『お金を稼ぐ人は何を学んでいるのか?』(稲村徹也/きずな出版)

近頃、人工知能の技術革新で10年後にはなくなる職業や、まさかの超大手企業の経営危機、世界シェア2位で日本を代表するメーカーの破たんなど、一昔前には想像もしていなかったニュースが、日々報道されている。

だが、その一方で着々とビジネスを成功させ、順調に業績を伸ばしている企業もある。

『お金を稼ぐ人は何を学んでいるのか?』(稲村徹也/きずな出版)の著者は21歳で起業、年商20億円の会社社長になるも、銀行の貸し渋りや経済規制などで資金が続かず倒産。

30歳で億単位の借金を背負い、一時はホームレスを経験するまでに。それでも、あるメンターに出会ったことがきっかけで彼は人生を再スタートさせる。

「最高のインプットは、最強の武器になる」の信念のもと、これまで2億円以上を自己投資に使用したという。

現在では、経営コンサルティング、マーケティング、人材教育業、投資会社など、億単位の年商を上げる複数の企業を経営するかたわら、世界の超一流メンターとの交流や自らの学びと経験を活かし、ビジネスセミナーのプロデュースでも活躍している。

ランキング上位の実用書をひととおり読み、評判の経営セミナーには積極的に参加。自分を向上させるためのインプット&自己投資には努力を惜しまない。

それなのに、アウトプットが比例していない=収入に結びつかない…そんな悩みを持つ人は多いのではないだろうか。

メンターとは、自分を成功に導いてくれる、良い手本となる人のこと。本書では、学びをお金(収入源)に換えていくために必要な「メンター」「マインド」について詳しく語られている。

また「超一流の時間の使い方」や「“人脈”と“成功”の関係」などにも触れ、世界の成功者の名言を交えながら、学びとお金の相関について解き明かしていく。

「メンター」については、“何を学ぶか”よりも“誰に学ぶか”が重要であると著者は説く。

「誰に」「何を」の優先順位を間違えない

「何を」というのは、必ず「誰に」に含まれているからです。逆に「誰に」というのは、必ずしも「何を」に含まれていません。

(略)その道の第一人者、プロといった人たちの教え、つまり超一流の教えを授かることが、より実りある“学び”の出発点といえます。

出典『お金を稼ぐ人は何を学んでいるのか?』(稲村徹也/きずな出版)

ではメンターとはどのような人がいいのか。最初のうちは「現在の自分のレベルに見合う師匠と出会うことも大切」だそう。

「自分に備わっていないものを与えてくれる人」

「自分に足りないものを補ってくれる人」

出典『お金を稼ぐ人は何を学んでいるのか?』(稲村徹也/きずな出版)

というあたりから探し始め、学びのなかで自分のレベルとともに、メンターの条件も上昇させながら「超一流(のメンター)にたどり着く」のが、一見遠回りかもしれないが、もっとも効果的だそうだ。

また、心の持ち方「マインド」には「億万長者マインド」と「貧乏マインド」があるとのこと。

もちろん目指すのは「億万長者マインド」であり“見識を行動に変えるスピード”“自分の内面に集中すること”がいかに大切か、本書を読むとよくわかる。ちなみに残念な「貧乏マインド」への解決法もきちんと解説されている。

最終章の「“学び”を“お金”に換える方法」を読む頃には、自分の人生にも億万長者への「人生ビジョン」が見えてくるだろう。

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