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いま“変な日本語”で大人気のタレント・滝沢カレン(25)。

たとえば人を褒めるときも、「物知りにしては度が超えていますし」と、まるで悪いことのように言ってしまう。

また、ある日のヘアスタイルを「こんな歳でありながらも、びくとも気にさせない髪型をしていただきました」と表現したりして、ニュアンスは分かるんだけど、ひとつひとつ細かくズレているのが面白いのです。

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こうして自身のインスタグラムやバラエティ番組に出演するたびに爆笑をかっさらっていく滝沢さんですが、このいびつな日本語を耳にすると心が軽くなるから不思議です。

一言一句の絶妙な噛み合わなさに、全ての関節が外れる感じで脱力するからなのですが、今回はちょっと言葉そのものからは離れて考えてみたいと思います。

滝沢カレンは、なぜおバカなのに気持ちいいのでしょう?

◆①姿勢がいい。周りが笑い転げても動かない

モデルでもある滝沢さんは、ただ歩いたり座ったりしているだけでも絵になります。いついかなるときも、背筋がぴっと伸びている。これはバレエを教えているお母さんの影響なのかもしれません。

そしてどれだけ周りが爆笑している中でも、その美しい姿勢が崩れないのがスゴいところ。

たとえば『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)で司会の明石家さんま(61)が床を這いずってヒーヒー笑っているときでも、滝沢さんはウケつつもちょっと顔を上下させるぐらいしか動かないのです。脚も崩さずきれいに斜めにそろえたまま。

『有吉くんの正直さんぽ』(フジテレビ系)で街歩きをしていても、その美意識はきちんと保たれている。リラックスした雰囲気で、いつも通り“変な日本語”で笑わせながらも、ウォーキングのフォームは緊張感を失っていないのですね。

このちょっとしたメリハリが、単なるおバカとはちょっと違うぞという雰囲気を醸し出しているのではないでしょうか。

◆②声のトーンが一定。騒ぎ立てない

よくバラエティタレントが“爪痕を残す”なんて言い方をします。番組で笑いを取ったり、強烈な印象を残すという意味だそうですが、そうするとどうしてもギャーギャーと騒ぎ立ててしまいがちになります。

でも滝沢さんには当てはまりません。大爆笑してテンションが上がる周囲をよそに、彼女の声は音量もトーンも変わらないのです。自分のトークがウケているのが分かっているからこそ、一緒になって調子に乗ってしまってはおかしさが薄れてしまう。

“私はちゃんとしゃべっているのになんでみんな大笑いしているんだろう?”というシチュエーションが面白いのですから、それに気をよくして大声を出してしまっては元も子もありませんよね。

日本語はおかしいけど、洞察力はとんでもなく鋭い。これも滝沢さんの魅力でしょう。

◆③最後に種明かし?軽く笑ってみせる

この“変な日本語”があまりにもよくできているために、同じハーフのモデル仲間からは「楽屋では普通にしゃべっていた」なんて暴露されたこともあるようです。

とまあ、テレビを観ているこちらだって、滝沢さんひとりの力であそこまで絶妙に言語をズラせるはずはないと思いながらも、その表現の仕方がチャーミングなので面白がっているんですけどね。

だからでしょうか、“変な日本語”ネタをやり終え、共演者が笑っているのを確認したあとに軽く吹き出すような仕草を見せることがあります。あからさまに「ネタです」と言えない代わりにほのめかしているようにも思える…。

真意はともかく、これのおかげで滝沢さんの話芸に型が生まれているのですね。おバカを垂れ流しにせず、“とりあえず今日はここまで”といった具合に句点を打つ。ここにも滝沢流のメリハリがうかがえるのです。

というわけで、この4月からはEテレ『NHK 高校講座』のベーシック国語に生徒役で出演している滝沢さん。でもこれをきっかけにまともにしゃべり出したら悲しいので、あんまりマジメに勉強してほしくないなぁ。

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