男子厨房に入らず、という古い言葉もありますが、いまの時代は家事をする男性が多くなっていますよね。しかし、なんだか彼や夫の家事を見てるとイライラする…そんな経験をした女性は少なくないようです。

今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、男性が家事で独り立ちするための目標を教えています。彼や夫に見せてあげてくださいね。

男家事の目標

さて、本日はオトコの目標のお話。

イクメンやカジメンという言葉もだいぶ定着してきたようです。ま、こういう言葉があること自体、男性がどれほど家事から遠いのかという皮肉を感じますが。だって、男性がフツーに育児や家事をしていたら、こういう言葉自体生まれないもんね。

育児も家事も、人生の重要な一部。出来ないことは全く自慢になりません。現在、すでにパパ世代となっている男性はもちろん、それより下の、息子世代たちにも是非たくさんの育児と家事をしてほしいものだと思っています。

でね。こっからが本題なんです。

なるほど、じゃあ育児や家事をやるぞ!と決意したとしてなにを目標にするでしょうか。彼らの周りにいる女性はなにを目標にさせたらいいでしょうか。

これ、私は声を大にして言いたいことがあるんです。それは1人で完結できるようになることです。ちょっと解りにくいでしょうか。

家事は、多くの場合、料理とか掃除とか洗濯とか、分野ごとに考えますね。これが一番多い家事の分割の仕方でしょう。なので、コドモのころの手伝いって、たとえば、

・洗濯物をたたむ
・燃えるゴミを出す
・食事に使うお皿やグラスを並べる
・リビングに掃除機をかける

…こんな感じですよね?そして、同じ家事を繰り返すことでだんだん上手くなると。うん。これはこれでアリです。

ですが、それ以外に一連の流れで考えることもできるんです。

一連の流れで家事を考えると見えてくる男性の家事のやりかた

たとえば洗濯の場合には、

・今日と明日の天気予報をチェックする
・洗濯ものを見て、洗濯するものを分別
・洗濯ものの選別(色物と白物、汚れ具合など)
・タグの確認
・予洗い・シミ落とし
・洗剤・ネット使用の準備
・投入して洗濯開始
・洗濯終了後速やかに干す
・乾いたら取り入れる
・たたむ
・それぞれの収納場所に収納

多少違いはあるでしょうか、だいたいこんな感じが一連の流れってヤツです。男性が家事をやるとき、あるいは女性が男性に家事を頼むときこの一連の流れの中の一部だけを繰り返していることが多いんです。

よくやる「洗濯物をたたむ」は、上の流れをみれば、ごく一部に過ぎないことがよく解りますね。この続きの家事も、この前段階の家事もあるわけです。

往々にして起こる家事のストレスは、この前後の家事を理解していないことに基づいているんです。

イマイチ家事が苦手な男性が多い中、男性の家事力をアップさせるために、目標とすべきことはなにかというお話でしたね。

で、よくやってしまうのは、

・家事の流れの一部だけを切り取って
・同じ家事ばかりを繰り返し

行うというやり方でした。これだと分割も教えるのもカンタンでいいんですが、モンダイもあったわけです。例として挙げたのが、洗濯でした。洗濯には一連の流れってモンがあり、それは洗濯をやり慣れている人には当たり前の流れです。

夫婦間の家事ストレスはこれが原因だった

ところが、男性が一連の流れを理解していないために、せっかくやった家事が無駄になったり、却って女性側の負担になってしまったりすることがあるんです。それが夫婦間の家事ストレスになっているんですよね。たとえば、この洗濯の例で言うと、

・今日も明日も雨の予報の日に
・バスタオルやジーンズなどを男性が洗濯
・洗濯しておいたよ!と女性に言う
・乾かないことが解っている女性は感謝できない
・ふたりともストレス

…みたいなことが起こるんですね。あるあるでしょ?

まあ、厚手のものを洗うなら、天気予報のチェックは必須ですし、それをしないで洗濯したよと言われても、どうやって乾かすつもりなのよ後先考えなさいよ濡れたまんまでドーするつもりなのよとキレたくなりますよね、女性としては。

…洗い始めてからではどーにもなんないので、これを防ぐためには、開始の段階で先を見通している必要があります。開始の段階で先が見通せるとは、すなわち「家事の一連の流れを理解している」ということです。

これは分野ごとの家事を細切れに手伝っているだけでは、決して養えない力です。全体を丸投げしてOKな状態になるためには細切れをいくら積み重ねてもダメなんですよ。

むしろ通しでやってもらうことでだけ培われる力だと思います。ま、今さら言うまでもなく、会社の仕事だって同じですけどね。

流れを男性が理解してくれると劇的に楽になる

だから、男性が家事力をアップしたいなら、目標とすべきなのは、

・お店顔負けのトンカツが作れることではなく
・高性能洗濯機のボタンが押せることではなく
・窓ガラスを隅々まで拭くことではなく

むしろ家事全体の流れを理解し、準備段階から後片付けまで「ひとりで完結して」できるようになることなのです。コレができると、家事分担は劇的にラクになります。

なんてったって流れを理解しているので、先へ先へと展開が読め、丸投げしてもちゃんと完結するんですから。

これから男性に家事を教えるなら、分野でなく通しで教えてあげて。そうすることで初めて家事がフツーにこなせるようになると思うから。

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