記事提供:しらべぇ

立場などを巧みに利用した、職場での「強制わいせつ」は、許し難い犯罪行為。

しかしながら犯罪において、時には被害者に寄り添う立場の人間が、被害者に対してあまりにも不適切な発言・対応をしていたことが報じられ、ネットが騒然となっている。

■弁護士の男が同僚女性に強制わいせつ

大阪府内の法律事務所に勤務していた30代の女性が、事務所経営の弁護士の男から2016年の夏以降から複数回にわたり、事務所内で胸を触られるなどの被害を受け、被害者の女性が「強制わいせつ罪」として告訴した。

被害者からの訴えを受けて大阪地検は捜査に着手し、今月8日に弁護士の男の関係先を家宅捜査。その後、弁護士の男から被害者女性の元に「示談」を求める書類が届いたという。

■検事「加害者は努力家。あなたが美人だから…」

報道によると、この事件の捜査を担当していた大阪地検の検事が、今年6月に被害者女性の事情聴取を行った際、「性犯罪行為を容認したともとれる発言」をしたのだそう。

検事は、事情聴取の歳被害者女性に…、

「(加害者の弁護士は)旧司法試験を複数回受験して合格した努力家だ。あなたが美人だから、舞い上がったのだろう。(加害者の弁護士の気持ちは)男としてわからなくもない」

出典しらべぇ

と、加害者の弁護士を「努力家」などと評し、加害者の立場に理解を示すよう求めた挙句、「美人だから…」などと言って加害者を擁護するような発言をしたという。

被害者女性は検事の態度にショックを受けつつも「泣き寝入りしたくない」と毅然とした対応を貫き、聴取の後半で検事が一部「不適切な発言があった」と認めた。しかしその後で「マスコミには言わないでほしい」と口止めをしたのだそう。

これを受けて、大阪地検は内部調査を実施。28日に被害者女性と面会し、検事に不適切な発言があったことを認め、謝罪。問題のあった検事を捜査担当から外したという。

■「セカンドレイプ!」怒りと呆れの声

ネットでは、「弁護士による卑劣な性犯罪行為」もさることながら、勇気を持って被害を訴えた被害者に対する検事の「トンデモ発言」について、怒りと呆れの声が相次いでいる。

・サイテーいわゆるセカンドレイプ

・これが男の本音なんだろうね。性犯罪がなくならないわけだ。インドみたい。あと女性に容姿褒めるのって逆効果ですからね

・被害者の味方のハズの検察官がセクハラ上司の味方!何考えてんの?美人だから仕方ない?じゃ美人じゃなきゃ勘違いだろうといって不起訴?

・やってはいけない事が分からない弁護士と言ってはいけない事がわからない検事、一体どうなってんの?

・被害者女性より、男性加害者の方が立場が上だから、許してあげなさいと手っ取り早く仕事を片付けようとしたのが裏目に出ましたね

出典しらべぇ

「美人なんだから襲われても仕方がない、許してあげて」こんなものがまかり通ってたまるものかと、検事の発言を指摘した被害者女性の勇気と行動力を称える声も。

■「上司からのセクハラ」女性被害者は2割超え

しらべぇ編集部が全国の20~60代の働く男女672名に「上司からセクハラを受けたことがある」人の割合について調査を実施したところ、女性は2割超え。

男性も1割に近い割合と、深刻な被害状況が浮かび上がった。

立場の問題など、様々な圧力がかかる職場の中で、被害を訴えることは容易ではない。また、男性もおよそ「10人に1人」に迫る割合であり、深刻な状況と言える。

性犯罪に限らず、事件を受け止める側には、被害者に対して真摯な対応をしてもらいたい。

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代の働く男女672名(有効回答数)

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