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「大阪の歴史を語るのに外せない飛田新地。小料理屋さんがたくさんあって、それぞれの名前が特徴的。なにわの文化ですよね」

年間テレビ出演数200本以上、関西人であれば誰もが知る“ロケの神様”“最強レポーター”のタージンがAbemaTV『AbemaPrime』でレポートするのは、全国に名を馳せた元遊郭・飛田新地(大阪府西成区)だ。

店の入口には、遊郭時代を偲ばせるピンクの照明などが残されている。

最盛期の昭和12年には200軒以上のお店が並び、3000人以上の女性が働いていたという。しかし、1958年に売春防止法が施行されたことで遊郭は料亭へと姿を変え、現在では165軒が営業している。

当地で70年以上働く、飛田新地料理組合相談役の松原伸彦さん(87)は「昔は女の子のことを娼妓さんと言っていた。売春防止法の施行前は、公のセックス産業だった」と振り返る。

飛田新地の歴史が眠る「飛田会館」の中を特別に撮影させてもらった。壁には昭和42年当時のお店の番付表。議場のような部屋は役員たちが運営の方針などを話し合った場所だという。

組合に加盟する小料理屋の提灯が並ぶ倉庫には、働く女性たちの性病検査が行われていたときの遺構も残っていた。松原さん「1週間に1回、必ず下の検査(性病検査)があった。性病というものを完全になくそうとしていた」と教えてくれた。

民俗学者の畑中章宏氏は「文学や話芸もそうだが、東日本に比べその歴史を大事にしている。業態は違うが吉原や歌舞伎町と比べると、情緒というか雰囲気もよく残している。文化を継承している」と飛田新地に残る文化的な価値を評価する。

大正7年に開業し、来年100周年を迎える飛田新地。松原さんは「私もあと何年生きられるかわかりませんけど、頑張りたいと思います。大阪がどんどん発展していってくれれば」と話した。

「大阪には、ショーをやったり、変わった風俗を生み出してきた土壌がある。(関西人は)エロに対しても、旺盛な部分があったのではないか」と話すのは、アダルトメディア研究家の安田理央氏。

安田氏によると、ノーパン喫茶やホテヘル、ガールズバーも関西が発祥なのだという。

関西圏に近い福井で生まれ育った若新雄純・慶應大学特任准教授は「僕の主観だが、東京はお客さんや市場の目線やマーケットを大事にしている気がする。それに対し、関西はステージが用意されていて“こんな芸があるけどどうだ”と試す文化があるように思う」と指摘する。

畑中氏も「井原西鶴の好色一代男のように、いわゆるエロを真正面から文学として確立した人もいる。人に(エロについて)話すことが大阪、関西の人はあまり抵抗がない。コミュニケーションになる」と分析した。

関西から今後も新たな風俗が生まれていくのだろうか。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)

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