こんにちは。フリーアナウンサーの長谷川豊です。

タレントとしても活躍している教育評論家の尾木直樹さんが気炎を上げている。

「尾木ママ“宿題代行業”は「れっきとした『詐欺罪』!!」

本当にその通りだ。尾木さんの御意見に激しく同意したい。僕自身、このニュース番組をリアルタイムで見ていて、あまりにも強い違和感を感じた。

もう…情けなさすぎるので、「どの局」の「どのニュース番組」だと改めて言う気も失せるが、はっきり言って、夕方のニュース番組で扱うネタでもなければ、こんな話に対して毅然とした態度一つとれないのであれば、もう、ニュースなんて辞めちまえと言いたくなる。

夕方のニュースだった。

「宿題代行が流行っている」という驚きのニュース。

模倣犯の可能性も考えず、その特集コーナーでは、どのように申し込むのか、どのようなサービスなのか、料金はいくらいくらなのか、さらに驚きなのは…

「ポスターの作品として入賞するレベルの作品の場合は○○円(←ちょっと高い)で…」

といった驚愕の紹介までもがされていた。

スタジオに下りる。いつも、大したスクープでもないのに

「スクープです!」

「続いてです(←そもそも日本語としておかしい)!スクープです!」

と息巻いている女性キャスターが苦笑いしておしまいだった。いつも舌鋒鋭いあのキャスターが。何かの圧力でもかかってたのか?

なんなんだ???この特集!??何故、攻めない?なぜ糾弾しない?

そもそも子供の宿題だぞ?なんで親が金出して解決するんだ?疑問に思っていると、その分の時間を

「お受験のお勉強のために」

費やすのだそうだ。…狂いすぎている…。もう、どこから突っ込んでいいか分からない。

お受験に一生懸命になっておエラい大学様をお出になられた、暗記が上手いだけのアホどもがどれだけ、社会的に狂ってるか良く分かるエピソードとしては、皮肉なことに秀逸な作りだ。

はっきり言っておく。「宿題」は子供の「義務」だ。色々と無駄なこともあるかもしれない。長い人生において必要ないかも知れないポスター作りなどもあるだろう。気持ちが分からないとは言わない。はっきり言って金で解決とは言わなくても、僕自身

「も~なんで、こんなことしなきゃいけないんだよ~」

と愚痴りながらやってたもんだ。

でも、それが社会だ。社会人になったって、無駄なことなんていくらでもあるし、理不尽なことくらい毎日のように体験する。

でも、義務ってものがあり、それをみんなで少しづつこなしているので、秩序のある社会が保たれる。みんながルールをほったらかしにし始めたら中国みたいな状況になる。そんな国でいいのか?僕はやだぞ?そんな国。

まず、子供の宿題を金で解決しようとする親。

子供にそんなことを教えて、満足なのか?それで受験を受けて、暗記テストで点数取って、それで子供が育つとでも思ってるのか?夏休みの宿題を、親の財布から金を出させて人にやらせて、本当にその親は子供に対して恥ずかしくないのか?自分は親だと胸を張るのか?

感覚がマヒしている親には同情しかない。今世ではしょうがないのなら、来世でもう少しまっとうに生まれてくることを祈る。

そして、そんな代行を行っている業者。

分かる。分かるよ?いろんな職業はあっていいと思う。それは資本主義のルールだ。でも、んなもん、取材、受けるなよ。取材受けて、堂々とインタビューに答えてどうするよ?おかしなことをしているっていう感覚すらないのか?

そしてそんな状況を、視聴率が取れそうだから、と恥ずかしげもなく堂々と垂れ流しするテレビ局!

しかも、お前たち、報道局だろうが!!なにやってんのさ!

尾木ママが言うまでもなく、人に金を払って書かせたポスターで、コンクールに出すことはれっきとした詐欺行為だ。コンクールの場合など、「賞金」「商品」が存在し、その作品の「著作権」は「提出者」に帰属することとなる。

つまり、A君が提出した作品が全国的なコンクールで優勝したりするとしよう。その作品は「A君の著作物」となるのだ。あの特集組んだニュース番組、お前ら、どんな思いで佐村河内騒動のニュースを流してたんだ?彼の事はボロカスに叩いてたクセに、この特集はいいってのか?

コンクール入賞となれば、通常であれば、クオカードくらいは出るだろう。賞状も出るだろう。彼はその経歴を履歴書にも書けるかもしれない。僕は著作権の資格を持っているが、この行為は明確な犯罪行為であると断言できる。そんな手助けサービスを…なんで、公共の電波使って流してるのか。

あの特集を組んだスタッフ!お前ら報道局に勤めてて、んなことも分からない訳ないだろう?なのになんであんな特集したんだ(涙)?そこまで視聴率に困ってるのか?なんで犯罪行為の宣伝の手助けをしているんだよ?

久しぶりに見ていて恥ずかしくてたまらなくなった。二度と、このような狂った特集は組まない事を祈る。

(見出し画像引用元:exblog.jp

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