先日、フジテレビ系「とんねるずのみなさんのおかげでした」でのキャンプ企画に『キャンプの達人』として出演した、お笑いコンビ・カンニングの竹山隆範さん。

その反響は大きく、番組を観た視聴者から街で声を掛けられることがとても多かったそうですが、そのタイミングが放送日と「全部ズレてる」と、自身が月曜パーソナリティを務めるTBSラジオ「たまむすび」内で訴えました。

■放送日と声を掛けられるタイミングがズレている

出典TBSラジオ「たまむすび」公式サイト画面キャプチャー

「街を歩いてたら『キャンプ観ました』ってバンバン声かけられるの。でも言われるタイミングが全部ズレてる。ということはテレビを観るライフスタイルが変わってて、ラジオも『タイムフリー』で聴くし、テレビも自分の時間で観るようになってて、観てないじゃなくて、好きなやつは観てるわけですよ、好きな番組を

出典TBSラジオ「たまむすび」2017年5月29日放送

テレビは録画で、ラジオは過去1週間以内に放送された番組を聴くことができるサイト「タイムフリー」を通して、自分のタイミングで観られる時代。

視聴率の統計方法に疑問「時代とマッチしていない」

Licensed by gettyimages ®

「…となると『視聴率って何だ?』となるんだけど、視聴率やラジオの聴取率が全てというのも正解。なぜかと言うと、テレビ局もラジオ局も一企業なんです。企業というのは数字が必要で、商品を売る会社は目標やノルマがある。じゃないと組織や会社というものが動かない。数字は絶対に必要なんだけど、その数字の出し方が、もう時代とマッチしていないんじゃなかろうかって

出典TBSラジオ「たまむすび」2017年5月29日放送

竹山さんは、一企業として「数字は絶対に必要」と前置きした上で、統計方法に疑問を提訴。

視聴率だけで評価する世の中。正しいデータが必要

Licensed by gettyimages ®

「視聴率で『あの番組は悪いんでしょ?じゃあ観ない』『このドラマ面白いの?じゃあ観ようかな』って、内容を観てないのに評価してしまう世の中があるから、時代とともにどうにかしないと、正しいデータが出てないような気がして…」

出典TBSラジオ「たまむすび」2017年5月29日放送

確かに視聴率を見て番組の評価を判断する傾向。

特にドラマは数字が悪くても、実際は録画で視聴

出典 https://www.amazon.co.jp

ここで番組パーソナリティーのTBSの吉田アナは、「TBSのドラマ『カルテット』は視聴率は低かったが、実際には『観ている』という声の方が大きかったので悔しい」と意見しますが、それに対し竹山さんは、ある噂について語りました。

「そうなんですよ。視聴率悪いドラマって言っても、意外と自分のタイミングで観てたりする。噂によると『録画している数とかも実は分かっている』と聞いたり聞かなかったりするんですけど。噂でしか知らないけど、もしそれがあるのならば出していかないと…」

出典TBSラジオ「たまむすび」2017年5月29日放送

語ったのは「録画している数」も把握しているという噂。竹山さんは少し曖昧なようでしたが、実はそういった調査はすでに開始されています。

ここからは、その統計についてご覧ください。

■録画視聴を集計「タイムシフト視聴率」

Licensed by gettyimages ®

タイムシフト視聴率とは、視聴率調査会社・ビデオリサーチが提供している視聴率統計のことで、ハードディスクやDVDなどのビデオレコーダーで録画視聴している世帯の統計のこと

視聴実態をより正確に調べることを目的に、2012年夏に試験的に東京都都心から30㎞圏内に住む213世帯のビデオレコーダーを持つ世帯を対象として開始。

2015年からは提供を開始し、2016年10月からは対象地域を関東地方1都6県の900世帯に広げて試験集計を実施しています。

Licensed by gettyimages ®

リアルタイムで統計を取っている世帯とは別の世帯が対象で、放送日から7日以内(放送時点から168時間以内)のタイムシフト視聴を測定。

統計方法は、単発ものはそのまま反映され、複数回放送の連続番組については、期間中に放送された全部の放送回の平均数値が対象となっています。

その視聴率を比較してみると…

出典ビデオリサーチ画面キャプチャー

こちらの表は、「2016年10月クール(2016年10月3日~2017年1月1日)」のもので、左が「総合視聴率」、右が「タイムシフト視聴率」の上位20番組。

総合視聴率はお正月の特番が上位で、タイムシフト視聴率は15番組がドラマという結果となり、リアルタイムとタイムシフトの視聴率を合わせると20%を超える番組もごろごろ。

タイムシフト視聴率はドラマが上位を占める

出典ビデオリサーチ画面キャプチャー

そしてこちらは「2017年1月クール(2017年1月2日~4月2日)」のもので、左が「総合視聴率」、右が「タイムシフト視聴率」の上位20番組。

こちらは総合視聴率はスポーツが上位で、やはりタイムシフト視聴率はドラマが主体。

そして、前出のTBSドラマ「カルテット」は、総合視聴率では30位圏外ですが、タイムシフトでは4位にランクイン。吉田アナのおっしゃっていたように「観ている」という声が大きかったことも納得です。

Licensed by gettyimages ®

視聴率によって観るか否か判断するなど、進化し続けるメディアの世界でありながら、「視聴率」という数字が視聴者に与える影響は少なくありません。

現在、関東のみで行われているタイムシフト視聴率の統計調査。今後、全国へと広がっていくことを期待しましょう!

この記事を書いたユーザー

苺いちえ このユーザーの他の記事を見る

Twitter、Facebookでのシェア大歓迎です♡よろしくお願いします♪

権利侵害申告はこちら