『お金が勝手に貯まりだす暮らし』(リベラル社)

■専業主婦でも共働きでも、子どもがいてもいなくても…1000人以上の家計を取材して分かった“貯まる人”の暮らしの共通点

『サンキュ!』『女性セブン』『ダイヤモンドZAi』など多くの雑誌でやりくりやお金に関する記事を執筆し、のべ1000人以上の主婦に取材してきたという家計のスペシャリスト、大上ミカさん。

その大上さんが、さらに500人以上の主婦に追加アンケートを行い、確信を持って上梓したのが『お金が勝手に貯まりだす暮らし』(リベラル社)だ。

専業主婦・共働き、田舎住まい・都会住まい、子持ち・子なし…。様々な家庭のお財布事情を取材する中で大上さんが気付いたのが、貯まる人には驚くほど共通する暮らしの習慣があるということ。

しかも特別なものは一つもなく、誰でも明日から始められるようなものばかりだというのだ。

実際に、何をやっても貯められないと悩む人が、暮らしを整えることで劇的に変化し貯蓄体質になった例を多く見てきたという大上さん。そこで今回は、その中でも最も簡単で効果が出やすいという「朝の習慣」について、本書からご紹介したいと思う。

Chapter 1「朝の習慣」

(1)家族より30分早く起きる
(2)好きな飲み物で、ひと息つく時間を持つ
(3)予定を確認し、今日の段取りを決める
(4)気になることは小さいことでもメモする
(5)キッチンとリビングを外出前に片付ける

出典『お金が勝手に貯まりだす暮らし』(リベラル社)

■家計簿や袋分けより、早起きして飲む一杯が効く!「貯まる人」が大事にするのは時間と心のゆとりだった

「貯まる人」は何と言っても早起き!しかも「超」がつくほどの早起きで、4時起き、5時起きは当たり前なんだとか。早起きは三文の得とはいうけれど、なぜそれが貯蓄につながるのだろう。

著者曰く、貯まる人に共通するのが、時間のゆとり、心のゆとりを大事にしているということ。というのも、ムダの元凶は“焦り”であり、焦ると考えることが面倒になって、お金の使い方が雑になるから。

確かに、焦ってスーパーに駆け込んだときほど、安いから、便利そうだからという理由でチグハグな食材を買って、結局余らせてしまうことが私にも多々ある…。

心のゆとりを保つため、「貯まる人」は意識してのんびりした自分の時間を持つ。丁寧に入れたコーヒーを飲んだり、録画したTVを見たり…。家事だ、仕事だと忙しい一日だからこそ、あえて立ち止まることが大切なのだとか。

■「母の日ギフトはお得な早割で」「来年の車検代も今から準備」。「貯まる人」は、ひと月先、1年先を見越している!

朝の習慣の中で、個人的になるほどと思ったのが「(3)予定を確認し、今日の段取りを決める」だ。

・夫に飲み会の予定がある→夫の夕飯はいらない→買い物は少なめにしよう
・来週は遠足→レジャーシートが必要→早めに100円ショップで買おう
・来月は母の日→プレゼントは何にしよう→早割を使ってお得に準備しよう

このように「貯まる人」は、予定を確認することで、ムダな出費を防いだり、お得に買い物したりしているのだとか。一見小さなことのようだが、積み重ねることで大きな差が出てくるのだ。

貯まる暮らしを作る上で、「先を見通す力」は必要不可欠と語る大上さん。貯まる人はなんと半年先、1年先、10年先の予定まで把握しているというのだから驚きだ。

確かに、年末の帰省にかかる交通費や来年の車検代まで見越していれば、その時になってバタバタ貯金を切り崩すこともなく、ゆとりを持って生活することができる。

一朝一夕では身につかなそうな「見通す力」も、続けることで、今日の予定→1週間先→1か月先…と、どんどん長いスパンで把握できるようになるのだとか。

そして続けるためにも、予定を確認するグッズには投資して、使って気分がアガる、しっくりくるアイテムを相棒にすることを大上さんはお勧めしている。

本書では他にも「モノの習慣」「キッチンの習慣」「買い物の習慣」「夫の習慣」「お金の習慣」に分けて、全26項目の「貯まる人の習慣」を紹介している。

「暮らしのためにお金を使っているのですから、暮らしを整えていけば、そこに使うお金も整うのは当然のこと」と大上さん。家計簿とにらめっこして1円単位のやりくりに頭を悩ませる前に、暮らし方を見つめ直すのもいいかもしれない。

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