ただ親子でおしゃべりしているだけで、子どもの頭が良くなるというなら、やらない手はない。いつから、どんな風に話しかければ良いのか。

●赤ちゃんは、生後すぐから母親の声を聞き分けている

まだ相づちやリアクションが返ってこない時期は、「何を話していいのか分からない」という母親も多いことだろう。しかし、相づちが返ってこないからといって、何も伝わっていないと思うのは大きな間違い。

赤ちゃんは、新生児の頃から既に母親の声を聞き分けることができ、生後6カ月の頃には既に大人とほぼ変わらない聴力を得ていることが分かっている。母親の声に安心し、周囲の声や音から心地よい刺激を受け取っているのだ。

●「おむつ替えようね~」とただ実況中継すればOK

このころの語りかけで一番簡単な方法は、今していることの実況中継。「タロウくん、さあ、おむつを替えようね。おしりをきれいにふきましょうね。ほら、さっぱり気持ちよくなったね~」といった具合だ。

●言葉がけの育脳ポイントはたったの3つ

1. はじめに子どもの名前を呼んで意識させること
2. 少し高めの聞き取りやすい声で話しかけること
3. なるべく文法的に正しい日本語で話すこと

出典はじめてママ&パパのしつけと育脳

正しい文法を意識するのは、大人の話す言葉によって、言語を操る基礎的な神経回路が作られていくから。つまり、親が語りかける言葉が子どもの言葉の土台になるからだ。

●1才過ぎからのおしゃべりには、親のサポートが必要

意味のある言葉を話し始めるのは、もちろん個人差があるが、だいたい1才を過ぎる頃から。「ワンワン!」と指差しをしたら、ママが「ワンワンが来たね。かわいいね」と、会話をつなげてあげよう。

それによって2語文、3語文がだんだんと出てくるようになり、3才くらいになると子どもの会話力もかなり高まってくる。とはいえ、言っている言葉は分かりにくく、説明能力もまだまだ低い。しかも、忙しい時に限ってしつこく疑問を投げかけてくる。

親はつい「後でね」と言いたくなるものだ。しかし…、

●「なんで?どうして?」。ここが脳育ての重要タイミング!

話しかけてくるというのは自発的な行動。脳は自発的な活動の時にこそ、発達するので、その時がチャンス!可能な限り、手を止め、目線を合わせてしっかり話を聞いてあげること。

「ママにちゃんと聞いてもらった」と子どもが満足するように聞くことが大切だ。「ママが一緒に喜んでくれた」というプラスの結果が「もっと話したい」という思いを育てるのだ。

●話を聞かない子ども。親は子どもの話を聞いている!?

また、「うちの子、私の話を全然聞かない」という場合、まずは親が日ごろ家事をしながら、スマホを見ながらの返事をしていないかを思い返してみることだ。

子どもは親の態度から「ママに話してもムダ」という思いを育て、子ども自身にも人の話を聞き流す習慣をつけさせてしまう。

●親との対話と関わりが、子どもの脳を作っていく

0才からの「脳育て」。親に出来ることがある。いや、親にしかできないことがたくさんあるのだ。しかもそれは、お金をかけることではなく、日々の生活の中で少しずつ積み上げていくようなことばかりだ。

意識するとしないとでは、気づいた時には大きな差がつく。指針として一冊、専門家が監修した本を手元に置いておくといいだろう。

5才までの成長が見通せる「発達カレンダー」が人気。

月例、年齢ごとに6才まで、詳しく解説。

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