先月、スポーツ庁が「FUN+WALK PROJECT」と題した動きやすい服装での通勤を推奨することを発表しました。その中でも話題になったのが「通勤時のスニーカーはありかなしか」

タイトな時間と満員電車、男性の革靴もそうですが、通勤時の女性のヒールは結構過酷であるのは間違いありません。電車に間に合わないと走って転んでしまったら、足首をねじったり、踵を折ってしまったりと想像するだけで背中がぞわっ。

けれど世界では、わざわざヒールで走る女性がいるといいます。それってどういうこと?実はハイヒールでの本気の短距離走大会が、毎年各国で開催されています。その名も「Glamour Stiletto Run(グラマー・スティレット・ラン)」

しかもこの大会は結構な賞金もでる国もあり、かなり本気のバトルが繰り広げられます。確かに急ぐ時にヒールで走ることもあるけれど…短距離とはいえ、かなりハードルが高い!

しかしこれで驚いてはいけません。この秋、ついにハイヒールでフルマラソンを完走した女性が現れたのです。

ハイヒールでフルマラソンを完走してギネス記録に!

ハイヒールでフルマラソン…その過酷さ、想像すらできません。その偉業を成し遂げた女性は、アイリーン・ソウェルさん27歳。もともとアイリーンさんは、社交ダンスのプロ。ヒールで踊ることには慣れていました。そしてダンスを引退し、トライアスロンとランナーとして活躍していたのです。

2015年4月、英国在住の37歳の女性が「ギネス世界記録入り」を目指して5インチ(約12.7cm)のハイヒールでロンドンマラソンに挑戦したという記事を目にして、この挑戦をひらめいたとか。

英国の女性の挑戦は、それまでフルマラソンを走ったことがなかったこともあり、残念ながら失敗に終わりました。しかし、ヒールとラン、両方の経験を持つ自分なら…と考えたアイリーンさんは、ハイヒールでのフルマラソンを決心したのです。

1年かけて入念に準備

ただの思いつきで終わるつもりはなかったアイリーンさん。1年かけて入念に準備しました。ヒールで走り続けることで、つま先が痛み走ることができなくなったこともありました。

ヒールで働くだけでも、1日の終わりには足がパンパンになるもの。ましてやヒールで走るとなると、疲れだけでなく地面に足をついた時の衝撃もすべてつま先に集まってしまいます。

そこで医師と相談し、通常の練習はスニーカーで行いつつ、並行してヒールで走る練習をすることにしました(動画)

そして練習しながら、走ることにぴったりなハイヒールを探しました。とはいえ、そもそもハイヒールは走ることを想定して作られたものではありません。その作業は難航。

最終的に、長時間走っていてもし足が腫れてしまっても大丈夫なように、つま先の出るタイプのハイヒールにすることに。ギネスの規定である3インチ(約7.5センチ)以上のヒールを何足も試し、フルマラソンの大事なパートナーとなる1足が決定しました。

この高く細いヒールで42.195キロ…なぜにそんな無謀な挑戦をしようと思うのでしょうか。すごすぎる。

ついに本番!無事に完走なるか?!

そして2017年10月15日、米テネシー州で開催された大会に出場。見事なランで、1年の練習の成果を披露。沿道で応援する人々も、アイリーンさんの足元を見て驚きの表情です。

しかしヒールでのランは、スニーカーのようなスピードでは走れません。タイムリミットは7時間半。もしリタイヤせずに完走しても、時間内にゴールしなくてはギネス記録にはなりません。

さて、その結果は…
残り2分のところで無事にゴール!

みごとギネス記録に認定されました。

問答無用ですごすぎる!

無茶すぎるチャレンジを成功させたアイリーンさん。その強靭な体力と精神力、なんともはやスゴすぎです!

チャレンジを表明した後は、心配する家族や友人から止められることもあったといいます。人からみたら無謀に思える挑戦でも、自分の力を信じて努力を続けることで、そのゴールにたどり着くことができる、世界中の人たちが、アイリーンさんの挑戦に勇気をもらった1日となりました。

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