こんにちは。イケダハヤトです。

「自立生活サポートセンター・もやい」が「ホームレスの4割が襲撃されたことがある」という調査を発表していましたね。

「ホームレスのくせに甘えるな」?

これに関して、ツイッターなどでは「野宿しているんだから仕方ない、自分で守れ」「ホームレスを甘やかせるな、ホームレスは甘えるな」なんて意見がちらほら見受けられました。えー、マジで言ってるんですかそれ。

基本的に間違っているのは、他者に甘えることができないから、自分で自分を守ることができないから、人はホームレス状態に陥るんですよ。

ホームレスの仕事づくりに取り組むビッグイシュー日本の佐野代表は「人間はひとりぼっちになるとホームレスになるんです」と語っていました。

ある意味では、自分一人でなんとかしてしまおうとするから、ホームレスになるということです。その印象とは逆に、ホームレスの人たちは自己責任で問題を解決しようとして、その結果、路上に放り出されたと考えることができます。

「ホームレスは甘えるな!」と言う声も聞こえますが、個人的には、困っている人はどんどん甘えるべきだと思いますけどね。

甘えるというのは、自立への大きな一歩です。大きすぎる一歩といってもいいでしょう。ほんっとーに!甘えるのは難しいですから。

ぼくも大の苦手です。適切に他者に甘えるというのは社会で人が生きていく上で必須の、重要なスキルなのです。困っている人は、どんどんそれを身につけていかないといけません。

「ホームレスを甘やかすな!」という声についても同様で、支援においては、ある意味での「甘やかし」が求められることがあります。

たとえばホームレス支援においては「炊き出し(無料の食事配布)」が行われますが、あれも「甘やかし」といえば「甘やかし」で、実際「食事をあげるなんて甘い!」みたいな声はあります。

が、あれはホームレスとなった方々との重要な接点なのです。

炊き出しで彼らの現状を見て、ヒアリングして、信頼を獲得して、次の支援につなげるという機能があるわけです。そうでもないと、なかなか接触するのが難しい方々ですからね。

誰かに優しくされた経験があるから、人は誰かに優しくなれるんだと常々思います。

うちの妻とか、ホント優しさのキャパが広いんですよ。ぼくは割と自分で来てしまった感があるので、優しさのキャパが人より狭くて大変です。

昨今の社会情勢を見るに、それが必要であるのなら、どんどん誰かに甘えて、その分だけ誰かを甘やかした方がいいと思っています。「甘えん坊」の子どもと一緒で、どこかで甘えることからは卒業しますよ。さっさと栄養をあげて大人にした方が早いんじゃないかな。

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