記事提供:messy

Lilyさん宅でまったり紗栄子(紗栄子Instagramより)

一挙手一投足が話題を呼ぶ女・紗栄子(30)、富豪と付き合って大騒ぎ、富豪が絵だの家だの買って大騒ぎ、プライベートジェットで飛んで大騒ぎ、別れて大騒ぎ、息子たちを連れたイギリス移住で大騒ぎ、一時帰国で大騒ぎ、もちろん騒いでいるのは紗栄子本人ではなく遠い周辺である。

紗栄子もインターネット利用者だろうし、自分の名前を検索することはあるだろう。LINEニュースやYahoo!ニューストップに自分の名前が躍るのを頻繁に目にするだろう。紗栄子自身は、この喧騒をどう受け止めているのか。

「身に覚えのないことをすごく言われるし、書かれるし、私はあなたたちに何か悪いことをしましたか?って」

こんなふうに、実は彼女ははっきりと、答えにくいような問いに答えている。今年6月に創刊された雑誌「4MEEE Magazine 2017 SUMMER」(ロケットベンチャー)でのロングインタビューでの発言だ。

インタビュアーを務めた作家のLily氏はプライベートで紗栄子と親交があり、これまで紗栄子が言いたくても言えなかったであろう言葉や、あるいは言いたくなかったかもしれないことも含めて、見事に引き出している。

特に唸るのは、紗栄子が叩かれていた一番の理由はお金だろう、と切り込んでいるところだ。

一流アスリートである野球選手のダルビッシュ有と結婚、二児をもうけて離婚した紗栄子には、巨額の財産分与があり月々の養育費も莫大だと報じられた。

以降、彼女が素敵なインテリアで飾った自宅の写真をSNSに投稿すれば「ダルの金で豪奢(ごうしゃ)な暮らしをしている」と叩かれ、zozotownの前沢友作氏との交際がわかれば「また桁違いの金持ちを引っ掛けた」と叩かれ、息子たちをイギリスの学校に入れたことについても「男の金で…」と叩かれる。

だが彼女自身、いくつものファッション誌でカバーを飾るなどファッションモデルとしての仕事をこなしており、収入の少ない女性であるはずがない。

そんなお金のことについて、紗栄子はこう語っている。

「人のお金で生きている人だと私のことを思っている人が多いのはわかっているけど、私は働くことが好き」

「養育費で生活していくこともできる中、自分はお母さん業に専念して子どもたちとずっと一緒にいた方がいいんじゃないかって(葛藤もあった)」

「お金も好きだけどね。仕事をする以上、自分の稼ぎは、うまくできたか出来ていなかったの目安になる。自分の実力の対価だということは、努力の量もわかる」

お金と切り離したところに自分の働く意味はあるとしながら、一方でお金という形で仕事を評価されることを堂々受け入れている紗栄子。潔い言葉は続く。

「男の人に貢がれて着飾らされて“俺の女だ”ってされるのは好きじゃない。プレゼントはもちろん嬉しいけれど、自分で汗水たらして稼いだお金で手に入れるもの、がその過程を含めて、一番好き」

「賭け事も好きだし、為替も好きだし、投資家は向いていると思う」

紗栄子がこんなにきっぱり「お金」の話をしていることは、珍しいのではないか。実物ではない、カメラのレンズを通した彼女の姿や編集された彼女の言葉はいつももっと、ふわっと可愛らしい演出を施されている。

でもだからこそ、彼女(の表面的な姿形)を好きだ・可愛いと虜になる男女がいる一方で、大嫌いだ・嫌な女だと唾棄(だき)する勢力も増えていく。

つまり、こんな頭からっぽそうな女が好き放題生きて幸せそうにしているなんて許せない、と憎しみを覚えるのだ。

でも紗栄子が幸せな今を手にしているのは、すべて彼女自身が掴みとったものなのだから仕方ない。彼女はいつも1番になりたかったのだという。

「子どもながらに男女差別を感じていたのもあったし、小学校になったら身体能力の差を感じて」

「それでとても惨めな思いをして。努力では越えられない壁を感じて、悔しかった、すごく…」

というわけで好きなタイプの男は、圧倒的に強い男であり、彼女自身がベストを尽くしても超えられないレベルの男が「超タイプ」。そうした男を攻略してきたのは彼女のパワーなのだから、やはり彼女自身が掴みとったものなのである。

紗栄子はおそらく戦略家であり、取捨選択がうまい。20代の若さでも冷静な決断をする力があったのだろうし、度胸もあるのだろう。

そして紗栄子は、いい女の振る舞いをしてハッピーオーラを出していれば、自然と同じようにハッピーな人間が周りに集まるし、自分のような女を毛嫌いする男たちは寄って来ないと知っている。

「自分のことが好きで、自信がある女を嫌がる男なんて、ケッ!って感じ」

良い意味での自己愛。自分が自分を肯定して愛していることが幸せにつながっている。

私は紗栄子のことを正直に言って全然好きではないし可愛いと思えない(ファッションもメイクも好みのタイプではない、というだけのこと)けれど、このロングインタビューを読んで彼女の思考を初めてクリアに感じ取ることが出来た。

そして彼女を支持する女性が一定数いることにも納得がいった。男に媚びて庇護されて輝くタイプではなく、愛されながらも従順ではなく「自分がやりたいこと」を最優先にするワガママさこそ若い女性にとって支持すべき大事なポイントなのだと思う。

だから紗栄子に「ピュア」「ナチュラル」といった形容をするのは、ちょっと違う。賢くて貪欲で、“普通”とはかけ離れたバイタリティの持ち主だからここまで彼女は成功しているのだ。

もし彼女がちゃらんぽらんで何の努力もせずにいたら今の地位は築けなかっただろうし、吸収力は人の何倍もあるだろう。成り上がりは伊達じゃない。あらためて紗栄子の良さを知ることができる、重~いインタビューだった。

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