記事提供:日刊大衆

インスタント麺の中でも、根強い人気を誇る「カップうどん」。ダシの効いたつゆに、もっちりしたうどん麺、さらに油揚げやかき揚げといったボリューム満点の具材など。もはや“国民食”と言っても過言ではありません。

各メーカーからさまざまなカップうどんが発売されていますが、二大巨頭といえば『日清のどん兵衛』(日清食品)と、『マルちゃん 赤いきつね』(東洋水産)ではないでしょうか。

『どん兵衛』は、日清食品が製造している即席うどんや即席そばのブランド名。

1976年の発売開始以降、おなじみのカップ麺だけでなく、袋めん、チルド麺など、さまざまなタイプがリリースされており、きつねうどんやカレーうどん、天ぷらそばなど、幅広い商品ラインナップで消費者の心をつかんでいます。

『どん兵衛』という名前の由来は、公式サイトによると「うどん」の「どん」と、「どんぶり」の「どん」に、日本人の名前につく「兵衛」をくっつけた造語。

さらに、関西弁で「どん」と言えば、「どんくさい(鈍い、のろい、へまな、不器用な)」を意味する言葉でもあり、スマートさはないが「ほのぼのとした人間的な温かさがあることから、うどんにはぴったり」という理由で名づけられたそうです。

一方、『赤いきつね』といえば、カップそば『緑のたぬき』とともに知られる東洋水産の大ヒット商品。75年に世界初の「カップうどん」として誕生した『マルちゃんのカップうどんきつね』がその前身となります。

東洋水産は、だしの加工などを行ってきた水産会社で、その技術とノウハウを生かして開発。当時、和風カップ麺は珍しく、爆発的なヒットを記録しました。

その後、さまざまな競合商品が登場したことで、パッケージデザインやネーミングを変更。目立つ“赤”を基調としたデザインと、ユニークでインパクトのある『赤いきつね』という商品名にリニューアルされました。

そして『赤いきつね』が販売を開始した78年から現在まで、ずっとCMに起用されているのは、歌手で俳優の武田鉄矢さん(68)。もはや『赤いきつね』の顔ともいえる存在ですね。

ちなみに『どん兵衛』と『赤いきつね』のどちらも、西日本と東日本のバージョンでだしが異なることをご存じでしょうか。

東日本向けは濃いめのスープで、しょうゆの風味がしっかりした味わい。西日本向けは昆布だしをベースに、あっさりした甘めのスープという違いがあります。

そんな、両社のこだわりが詰まった『どん兵衛』と『赤いきつね』。世間の皆さんはどちらを支持しているのでしょうか。

そこで今回は、全国各地に住む10代から80代までの男女200名に「『どん兵衛』と『赤いきつね』のどちらが好きか?」を緊急リサーチ。

究極の選択の結果は以下の通りでした。

◆『どん兵衛』と『赤いきつね』のどちらが好き?

『どん兵衛』派:66.5%

『赤いきつね』派:33.5%

なんと『どん兵衛』が、『赤いきつね』にかなりの差をつける結果に。東日本から北海道にかけては、『どん兵衛』と『赤いきつね』は拮抗した支持率でした。

しかし、日清食品のお膝元である関西地方やその周辺地域では『どん兵衛』が圧倒的な人気を獲得。東日本以北で強い東洋水産と、関西を中心にシェアを伸ばしてきた日清食品の差が、この結果に影響したのかもしれませんね。

今回の結果では『どん兵衛』に軍配が上がりましたが、『赤いきつね』もカップうどんの草分け的な存在。そして日清食品と東洋水産といえば、即席麺の業界シェアの1位と2位であるライバル企業です。

長年、互いに切磋琢磨し合いながら、味や品質を向上してきたのは間違いありません。これを機に両方を食べ比べて、それぞれの違いを味わってみてはいかがでしょうか。

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