EDM、ヒップホップ、ミクスチャー、R&B…と、その時代や風潮に合わせて耳にする音楽にもずいぶんと開きがある、私のような音楽浮気性の人は多いかと思われます。

それでも原点というか、結局は戻ってきて、そこに落ち着いてしまう音というものがありませんか。私にとってスピッツ(Spitz)はまさにそれ。

スピッツは1987年(昭和62年)に結成。オリジナルメンバーのまま走り続け、今年で結成30周年を迎えました。

いつどんな状況や心情で聴いても、常にその当時に聴いたニュートラルな気持ちのままでいられる。だから結局、またこの聴き心地を求めて戻ってきてしまう。彼らが紡ぎだす音は、時代に沿って生まれてくるというより、時の影響を受けない普遍的な音楽です。

なぜ30年経っても、彼らの音楽が色あせることはないのでしょうか?

【3つのポイント】
1. 30年経ってもブレなし。“元気がないとき”も聴ける音楽
2. 国内外問わずに多くのミュージシャンがカバー
3. 普遍で不変のスタンダード・ポップス

1. 30年経ってもブレなし。“元気がないとき”も聴ける音楽

出典 YouTube

1991年3月25日、シングル『ヒバリのこころ』でデビューしたスピッツ。リアルタイムで聴いていたファンには懐かしの1曲ですが、この曲を知らない若い世代が「これ、スピッツの新曲だよ」と聴かされても、25年以上前の曲だとはとても思えないのではないでしょうか。

またボーカル担当の草野マサムネさんは、楽曲哲学を訊かれた際に「勢いだけで作ったものは元気があるときはスゴく盛り上がるけれど、疲れてるときや弱ってるときはあんまり聴きたくなかったりする。だから、自分らは"元気がないときでも聴ける音楽をやりたい”」と話されていたことがありました。

年月を重ねてもブレない世界観で、元気がなくても寄り添ってくれる。だから時々「スピッツ聴きたい」ってなってしまうんですよね…。

2. 国内外問わずに多くのミュージシャンがカバー

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スピッツの曲は多くのミュージシャンにカバーされていますが、最近では映画『3月のライオン』で起用された『春の歌』(藤原さくらさんカバー)が印象強いですね。

彼らの代表曲『ロビンソン』は、佐藤竹善さん、高橋真梨子さんといった大御所からもカバーされ、『チェリー』では福山雅治さん、aikoさん、『空も飛べるはず』は吉岡聖恵(いきものがかり)さんら、そうそうたる顔ぶれが。また海外のミュージシャンにもリスペクトされるなど、世界中からアプローチを受けています。

同業のアーティストが思わずカバーしたくなるスピッツの魅力。どれだけ大きな影響を与えてきたのかが伺い知れます。

3. 普遍で不変のスタンダード・ポップス

出典 YouTube

音楽に限らずどのジャンルでも「スタンダード」と呼ばれるものって根強い人気があります。でもスピッツは、普遍だけでなく不変でもあります。

彼らが代謝の激しい音楽シーンにおいて30年以上も愛されてきたのは、時代や流行に左右されることなく、自分たちの音楽を貫いてきた職人気質な一貫性。

流行の曲を聴くと「○○っぽいな〜」とか、そのときの流行や影響を受けて作られたんだなと感じることがありますが、スピッツの場合は「スピッツっぽい」。そこに余計な雑味などないのです。

スピッツは現在、結成30周年記念ツアーの真っ最中で、7月5日には新曲3曲を加えた全45曲収録の3枚組CD『CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX-』がリリースされます。

かつて彼らの音楽に何度も救われ、励まされ、勇気をもらった記憶をさかのぼりつつ、筆者はこれからもスピッツにはお世話になりそうです。

最近、スピッツとはご無沙汰だったかも…なんて方は、改めて彼らの音楽にどっぷりと浸かってみてはいかがでしょうか。

【文/Hi-raku0999】

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