記事提供:日刊サイゾー

TBS女子アナに対し、「誘拐して海に捨てる」などと脅迫する手紙を送るなどした疑いで無職の男が警視庁に逮捕されたが、当の女子アナが誰なのかは局内でも「極秘中の極秘事項」となっているという。

「上の人の話だと、被害者の女子アナ当人にも知らされていないそうですよ。それはそうですよね、自分に脅迫文が届いていたなんてことを知ったら、仕事になりませんから。番組プロデューサークラスでも大半は知らないようで、情報が漏れないように徹底的に配慮されていますよ」(TBSバラエティ番組ディレクター)

事件は4月中旬、TBSの20代女子アナを「誘拐してコンクリート詰めにして海に捨てます」「港区内のホテルに来い。来ないと暴行する」などと書かれた手紙が局に送りつけられ、局側が警察に相談。

捜査の結果、切手に付着していた唾液のDNA型から住所不定無職の池田久幸容疑者(66)が浮上し、威力業務妨害容疑で逮捕に至った。

「驚いたのは、この男が常習犯だったこと。5月にも名古屋の局に似た手紙を送って逮捕されていたというんですから。おそらくは他にも余罪があるでしょうね。もし警察が手紙の筆跡などを各局に通知したら『うちにも来ていた』ってことになるのでは」(同)

こう話すディレクターによると、この容疑者とは関係ないところでも、過去に番組宛にも脅迫めいた手紙が送られてきたことはあったが、必ずしも警察に届け出てはいなかったという。

「よくある怪文書みたいな扱いで、その場で捨ててしまうこともあるんですよ。でも、犯行予告だったら怖いので、本来はすべて警察に届け出るべきだったかもしれません」(同)

確かに逮捕された容疑者は調べに対し、「書いたことを実際にやろうと思った」と供述したとされる。もし放置されていたら、女子アナに直接、危害を加える可能性もあったのだ。

その犯行動機は「女子アナに会いたかった」というものだったそうで、あまりに身勝手な話だが「女子アナには過剰な思い入れを持つ者が多い」と別のテレビ関係者が明かす。

「女子アナは才色兼備というイメージがありますし、毎日の情報番組に出演していれば共に過ごしている錯覚に陥り一方的に親近感を持つこともあって、同じニュース番組を見る習慣と女性に清潔感、高潔感を求める傾向から、ストーカー化する人はわりと年配の男性が多いです。ただ実際の女子アナは、みんながみんな番組上で見せるようなキャラじゃなくて、自分大好きなプライド高い子もたくさんいるので、画面を通して見ているうちが華、なんですけどね」(同)

実のところ、女子アナへのストーカー被害の話は日常的に耳にする。

ある局では、不審な待ち伏せに遭った女子アナに対して、局が送迎車を用意するなどして内々で対処したが、これを一部メディアが事情を知らず「人気タレントばりの待遇」と批判的に書いたこともあった。

別の女子アナは数年前、自宅マンションの集合ポストから郵便物が抜かれ、監視カメラにより犯人が同じマンションに引っ越してきた熱狂的ファンだと判明、すぐに転居したこともあった。

ここまでくるとあまりに深刻な問題になるだけに、局側がかん口令を敷くのも無理からぬところだ。

フジテレビの内田恭子アナは出演番組で、過去に、記者を装ってスタジオに潜入した男性に腕をつかまれ、連れ去られそうになった騒動があったことを明かしたが、こうした事件を機に各局の出入りチェックが厳しくなったというのも事実だ。

「ストーカー被害に遭ってない女子アナはいないんじゃないかというほど多い。女子アナをアイドル的に売り出す傾向も、そこに拍車をかけている気がする」と前出ディレクターは話している。

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