ジメジメと梅雨の暑い日が続いているが、暑気払いに銭湯に行ってみてはどうだろう?

街中の銭湯にも、クオリティの高い露天風呂がいくつもあるという。そう話すのは、今年2月に『わたしのしあわせ温泉時間おとな女子がいく絶景秘境温泉の旅』を発刊した、温泉ソムリエの金裕美氏だ。

今回は首都圏で会社帰りに気軽に立ちよれるものの中から、金裕美氏のオススメ銭湯を紹介していこう。

【3つのポイント】
1. 老舗旅館のような佇まいに、心も身体も癒される
2. 泉質にこだわれば湯治さながらの入浴効果が得られる
3. 東京で温泉なら、一度は“黒湯”に入るべき!

1.老舗旅館のような佇まいで、心身ともにリフレッシュ

南武線矢向駅にほど近い「縄文天然温泉志楽の湯」。その館内は湯殿からエントランスに至るまで、まるで温泉旅館のような雰囲気をかもしている。

プロデュースをおこなったのは、“癒し空間演出のカリスマ”と呼ばれ、熊本県黒川温泉を再生した後藤哲也氏。建物よりもまず先に着手したという露天風呂は、信州八ヶ岳の安山岩、飛竜野山の自然木などを使った、情緒あふれる仕あがりだ。

「湯殿から植栽までを含めた景観に、ここまでこだわっている銭湯はなかなかないですね。秘境の温泉地にいるような気分になれるんですよ。冬には雪見風呂を気軽に楽しめるのもいいですね。とても絵になりますよ」

出典 http://www.shiraku.jp

縄文天然温泉志楽の湯HP「温泉案内」より

2. 泉質にこだわれば湯治さながらの入浴効果が得られる

銭湯の中には温泉を源泉とするものもある。行水として体を洗うだけでなく、湯治としての効果も期待するなら、その泉質にもこだわりたい。

その点では「前野原温泉さやの湯処」にある、露天の「源泉風呂」が素晴らしい。源泉掛け流しで、加水やろ過、薬剤投入は一切なし。温泉ファンの中でも高い人気を集めているという。

「ここの源泉は塩分濃度が高く、ちょっとお湯につかっただけですごく温まります。これを私は“ガツンと来る”お湯だと言っていますが、成分がベールのように肌にまとわりつくので、湯からあがった後もしばらくは身体がポカポカですよ。湯に含まれるよう化物イオンがもたらす不思議な香りも、温泉ファンにはたまらないですね」

3.東京で温泉なら、一度は“黒湯”に入るべき!

温泉に見る東京という地域の特性は“黒湯”があること。全国的に見てもめずらしいといわれているだけに、東京やその近郊に住んでいるなら、一度は試しておきたい。

東京にある黒湯が楽しめる露天風呂の中でも、金裕美氏がオススメするのが「SPA&HOTEL 和」。その名の通りに宿泊施設内に併設されたスパ施設だが、10年に一度の検査では、その代表的な成分となる“腐植質”の含有量が、大田区の中でももっとも高かったという。

「蒲田駅前という繁華街にありながら、濃厚な黒湯を楽しめる貴重な温泉施設です。ツルツルとした浴感で、入浴後には肌がキレイになっているのが実感できますよ」

出典 http://www.spa-nagomi.com

SPA&HOTEL和 -なごみ-HP「黒湯天然温泉」より

駅近の銭湯、あなどりがたし!じつは「SPA&HOTEL 和」だけでなく、「縄文天然温泉志楽の湯」も宿泊施設もあるので、「ここは老舗の温泉旅館」と思いこみさえすれば、それはもう温泉旅行といえるのでは?

【取材協力】
金 裕美
http://shifukuonsen.blog94.fc2.com/

【参照】
縄文天然温泉志楽の湯
http://www.shiraku.jp/

前野原温泉さやの湯処
https://www.sayanoyudokoro.co.jp/

SPA&HOTEL 和
http://www.spa-nagomi.com/

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