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今年2017年に没後50年を迎えたキューバ革命の英雄“エルネスト・チェ・ゲバラ”。革命家、反帝国主義のカリスマとして、また、革新を想起させるシンボルとして今もなお世界中でゲバラの存在は明確に息づいている。

そんな彼の“意志”に共感し、ボリビアの軍事政権との戦いで、1967年8月に25歳の若さで散った実在の日系人、フレディ前村ウルタードの知られざる生涯を、日本・キューバ合作で描く映画『エルネスト』が現在、絶賛上映中。

10月14日(土)には有楽町スバル座にて、大ヒット御礼舞台挨拶を実施。主演のオダギリジョー、阪本順治監督が登壇した。

フレディ前村の役作りについて質問されたオダギリは「髪の毛を一年半伸ばし続け、スペイン語も準備を入れたら約一年は習得に時間が掛かりました。爪と髭も三ヶ月ほど伸ばしっぱなしにしたので、生活に支障が出るほど大変でした」とコメント。

阪本監督は「フレディ前村のご家族に映画化の許可を取りに行くところから始めました」と制作の過程を振り返り、「フレディ前村のお姉さんであるマリーさんが、医者になろうとキューバに渡った弟が、武器を手に人を殺めるかもしれない道を選び、弟は苦しんでいたんじゃないかとおっしゃっていた。それを聞き、本作を戦争映画として描くのではなく、フレディ前村の学生時代にフォーカスしようと思いました」と語った。

また、二人にとってチェ・ゲバラとは?という質問に対し、オダギリは「カストロやカミーロもそうですが、日々の生活の送り方や生き方が全然違う。国のために、革命に身を捧げるなんて普通は出来ない。彼らの生き方を知ると、一分一秒も無駄に出来ないと思わされました」と語り、阪本監督は「キューバ革命を成功させた後、それなりの地位を得たにもかかわらず、権力にしがみつかなかった。今の政治家とは大違いですね」と皮肉交じりに語り、会場を沸かせていた。

また、《自分のすべきことは自分で考えろ》という劇中の台詞にちなみ、自分のすべきことをどう考えているのかという質問に対し、オダギリは「いつも、こういった舞台挨拶や取材で話す時、事前の準備はせずに、自分の思うことを話しています。感覚で行動していくタイプの人間なので、嘘をついてまで、上手くやり過ごそうとは思わない。このスタイルでこの先もやっていこうと思います」と熱く語り、会場からは拍手が沸き起こった。

最後にオダギリは「この作品は、40代を迎えた僕にとっての集大成だと思っています。この作品、僕が演じた役を越えるというのが、これから先の僕の課題だと思います」と熱く語り、舞台挨拶は幕を閉じた。

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