記事提供:日刊SPA!

電車の中でスマホゲームに興じる人も多いが、盤上でコマやカード、さいころなどを動かして勝敗を競うアナログ型のゲームが、ここ数年ちょっとしたブームとなっている。

同人の中でも比較的マイナーなジャンルとされ、マニアックなイメージもあるがその層は非常に幅広い。

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今月14日(日)に開催された“電源を使用しない”アナログゲームのみを対象としたイベント「ゲームマーケット」に実際に足を運んでみると、一般来場者には親子連れや若い女性グループも多く、低年齢層でも楽しめる専用のブースやフリースペースが設けられていたりして、そういった意味ではコミケなどよりも“カオス”な雰囲気だ。

少人数から大人数まで楽しめる様々なタイプや趣向のものがあり、子供や初心者でも勝てるゲームが多いことなどが人気の要因となり、着実に人気を伸ばしているアナログゲームの世界。

UNOやトランプのようにみんなで会話をしながら楽しめるのもその魅力のひとつに違いないが、本記事では、あえて一人でも気軽に楽しめ、かつ、ルールも比較的シンプルでとっつきやすいアナログゲームを紹介しよう。

まずはスマホのゲームアプリなどにもある1人用タワーディフェンス型カードゲーム『防衛三国志』(柿の種商会)。

蜀の軍師となり、次々と攻めてくる魏や呉の軍勢から国を守るというゲームで、敵軍を全て撃退すれば勝利、途中で国力(最大20)が0になると敗北となる。

運もあるが、陣形カードや計略カードなどの要素も大きく、プレイ時間も15分から20分ほどと短時間で、気軽に楽しめる。

2016春に発売を開始したこの『防衛三国志』だが、ファンタジー版である『ファンタジーディフェンス』が、年間数百のボードゲームが新たに発売されるとも言われるボードゲーム大国・ドイツで商品化されるという。

一方でよりアナログゲームならではの手触りを楽しめるのが『BABEL』(こぐま工房)。

2枚組み合わせると六角形になる「床カード」、特殊アクションの「サンダーカード」、番号の種類ごとに不揃いな「壁カード」を使って塔を築いていくバランスゲーム。

組み合わせによって上に立てる「壁カード」の高さに段差が生まれ、塔が少しずつ傾いていくというスリリングな仕様になっている。

「正体隠匿モード」、「完全協力モード」、そしてソロでも楽しめる「神の戯れモード」という3通りの遊び方がある。ホビーショップ『すごろくや』などでも販売しているとのことで、説明書のマンガもかわいくてわかりやすい。

また、『Sweets!』(YAMATO GAMES)というカードゲームは同種類のスウィーツを決められた数まとめて食べなければいけないという、マナーにうるさいスウィーツ店で、誰よりもスウィーツを食べ多くの得点を獲得するという趣旨。

1~4人で遊べ、ソロプレイでは限られたアクションの中で、どれだけスウィーツをたくさん食べて満足度を上げられるかに挑戦することになる。

特殊効果のある「ティーカップカード」を駆使するのがポイントで、かわいい見た目ながら、得点をあげるため食べるスウィーツの種類や枚数をしっかり考えないといけなかったり、二人以上で遊ぶ場合はプレイヤーとの駆け引きもあったり、ゲーム性も高い。

あるサークル出展者の男性は、「お一人様ゲームや人狼ゲームの流行は今は落ち着いて、“流行っている”というより、ジャンルとして確立した感があります。最近はルールが複雑になったりコア化・細分化している傾向があると言えるかもしれません」と最近のボードゲームの状況を解説してくれた。

ちなみにこの『ゲームマーケット』は2000年の第1回開催以来、開催ごとに入場者数は増加の一途をたどっており、昨年の2016春は約1万1000人と初めて1万人を突破。

今回の2017春の入場者数は約1万3000人で、次の2017秋は更なる参加者の増加に鑑み、2日間の開催が予定されているとのこと。興味のある方は一度足を運んでみてはいかがだろうか。

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