『会話力のある人は、うまくいく。チャンスをつかむ話し方67』(中谷彰宏/学研プラス)

新年度から早くも3か月、新しい環境で知り合った人とうまく距離を縮められず、悩んでいる人も多いだろう。

「自分のことだ!」と思ったあなたは、「会話力」がちょっと不足しているのかもしれないので、『会話力のある人は、うまくいく。チャンスをつかむ話し方67』(中谷彰宏/学研パブリッシング)をぜひ手に取ってほしい。

「自分から何を話せばいいかわからない」「話しにくい人だと思われている気がする」というように、会話にコンプレックスを抱いている人でも大丈夫。本書で紹介されているテクニックをマネすれば、誰でも簡単に会話力を手に入れることができるのだ。

「Chapter1 挨拶で、人生が変わる」では、挨拶の重要性をボリューム満点に紹介している。著者によると、会話の基本は挨拶であり、会話力のない人の多くが挨拶をおろそかにしているそうだ。

自分からするのが、挨拶だ。先にされて返すのは、挨拶ではなく、返事だ

朝のオフィスで、相手から挨拶されてなんとなく「おはようございます」と返すことが当たり前になってはいないだろうか。

これはただの「返事」であり、挨拶にはカウントされないという。挨拶が自分からできない人は、会話でも常に受け身になりがち。相手に声をかけられる前に声をかけることが、「会話力」を手に入れる第一歩なのだ。

挨拶は、離れたところからする

挨拶の苦手な人は、「遠くから声をかけると、みんなに見られて恥ずかしい」という理由で、近くに寄ってから声をかけようとするという。でも、会話は「恥ずかしい」と思った瞬間アウト。

一流のサービスマンなどの感じのいい人は、遠くからでも挨拶してくれる。“最低5メートルの距離から声をかける”を心がけて、会話力を磨きたい。

挨拶の基本が身についたら、「一言力」や「言葉よりメッセージを受け取る」などの上級編にもトライしたい。

よけいな一言を言う人が、チャンスをつかむ

コンビニでビールを手に取っている時、店員さんが独り言で「今日は暑いからビールがよく売れるな」と言うと、お客様は買いたくなる。

会話力のない人は必要最低限のことしか言わないので、言葉数がどんどん減っていき、チャンスを逃す。自分の心情を声に出す「よけいな一言」を言う練習をすることで会話力が上がる。

「トイレ、大丈夫?」に、「大丈夫」では、通じていない

「トイレ大丈夫?」という彼女の問いかけに、「大丈夫」と答えて終わらせてしまってはいないだろうか。「トイレに行きたい」と言うのが恥ずかしいから間接表現を使っただけで、「トイレに行かない?」というのが隠れたメッセージ。

相手が言いにくいことがあることに気づける人が、会話力を身につける。

その他にも本書では、「『大ほめ』より『チョイほめ』が喜ばれる」「並列するときは、うしろがホンネ」「独り言で、トークのきっかけができる」などの使える会話のテクニックが紹介されている。

どの方法からトライしたらいいか迷ってしまう人は、まず明日オフィスに入る時、5メートル離れた場所から、相手よりも先に挨拶してみよう。

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