海外で放送されているCMには、日本は放送するのが難しい過激なものも多い。先日、公開されたカザフスタンの旅行会社「Chocotravel」がネット公開したCMも、まず日本では公開できないだろう。

CMは、客室乗務員らしい女性がカメラに向かって話しかけるシーンから始まる。でもちょっと待て。何か違和感が。

カメラが引いていくと、その違和感の正体が判明する。登場している客室乗務員の女性たち、全員が帽子とスカーフ以外、何も身につけていないではないか。

さらにカメラが全体の光景を映し出すと、女性たちはニッコリと微笑みながら帽子を脱ぐと、股間をその帽子で隠す。バストの部分は画面に入ったラインでカバー。隠れてはいるけど、ほぼ全裸状態なのだ。

この大胆なCMは「航空券の予約に手数料等、余計なものは必要ない」というメッセージを込めて作られたもの。当然のことだが、この過激なCMが公開されると、世界中で大きな反響が。

「これはやりすぎ!」「女性をバカにしている」「ひどすぎて吐き気がする。早く取りやめて!」などという怒りの声が聞こえてくる一方、「すごく綺麗だと思う」「インパクトもあるしナイスなCMだ!」「これは何度も見ちゃうよね」など好意的な意見も。

しかし女性蔑視を訴える一部のユーザーからはChocotravelのボイコット運動まで起こった。

出典 YouTube

翌日には男性バージョンを公開

このCMの衝撃が世界中を駆け回っている中、Choco travelは翌日に2本目のCMを公開。それがまさかの男性バージョン!こちらも当然、帽子とネクタイ以外は一切身につけないまま、最高に爽やかな笑顔で登場。

股間を帽子で隠す姿が、日本人的にはちょっと既視感ありなのは、あの芸人さんを思い出すからだろうか。

親会社であるChocofamily社の従業員Nurken Rzaliyev氏は、自身のFacebookに「(女性バージョンCMへの)意見は分かれたけれど、航空券の価格高騰に注目が集まったのは大事なことだ。さて、パイロットバージョンはどう?」というコメントと共に、この動画を紹介。この投稿には、多くの「いいね!」が集まった。

男性バージョンを公開することで「女性蔑視」の声をかわしたChocotravel。これには「こうくるのか!」「めちゃ笑ったよ。最高だね」「これでクレーマーも黙るしかないね」などの声が集まった。

しかし、こちらも賞賛の声ばかりではない。「ますますひどい」「気持ち悪いCM。何がいいたいの?」という批判の声もあがり更に白熱している状態だ。

出典 YouTube

ChocotraveのNikolay Mazensev氏はBBCの取材に答え「賛否両論が起きたけれど、このCMは性差別をするつもりは全くないし、誰かを怒らせたり傷つけたりするつもりもなかった」と語った。

「このCMはプールやビーチでよく見かける光景。みんな、短いスカートや水着姿の女性は非難はしないだろう?」

公式Youtubeや公式SNSでは、コメント欄で否定派と肯定派での激しい議論が行われたりしている。こうした広告に、正解や不正解はないといえるが、どちらにしても、これだけ世界中で話題になれば広告効果としては大成功だろう。

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