お笑い芸人の伊集院光さんが、史上最年少プロ棋士の藤井聡太四段について言及。

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マスコミやファンに疑問を呈しつつ、現在の"藤井四段フィーバー"を分析し、その持論にネット上では「なるほど納得」「スッキリした」との声が上がっています。

将棋に関係ないことばかり注目するニュース番組

出典公式ブログスクリーンショット

自身がパーソナリティを務めるTBSラジオ『伊集院光 深夜の馬鹿力』で、藤井四段の連勝記録が29でストップした話題についてトークを展開した伊集院さん。

「30連勝できなかったのは残念」としたうえで、藤井四段を取り上げるニュース番組について、「誰も将棋が分からないまま進行してるのが面白い」と、持論を展開しました。

ニュース見てて面白いなと思うのは、誰も将棋が分からないまま進行してる。将棋って果てしないから、今から知ろうというには時間が足りなくて、ニュースの1コーナーで『将棋とはなんぞや?』とするにはちょっと難しいじゃんか」

出典TBSラジオ『伊集院光 深夜の馬鹿力』2017年7月3日

確かに、将棋の解説は、ほとんど見たことがありませんし、ルールもよく分からない方が多いのではないでしょうか。

その中でも伊集院さんが特に驚いたのは、ニュース番組で取り上げていたその内容。

そうすると切り口は結局『メシなに食うか』の話

そうすると、切り口は結局『メシなに食うか』の話になるじゃん。『たった今、冷やし中華の大盛り頼みました!』って、なんじゃそりゃって。将棋と一切関係ない、ヘタすりゃ将棋盤がまだ一回も映ってないような、将棋盤なんかほぼ映す気のない最初の一手くらいのところで、中華屋さんにカメラをつけているという、よく分かんない感

出典TBSラジオ『伊集院光 深夜の馬鹿力』2017年7月3日

ニュース番組で伊集院さんが見たのは、対戦中の将棋の解説ではなく、"藤井四段から食事の注文を受ける店主を生中継している"という不思議な光景。

対局相手をないがしろ「え?これニュースだよね?」」

出典「日本将棋連盟」スクリーンショット

7月2日に行われた「第30期竜王戦」決勝トーナメント2回戦で、藤井四段の連勝記録を"29"で止めたのは、ジュネーブ生まれの若き実力派棋士・佐々木勇気五段でした。

「相手は佐々木五段だから、五段の人が勝った方がイメージとしては普通なのに、中継してる人も、ニュースをお届けしてる人も、全員が藤井四段の味方みたいな状態。『このあと逆転してくれますよね』みたいな話になって、"それもどうなの?"って。"え?これニュースだよね?"って

出典TBSラジオ『伊集院光 深夜の馬鹿力』2017年7月3日

対局相手の佐々木五段は、当時の最年少記録・13歳8カ月で奨励会三段となり、史上6番目の早さの16歳1カ月で四段となりプロデビュー。これまでの勝率は約6割8分で、渡辺竜王、佐藤天彦名人、羽生善治三冠を破ったこともある若き俊英。

端正な顔立ちも話題で「イケメン棋士」として注目を集めましたが、伊集院さんは、藤井四段にばかり肩入れして、対局相手をないがしろにするマスコミの姿勢に疑問。

"勝負メシ"を食べに行くって「何なの?それ」

さらに、藤井四段が注文した"勝負メシ"をわざわざ食べに行く人々にも疑問をぶつけます。

「藤井四段が何を食べるかがニュースになって、なんだか分からないけど、それ食べる人が増えてるよね。冷やし中華って分かった途端にみんなあそこで冷やし中華食うって、何なの?それ。なんかあの感じがとても不思議。『うわ、中3があれ食べたから俺も食べよう』って…」

出典TBSラジオ『伊集院光 深夜の馬鹿力』2017年7月3日

"勝負メシ"にあやかりたいのか、ただのミーハーなのか…。

藤井四段のファンはハンカチ王子と石川遼の元ファン?

「これ(藤井四段ブーム)も、いつ終わるのかみたいなところあんじゃん。ある日突然、他のものに凄い人が出たりすると、次に行っちゃうじゃん。元々将棋が好きな人はもちろんいるけど、ニュース見て『明日はあの冷やし中華に行こう』なんて人たちは恐らく、ハンカチ王子の時も、石川遼君の時も、全部行ってる人だと思う。そうすると次に何か出たらいなくなるじゃんか

出典TBSラジオ『伊集院光 深夜の馬鹿力』2017年7月3日

"勝負メシ"を食べに行く方たちは、ハンカチ王子こと斎藤佑樹投手や、石川遼さんがブームの時も行っていた方たちなのでは?と指摘した伊集院さんですが、今の"藤井四段ブーム"について、次のように語っています。

今後は「みんなどれぐらい頑張って追いかけるか」

あの訳の分からない感じがずっと続いてたのが、今後、みんなどれぐらい頑張って追っかけるかだよね。だって、29連勝が止まったところで、あの年齢でプロで強豪相手にやってる。勝ったり負けたりはするでしょう。どれくらいで『まぁ、いいか』ってなって、どれくらいまで『お昼なにを食べましたか?』の話をしてくのかね。一旦これで、落ち着いて将棋が指せる状況に、やっとなんのかね

出典TBSラジオ『伊集院光 深夜の馬鹿力』2017年7月3日

藤井四段の連勝はストップしましたが、プロ棋士としてまだ歩み出したばかり。これからは一旦落ち着くかもしれませんが、連勝記録を破る棋士や、最年少棋士が誕生するまでは注目されることでしょう。

そして、これら伊集院さんの分析は、ネットでも話題となっています。

■伊集院のフィーバー分析に「スッキリした」の声

視聴者も感じていた"もやもや感"。納得できる分析でした。

伊集院さんはこの前回の放送でも、「対局する相手にとっては『何をメシ食うかだけでこんなに見んの?』というプレッシャーで、藤井四段に有利なのでは?」と発言したことも話題でした。

引退した加藤一二三棋士のコメントに拍手。そういったことも、もっと報道してほしいですね。

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将棋への注目度を高め、雑誌「将棋世界」や公式グッズの売れ行きなど、中学生でプロ棋士となり29連勝を記録した藤井四段が、将棋界にもたらした功績は絶大。

そして、"イケメン棋士"として注目を集めた佐々木五段や、"西のイケメン王子"としてブレイク寸前の斎藤慎太郎七段など、個人でも人気の棋士もいますが、"藤井四段フィーバー"を期に、今後は将棋自体にも注目してみてはいかがでしょうか。

新しい世界が広がりそうな、予感です。

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