日本で最高峰の大学・東京大学。政財界、研究機関、法曹界などに続々と人材を送り込む大学ですが、学生や出身者に会ってみるとその頭の良さに驚かされると同時に、「あれ、普通の感覚持ってるじゃないの」なんて思うこともしばしばです。つまり、部外者が勝手に東大関係者のことを神格化し、さらには「自分達とは違う」と区別しているのです。

そんな東大、東大生、東大出身者にありがちな言動を関係者への聞き取りからまとめました。なお、東大のことを「最高学府」と呼ぶこともありますが、これは誤用です。「最高学府=大学(院)」のことなので、どこの大学であっても「最高学府」です。

大学名を聞かれ「東京大学です」とフルネームで呼ぶ

学生曰く、「東大」と言った場合に「東海大学」も「東洋大学」もあるために「東大」という略称をすべて言うのはそれらの大学に失礼だと感じるようです。しかしながら、彼の悩みは「『東京大学です』と言うと、自慢しているように取られているような気がしちゃって……。かといって『駒場の方です』とか『本郷の方です』も『お前、自意識高いな』と思われそうで……」。どうやらこの呼称問題、なかなか難しいです。

ちなみに大東文化大学の学生の中には「オレ達は東大よりもすごい『ビッグ東大』だ!」と息巻いている方がいました。

入学してから「あぁ、あの東大模試で有名な……」という話になる

東大模試で全国上位に入るような人は東大に入る確率も高くなりますが、その頃の上位の人は東大を目指す人からすると憧れの存在です。そして、実際東大に入学するとそういった上位の人間と出会い「あなたがあの有名な○○××君だったか!いつも東大模試の上位で名前を見ていたよ!」となり、尊敬されます。

よく寝る。すぐに睡眠につく

東大出身の堀江貴文氏は8時間睡眠らしいですが、東大生は案外長時間寝ています。確かに本番前は睡眠時間を削ってでも勉強したりしますが、普段の生活ではよく寝ています。また、床についたらすぐに睡眠状態に入り、朝はスッキリと目が醒め、濃密な一日を過ごすのです。

駒場であまりお金を使わない

教養課程のある東京・駒場よりも井の頭線で2駅の下北沢か渋谷が飲み会の場所となります。駒場にも飲み屋は多少あるものの、地元のオッサンなどの方が多く、東大生がグデングデンになっている姿などはあまり見ることはできません。

20年ほど前までは、裏門近くに東大生御用達の飲み屋はけっこうあったのですが、拡張工事などで店はなくなってしまいました。

文IIIの学生が過度にコンプレックスを持っている

文系の場合、文I(法学部)→文II(経済学部)→文III(文学部)の序列が存在します。よって文IIIの学生は「オレたちバカだから」と自虐的に言うことがあります。もちろん、本音ではあまりバカだと思っていないのは言うまでもありません。

かつて、就職活動では「ミンカン」という侮蔑の言葉があった

東大は元々官僚の養成大学の側面もあったため、超難関の国家I種試験を受ける学生が多いです。ほかにも司法試験合格者も多数。就職活動の時期、霞が関の官庁への就職活動をしている学生は民間企業への就職活動をしている学生の「お前、ミンカンなの~」とややバカにした感じで言うこともあったそうです。

「ミンカン」とは「民間」のことですね。

地方の公立進学校出身者が入学直後に疎外感を覚える

開成、灘、桜蔭、筑波大付属駒場、麻布、ラ・サールのように、数十人以上(開成は2014年は158人)が入るような高校出身者は東大に入った時点で各クラスに何人か高校時代からの仲間がいます。

彼らは地方から出てきて右も左も分からず、知り合いもいない公立進学校出身者をよそに、コンパに励み、いきなりリア充生活へ。一方、スタートダッシュに乗り遅れた公立進学校出身者はその後の4年間、あまり友達もできずに過ごすこともあるようです。

バイト先で「おい、東大」と呼ばれる

東大生といえども、家庭教師のように割の良いバイトばかりをするわけではありません。パン工場や印刷所、引っ越し屋などのバイトも当然やることになります。となれば、そこではベテランの高卒の人からは「東大生といっても大したことねぇな」なんて心の中では思われ、呼ばれ方は「おい、東大」になります。

女子学生は学校名を偽ることも

他大の学生だけが参加する合コンで、東大女子は東大ではない別の大学の学生である、と嘘をつくことがあります。というのも、男子学生の中には自分よりも偏差値が高い大学の女子がいると途端に卑屈になってしまう人もいるからです。

「『特に早慶の人に多いのですが、私が東大だと知ると途端にプイッとあっちに行っちゃったりするんです。それはイヤなので、大学名を聞かれたら絶妙に彼らよりも少し下の女子大の名前を言うことにしていました」(東大OG)

会社に入ると「東大なのに使えない」と言われる

東大に入るには地頭の良さは必須ですが、仕事になると話術や人当たりの良さなども重要になってきます。それが故に事務作業をやらせれば東大出身者はさすがの仕上がりを見せますが、営業などになると話は別。

接待の席で取引先にお酌をしないなど、気が利かない行動をすると「ホント、お前、東大出身なのに使えねぇなぁ」と言われてしまうことがあります。

とまぁ、周囲の期待値が高いだけに、色々と彼らなりの苦労もあるようです。そんな彼らのことをより理解できるであろう本がコレです。

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