私たちの快適な生活は、実をいうと非常に不安定です。なぜなら、現代の生活は電気がない状況下ではほとんど機能しないからです。しかし、私たちが思っている以上に「電気を作ること」は簡単ではありません

まず電気は貯められないという現実があります。現代の技術ではまだ電気を効率よく貯めておくことができないため、災害時に発電所や電線で問題が発生すると、電気は使えなくなってしまうのです。

そこで今回は、せっかく災害グッズを揃えたけど真っ暗で使えない!コンセントがなくて動かない!

などということがないように、「突然の停電」など、電気のない環境下でも使える防災グッズを、前回の防災グッズ記事同様にサバイバルマニアのつぼっちさんが特別に集めてくれました。では、具体的にどのようなグッズを揃えたら良いのでしょうか?

10-80-10の法則

こんにちは。前回の記事『サバイバルマニアが教える「3の法則」に従った自宅用防災グッズ16選』のシェアが意外と伸びて喜んでいる、サバイバルマニアつぼっちです。今回は、もしもの停電のために備えたいサバイバルグッズのご紹介です。

前回の「3の法則」の反響が良かったので、今回も新しい法則をご紹介します。

「10-80-10の法則」とはイギリスの心理学者ジョン・リーチ博士によって提唱された理論です。博士によると大惨事に見舞われた人の行動は以下の3つのカテゴリーに分けられます。

A. 冷静に状況を判断し、迅速に行動にできる人=10%
B. ショックによって、しばらくのあいだ呆然としてしまう人=80%
C. パニックになって泣き叫んだり、自暴自棄になる人=10%

出典 http://www.mag2.com

大惨事に見舞われたら、もちろんカテゴリーAの人々の様に行動するのが理想です。なぜカテゴリーAの人は迅速かつ冷静に行動ができるのでしょうか、その理由を考えてみましょう。

大惨事から生存した人々の中には、過去になんらかの自然災害や事件・事故遭遇した人が多いと聞きます。私の同僚は小学生の頃に火事に見舞われ、東日本大震災の時に揺れが収まったと同時に建物から脱出したそうです。

後に話を聞くと、「子供の頃の火事の記憶が蘇り、すぐに建物から出なければと思った」と話してくれました。

カテゴリーAの人のようになるためには大惨事に遭遇しなければいけない、と言っているわけではありませんが、大事なのは普段からの心の準備です。

それでは、具体的にどのような準備をすればよいのかご紹介します。

1. 各自治体では地震や家事の場合の避難訓練を実施していますので、積極的に参加しましょう。

2. 普段長時間過ごす場所で、地震、火事などが起こった場合の想定と訓練をしましょう。

3. 自宅、会社、ホテルなど自分がいる場所から近い出口を2つ覚えておきましょう。非常事態には人々は混乱しています。必ず自分で状況を分析し行動しましょう。

4. 最低限の防災グッズを普段から持ち歩きましょう。非常事態にはそれだけ持って逃げればいいので余計な思考を省けます。備えたグッズの使い方も日頃から練習しておきましょう。

出典 http://www.mag2.com

前置きが長くなりましたが、今回はAmazonで手軽に買うことができる「停電前に準備しておく防災グッズ」と「停電時に役立つサバイバル術」をご紹介いたします。

停電前に準備しておく防災グッズ

■明かりの確保

普段から慣れ親しんでいる自宅でも、停電時には足をぶつけたり階段を踏み外し転倒したりとても危険な状態です。そんなときは蓄光テープが役に立つでしょう。

懐中電灯などを取りに行く道しるべとして、また階段や家具の角などに貼って置くと、より安全度が増します。懐中電灯などに貼っておくと暗くても場所がわかるようになり、大変便利です。価格:¥698

こちらの商品、通常時の見た目は普通のLED電球ですが、停電時には内臓バッテリーによって最大約3時間の点灯ができます。本体をソケットから外すと懐中電灯としても使用できます。価格:¥3,536

連続点灯時間72時間のランタンです。防滴仕様ですので、色々なシーンにご使用できます。価格:¥2,382

■電源の確保

家族との連絡のために、スマートフォンの充電や、どうしてもやらないといけない仕事をノートパソコンでしたいとき、このバッテリーは必ず役に立つことでしょう。本体にLEDライトがついていますので、懐中電灯としても使えます。

容量が50000mAhあり、一般のコンセントも使用することができます。10個のノートパソコンのコネクターが付属していますので、幅広いノートパソコンに対応できます。価格:¥14,890

こちらはとてもコンパクトなソーラーパネルです。折りたたむと雑誌とほぼ同じサイズながら、21.5%-23.5%の高い効率で太陽光を電気に変換します。スマートICチップの採用により複数のデバイスをバランス良く充電してくれます。

モバイルバッテリーにも充電できますので、効率よく電気を維持できます。価格:¥6,999

■体温の確保

電気が止まると、クーラーやストーブが使えなくなりますが、そんな時にはこちらの商品が役立ちます。体温維持に非常に役立つ寝袋です。人体から発せられた熱の90%を逃がすことなく反射させて体温を維持してくれます。価格:¥14,890

こちらは、薪、小枝、松ぼっくりなどをこの商品に入れて燃焼すると発電される仕組みになっています。発電した電気は本体に蓄電され、たき火をしていない時でも電子機器を充電できます。価格:¥18,193

こちらは電気を使わず、カセットガスで作動するストーブです。カセットガス1本で2時間30分使用できます。コンパクトながら転倒時消火装置など各種安全対策が施されているところも魅力的です。価格:¥10,280

こちらは袋を叩くと化学反応により中の液体が0度の状態に変化。怪我した部分を冷やす時などに使えます。使い捨てカイロと同じサイズですので、鞄の中に入れておくのもいいでしょう。価格:¥979

■水の確保

前回の記事で紹介し、大反響のあったミニ携帯浄水器。水道局が停電してしまうと水道が使えなくなります。こちらの商品は付属の袋に汚水をいれて浄水器に取り付け、その袋を絞ることできれいな水を水筒やコップに入れることが可能。

本体をペットボトルの口に取り付けて浄化された水を飲むこともできます。価格:¥3,990

こちらは雨水や川の水を入れ、高いところに吊るして使用するアウトドア用シャワーです。本体の素材は太陽エネルギーを吸収して中の水を加熱することができます。停電でお風呂に入れない時にとても重宝します。価格:¥1,295

停電時に役立つサバイバル術

自宅で停電が発生したら、まずはパニックにならないように冷静にゆっくりと行動することを心がけましょう。

次に周囲の家に電気がついているかを確認します。もし、自宅以外の電気がついていたらブレーカーが落ちた可能性があります。周囲の家にも電気がついていないなら停電の可能性があります。

停電の場合は慌てずゆっくりと懐中電灯など明かり灯せる物を探します。次に、電気が復旧したときに事故や火災にならないようにドライヤー、ミキサー、扇風機、パソコンなど電気機器のコンセントを全て抜きます。

阪神・淡路大震災では電気が復旧したあとに多くの火事が発生しました。

どうしても外出する必要がある場合は、ブレーカーを落としてから出かけるとより安心です。

生き残れ!?つぼっちのサバイバルレッスン【動画篇】

■超簡単!ペットボトルランタンの作り方

出典 YouTube

懐中電灯は一方向にしか光が当たらないので、このランタンで部屋を全体的に照らせます。

■急時以外使用禁止!電池とスチールウールでの火おこし

出典 YouTube

停電時にロウソクに火をつけようとしても、肝心の火が起こせない場合があります。そんな時に電池とスチールウールで火を起こす方法をご紹介します。

■コップとサラダ油でつくる簡単ランプ

出典 YouTube

サラダ油は食用であれば大丈夫です(キャノール油でもOK)。少量の油でも長時間明かりが灯せます。だいたい5gで2~3時間灯せます。

※これらの方法はあくまでも緊急時の手段です。日常では決して真似をしないでください。使用する際には周りに火が燃え移りやすい物は決して置かないでください。また、いずれの商品もメーカーが推奨していない方法で使用しています。

メーカーが想定しない使用方法にて問題が発生しても自己責任となります。ご注意ください。

最後に

今回ご紹介した防災グッズも、前回同様にあくまでも一般的なものです。ご家族の構成などでまた備えるグッズも変わってくると思います。

備えあれば憂いなし、いつ停電が起きても慌てないように、今回ご紹介したグッズなどを揃えて、来たるべき大規模停電に備えてみてはいかがでしょうか。(おわり)

文/つぼっち:防災のプロを目指すサバイバルマニア。近い将来、防災アドバイザーとして、防災教室を開いたり災害対策の講演を全国で行うことが夢。

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