道は公平にやりなさいよー」ってやつですね。

6条はね、BPO作りなさいってやつです。ちゃんと外部の期間に監視させなさいって。
で、9条が「間違ってたんなら訂正放送しなさいよ」です。そんな感じで覚えてくだされば普通の人は十分です。

国民の財産たるテレビってのはですね、放送法がありますから、ちゃんとした外部機関がありますし、監視もしてるし、そこが認めたんなら「訂正して謝りなさい!」って決まってるんです。これは法律でそう決まってるんです。

よくテレビで見るでしょ?アナウンサーが頭下げてる所。僕も何回頭下げたか。(逆に独立U局や有料チャンネルは経営が悪くなったら即潰れますけど、そこそこ表現の自由が認められてたりしますけど)

話を戻しますが、皆さん、「メディア」ってだけで、これと新聞をゴッチャにしてるでしょ?

違いますからね。そもそも、新聞各社は…

自分たちの営業力で
自分たちの記事と文才で、
自分たちの努力で
自分たちの責任において

「報道の自由」の旗印の下で報道を行ってる機関です。新聞って、スカイツリーの電波、使ってないでしょ?彼らは自らの才能と誇りでここまで大きくなった新聞社です。そして彼らの最大の武器こそが「報道の自由」というものです。日本ではこの「報道の自由」がとても大切な権利として認められています。なので、朝日の誤報の問題なんて、僕は何回もこのブログで言ってますけど…

新聞は正しい事しか言わないんだー
新聞を信じてればそれでいいんだー

って「思考停止してる皆さんが悪い」んです。そもそも、新聞なんてものはものすごくイデオロギーが反映されるもんなんです。

読売新聞が安倍内閣の支持率を64%って報じてもいいんです。朝日新聞が47%って報じてもいいんです!

違いすぎるがなぁ(涙)!

って嘆いてる人、そもそも新聞の原理原則をおさらいしましょう。ナベツネさんがいる読売グループの記事ですよ?自民党万歳新聞に決まってんじゃん。次の総理大臣を決める場所になぜか同席してる人ですよ?自民党を悪く書くわけないでしょうが。

朝日新聞は知っての通りでしょ?さすがに僕も新しい内閣で47%ってことはないような気がしますが、朝日新聞的にはその数字が「真実」だからいいんです。報道の自由なんだから。ものすごい偏った調査しても「調査」は「調査」なんだから。

新聞ってそんなもんです。それでいいんです。それらをちゃんと読み比べるから、勉強になるんです。両方の意見を僕たちは入れられるのです。

朝日新聞が吉田さんとかいうウソつきおじさんの言う事をそのまま記事にしましたって?

いいんですってば。何も悪くないんです。だってそれがメディアですから。吉田さんがそう話したのは本当の事でしょ?悪くなんてないんです。悪くないのになんで謝らなきゃいけないのって話。これが質問に対する答えです。シンプルで申し訳ないですが。(人としてって話はおいときます。それ言いはじめたら僕も当然謝るべきだとは思うけど…)

で、この話のついでにもう一つ言いたいのですが、それが安倍さんの今後に対する期待です。

さっきの朝日の話をすると、「朝日は日韓関係に亀裂を入れたんだー!」とか「世界中に慰安婦像が立てられてー!」とか言いはじめる人がいるんです。でもね、そういう人たち…ホント、ちゃんと勉強してよってね。

あのね、悪いのは宮沢喜一さんと河野さんです(断言)。そして当時の自民党です。

朝日新聞なんてサヨク新聞なんだから、そんな誤報くらいしますってっば。なのに、それをちゃんと調べもせずに、ろくな裏取りもせずに、日韓首脳会談でぺこぺこ謝ったのが宮沢さんです(←1993年1月のやつね)。

おいおい、総理大臣が謝っちまったよってんで、大慌てで、「政府として」認めるしかなくなった。なので出されたのが「河野談話」です。

慰安婦が世界的にどう、とか、
国連でこんなにも、とか、

根拠となってるのって、ほとんど「河野談話」だからね!???国際社会的には「政府が認めた」って所がデカいのです。

朝日叩けばいい問題か?東スポさんが「UFOが襲来するんです」って書いたからって特別予算を組みました、と。でも、待てども待てども、宇宙人は来ませんでした、と。

おい、東スポ!金返せ!

って責める気か?ぜんぜん違うでしょ?朝日新聞を責めてる人たち、朝日の責任がゼロとは言わんけれども、本当に間違ってたのは昔の自民党だってば。

それを正そうと懸命に動いてたのが安倍さんであり、もう亡くなった中川昭一さんです。そして産経新聞です。今、読売新聞が後だしじゃんけんで、今さら朝日を叩きまくってますが、いい加減にしろ、といいたくなる。今、朝日を叩いていいのは産経新聞だけだ。ずっと何十年も努力してきたのは紛れもなく産経新聞の記者たちだ。人のフンドシで相撲を取るな、といいたくなる。

僕は安倍さんのこの1年に大きな期待を寄せています。安倍政権は歴史的な政権になるポテンシャルを秘めているためです。

僕は秋の臨時国会中に

1、河野談話を明確に取り消し、
2、河野さんを国会に招致すべきだと考えます(どうせ朝日の関係者は逃げ回って出てこないだろうし)。

そして、来たるべき来年の2015年の8月15日…あの戦争が終わってからちょうど70年のその日。

新しい「政府談話」を発表できる可能性があるのは、僕は安倍さんだけだと思ってます。

大ウソ談話を完全に取り消し、日本国政府としてどこまで毅然とした態度で臨めるか。逆にそれが出来なければ、安倍さんの内閣は致命傷ともいえる支持率の下落を経験することでしょう。

やらなければいけないことは沢山あります。国連でも説明しないといけない。中・韓の内政干渉にも対峙していかなければいけない。

でもきっと安倍さんなら出来る。安倍さんはずっとそれに取り組んできた人のはずだ。盟友である天国の中川昭一さんに届けるためにも。

今でも「慰安婦は強制連行された」と記述されている教科書があるそうです。

新しい政府談話が発表された日…その日から、僕ら日本人はやっとこさ、「じーちゃん達は朝鮮の人たちをレイプしまくってたんだぜ」と書かれた教科書を子供たちに見せなくて済む日が来るのです。戦争万歳とは話が違う。これは

やってない事を「やってない」というだけの話だ。

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