『いちばんおいしい家カレーをつくる』(水野仁輔/プレジデント社)

「すべてのカレーはおいしいのです」とキッパリ断言するのは、水野仁輔さん。カレーのことをトコトン追求し続け、気づけば40冊以上の本も出版した。

そんな水野さんが、ついに“家にある普通の材料でつくれる、最高においしいカレーのレシピ”を発表した。それが、「ファイナルカレー」。

このカレーを作るために必要な情報がすべて網羅されているのが、『いちばんおいしい家カレーをつくる』(水野仁輔/プレジデント社)だ。究極という頂点にまでたどり着いたカレーなら、もう作るしかない!食べるしかない!

本書にある「ファイナルカレー」は、牛肉とカレールウを使った「欧風カレー」と鶏肉とスパイスを使った「インドカレー」の作り方をミックスさせたもの。

つまり、究極の「ファイナルカレー」は、「欧風カレー」と「インドカレー」のいいとこどりなのだ。しかも「特別な材料は使いません。お金もそんなにかかりません」という。

まずはファイナルに挑む前に、いいとこどりをした2種類のカレーづくりからはじめたい。

▼では、「欧風カレー」づくりからスタート!

ハードルが高そうに思えたアメ色の玉ねぎも、本書の通りに炒めると(コツは放置プレイと観察プレイ。15分でOK!)焦げつくこともなく仕上がるのがなんともうれしい。これは、別のカレーを作る時にも使えそうだ。

そして、このカレーの最大のポイントである香味ジュースづくりへ。

「カレーは香りと味を楽しむ料理なんです。その両方がこのジュースで生まれます」と著者もイチオシするように、切った野菜をミキサーに入れただけなのに、カレーの味がまったくちがう!

できたカレーは市販のカレールウを使ったとは思えない、色、ツヤ、香りの三拍子がそろったカレーになった。むしろこのカレーだけで、「究極」と言いたいぐらいの味わいだ。

▼次は、「インドカレー」にも挑戦!

鶏肉の下ごしらえをすませ、アメ色玉ねぎを作った後は、材料を次々に鍋に投入する。

スパイス四天王と著者が敬意をあらわす「ターメリック、レッドチリペッパー、クミン、コリアンダー」の香りで本場のインドカレーの気分に浸っていると、気がつけばもうカレーが完成している状態だ。

寝かせたり、煮込んだりと意外と手間がかかるようにも思えたが、むしろ「意外と簡単にインドカレーが作れてしまった!」という喜びの方が大きい。もちろん味は、さっぱりしているのにスパイシー。こちらも、おかわり必須のカレーだ。

▼あとは、ファイナルカレーに挑むべし!

ここまでくれば、いよいよ2つのカレーの味わいがコラボしたファイナルカレーの出番。工程写真が満載の本書があれば、怖いものはない。

巻末には、おいしいカレーを作るための材料の選び方や、買い物リストまである。カレーづくりビギナーの人たちも、まずは本書を片手に買い物に行くことから、挑戦できそうだ。

「誰かとおいしいカレーの感動を分かち合いたいと思ったとき、本書は本当の意味で威力を発揮するのかもしれません。あなたの周りにいる多くの人にとってもファイナルになったらこんなにうれしいことはありません」と水野さんは言う。

次はファイナルカレーの感動を、これを読んでいるあなたと一緒に!ぜひ、分かち合いたい。

この記事で紹介した書籍

権利侵害申告はこちら