財布のひもを握る“夫”が年々増加中!

一昔前の日本では、妻が財布のひもを握り、夫がお小遣い制で働きに出るという家庭が一般的でした。しかし女性の社会進出や男性の家事参加が話題になる昨今では、“家計管理”の方法にも変化の兆しが見えています。

夫が家計を管理している世帯が増加中!

9月14日、労働政策研究・研修機構が行った「第4回 子育て世帯全国調査」の調査結果が発表されました。データを見てみると、妻が家計を管理する家庭の低下傾向が顕著になっています。

「家計の管理方法」についての質問では、「妻が管理」と答えた人が全体の61.2%と割合的にはトップ。ところが前回の調査結果と比べると、65.5%から約4ポイントダウンしています。

また専業主婦世帯の回答に注目してみると、こちらも前回より約4ポイント低下の57.3%。前々回との比較では約9ポイントもダウンしており、低下傾向がより鮮明に表れました。

そして「夫が管理」と答えた世帯は12.9%と少ないながらも増加中。前々回の9.9%、前回の11.3%から、着実にポイントを伸ばしています。

この調査結果に既婚女性からは「夫がお金管理とか大丈夫なの?有事の際に色々と困りそう」「かなり興味深い調査結果だと思う」との声が。

そして意外なことに、「夫が管理」と答えた割合が一番多かったのは専業主婦世帯の18.0%。反対に妻が正社員の共働き世帯は7.4%とかなり低い数値に。

共働き世帯の場合は、「夫婦ふたりで管理」「予算を決めず、夫婦どちらも管理しない」と答えた人が他の世帯にくらべて多く、そもそも“どちらか片方が管理する”という方法を採用していないようです。

ネット上の声を見てみると「うちは夫が家計管理してるから、夫の収入を知ったのもつい最近」「妻とか夫とか関係なく、管理出来る方が管理するべき」「そもそもお互い大人なんだし、共働きなら“管理”なんてしなくてよくない?」との声が上がっています。

【図表】ふたり親世帯における家計の管理方法(「第4回 子育て世帯全国調査」より)

家計をしっかり支えるには?

とはいえ、しっかり家計を管理していないと「気がついたら赤字だった!」なんて事態にも。夫か妻のどちらが財布のひもを握るにせよ、“子どもの進学”や“マイホーム購入”などの出費に備えてお金を貯めておくのに越したことはありません。

2015年に放送された「助けて!きわめびと」(NHK)では、ファイナンシャルプランナーの横山光昭が家計の極意を伝授していました。まず1つ目の極意は「通帳は3つの目的に整理する」。

“日常の生活費に「使う」通帳”“もしもに備えた生活防衛資金を「貯める」通帳”“教育費や老後に向けた「増やす」通帳”の3つに分けてお金を管理。毎月の収支をしっかりと把握して、先を見通したマネープランを立てるのが大事なのだそうです。

そして2つ目は「過去の買い物は最良の教師」というもの。無駄な支出を無くすためには「浪費」と「投資」をきちんと見分けることが重要。過去の買い物を“レシート”から分析することで、本当に将来的に有用な“投資”だったのかを見つめ直せます。

大事なのはお金の使い方を“見える化”して、改善していくこと。買い物の分析結果を基に、「○円までしか使わない」といった具体的なルールを設けると、投資に繋がる有効な買い物が出来ます。

夫婦2人で協力しながら家計を管理して、未来につながる“貯蓄”を作っていけると良いですね。

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