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小池百合子都知事が率いる都民ファーストの会と、公明党などを加えた“小池勢力”が過半数を獲得し、自民党が過去最低議席数と大敗した東京都議会議員選挙。7月2日放送の『みのもんたのよるバズ!』では、注目選挙区の模様を伝えた。

(1)千代田区(定数1)~“代理戦争”第2ラウンドは小池氏勝利~

千代田区選挙区では、都民ファーストの会・新人の樋口高顕氏(34)が初当選した。

1議席を巡って、事実上の“一騎打ち”を制したのは、元警視総監を父親に持ち、都民ファーストの会・代表の小池百合子氏の元秘書でもある樋口氏。

相手となったのは、千代田区長選で惨敗し引退した、前自民党都議の“ドン”こと内田茂氏の後継者で、慶応卒の自民党・新人の中村彩氏(27)だ。

8時過ぎに樋口氏に当選確実が出ると、内田氏は「皆さま、本当に長い間ご苦労様だった。候補者も新人ながら頑張って頂いたわけだが、我々がそれを生かすことができなかった。大変申し訳ないと思っている。今回の選挙は、まさに自民党にとっては、最初から逆風が吹いていた。そういう選挙だと意識をしながら、選挙戦に入った。自民党にとっては厳しい結果をもたらす事柄が起こった」と敗戦の弁を述べた。

(2)中央区(定数1)~「2市場両立」で混迷の1人区は都民ファースト支持~

中央区選挙区では、都民ファーストの会・新人の西郷歩美氏(32)が初当選した。

築地市場を抱える中央区では、移転問題を巡って大激突。

都議選直前、小池氏が打ち出した「築地・豊洲両立案」について、自民党・新人候補の石島秀起氏は「1番肝心な財源の問題にも触れていないので、結論の先延ばし、玉虫色の選挙に対するPRでしかない」と批判していた。

都民ファーストの会・新人の西郷歩美氏は、現在妊娠4カ月。

築地・豊洲の両立案については、「都民ファーストの会としては、築地のこの問題は、今回の選挙の争点ではないという解釈だ」と、大きく扱いたくない様子だったが、豊洲移転に反対して自民党を離党した立石晴康氏や、築地再生を訴える元市場プロジェクトチーム委員の森山高至氏らも退けた。

(3)渋谷区(定数2)~元テレ朝アナが都民ファースト旋風~

渋谷区選挙区で、都民ファーストの会・新人の龍円愛梨氏(40)が初当選した。

1999年にアナウンサーとしてテレビ朝日に入社した龍円氏は、社会部の記者も経験。現在はダウン症の長男を抱えるシングルマザーでもある。

また、都民ファーストの会が推薦した無所属・現職の大津浩子氏も当選。自民党・現職の前田和茂氏と熾烈な2位争いを演じた。

当選した龍円氏は、「最初は1人きり、新人だったので、街に出ても『あなた誰』という所から始まった活動だった。今日この日を迎えられたことをありがたく感じている」と感謝の気持ちを述べた。

1番最初に手をつけたい問題については、「私自身が子育て真っ最中なので、子育て支援を充実させていく。親からみて本当に助かる子育て支援とそうではない支援があると思うので、痒い所に手が届くような支援をしたい」と述べ、強い意欲を示した。

(4)北区(定数3)~大物集結“死の組”は、小池派の現職2人が当選~

北区選挙区では、都民ファーストの会・現職の音喜多駿氏(33)と、応援に小池氏も駆けつけた公明党・現職の大松成氏(56)が当選し、小池支持勢力で2議席を獲得した。

定数が1つ減って3となったところに、大物候補者5人が集まった超激戦区。ドン・内田氏の後を継いで都議会自民党の幹事長となった高木啓氏は、天敵である小池氏を猛批判したものの、都民ファーストの会の幹事長である音喜多氏との幹事長対決に敗れた。

当選した音喜多氏は、勝因について「我々が訴えてきた東京大改革、特に情報公開。これまでの東京都政や都議会の本当に閉ざされてきた世界を変えなければならない、という訴えが有権者の心をつかめたと思う」と述べた。

1番やりたいことについて、「議会改革。情報公開を徹底する。そして議論の過程をオープンにして、議員がちゃんと条例を作って、ルールを作っていく。我々議員がその気になればすぐにできることなので、これをまずしっかりやって、都民に背中を見せたいと思う」と述べた。

(5)葛飾区(定数4)~自民党の現職1人が落選~

葛飾区選挙区では、都民ファーストの会・新人の米川大二郎氏(49)が初当選、公明党・現職の野上純子氏(64)が当選した。

葛飾区支部長の自民党・平沢勝栄衆議院議員は、「この1週間でガラッと変わってしまった。本当に色んな問題が残念でならない」と述べた。

さらに、1番足を引っ張った問題として「豊田さんの問題だ。あれは子どもたちも『このハゲ』とか色々なことを言い出して、ともかく分かりやすくてテレビが何回もやる。その影響はものすごかった。失言を超えた」と語った。

なお、自民党・現職の舟坂誓生氏(69)は当選、同じく自民党・現職の和泉武彦氏(48)は落選となった。

(6)板橋区(定数5)~三つ巴の元秘書対決は“アモーレ”平氏に軍配~

板橋区選挙区では、都民ファーストの会・新人の平慶翔氏(29)が初当選した。

自民党都連会長の下村博文衆議院議員のお膝元の板橋区では、下村氏の元秘書が三つ巴の戦いを演じた。

自民党・現職の松田康将氏(40)と河野雄紀氏(47)に戦いを挑んだのが、芸能活動の経験があり、“アモーレ”こと女優の平愛梨さんを姉に持つ都民ファーストの会・新人の平氏。結果、松田氏と河野氏は落選し、平氏が三つ巴を制した。

下村氏は平氏に対して、「恩を仇で返すようなことはしてもらいたくなかったと思う」と述べた一方、平氏は「反旗を翻すのではなく、自分自身の素直な思いだとか、自分自身の政治を行いたい」としている。

公示翌日に行われた長友佑都選手と平愛梨さんの結婚披露宴に、平氏と共に出席した小池氏は「長友さんと平愛梨さんのアシストと皆さんの1票のアシストでゴールを決めさせてください」と挨拶していた。

(7)練馬区(定数6)~“7人の侍”の2名が自民党抑える~

練馬区選挙区では、都民ファーストの会・新人の尾島紘平氏(28)、同じく都民ファーストの会・新人の村松一希氏(36)が当選した。

2016年12月、小池氏を応援したとして自民党都連から除名処分を受けた区議、いわゆる“7人の侍”。7人の侍からは、都民ファーストの会・新人の尾島氏と村松氏が出馬した。

迎え撃ったのは自民党・現職の2人、山加朱美氏(63)と柴崎幹男氏(61)。柴崎氏は当選した一方で山加氏は落選し、7人の侍が自民党を退ける形となった。

(8)墨田区(定数3)~“よるバズ!ファミリー”川松氏苦戦も当選~

墨田区選挙区で、都民ファーストの会・新人の成清梨沙子氏(27)が初当選した。

日本大学・ラクビー部出身で自民党・現職の川松真一朗氏(36)は、テレビ朝日のアナウンサーとして活躍し、『よるバズ』にも出演していた“ファミリー”。都民ファーストの会・新人の成清氏に大差をつけられ、次点に103票差と苦戦するも当選となった。

(9)中野区(定数3)~小池氏の“秘蔵っ子”が“握手拒否”議長を下す~

中野区選挙区では、都民ファーストの会・新人の荒木千陽氏(35)が初当選した。

中野区選挙区の自民党の現職候補は、小池氏が都知事に就任した際、握手を拒否した川井重勇議長(69)。対する都民ファーストの会から出馬したのは、小池氏の元秘書で、今年4月まで小池氏と同居していた秘蔵っ子の新人の荒木氏だ。

天敵・川井氏の選挙区と知って自ら殴りこみをかけ、見事初当選を果たした。自民党は麻生副総理も応援に駆けつけるなどの注力ぶりを見せたが、川井氏はあえなく落選した。

(10)大田区(定数8)~“セクハラ”野次将軍は8枠目で当選~

大田区選挙区では、都民ファーストの会・新人で小池カラーを完全コピーした森愛氏(40)と、同じく都民ファーストの会・前職で、千代田区でドン・内田氏に勝利した実績もある栗下善行氏(34)が当選した。

対する鈴木章浩氏(54)は、前回トップ当選している自民党・現職議員。しかし、2014年の都議会で、みんなの党(当時)の塩村文夏議員にセクハラ発言をしたことで謝罪した経緯がある。今回は8枠目での当選となった。

結果都議選は、自民23議席、公明23議席、共産19議席、民進5議席、都民55議席、ネット1議席、維新1議席となり、小池知事支持勢力が過半数を超える127議席中79議席を獲得した。

(AbeamaTV/『みのもんたのよるバズ!』より)

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