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『家族ほど笑えるものはない』(カフカヤマモト/KADOKAWA)

独身の筆者には未知の世界だが、なんでも、子どもの成長は恐ろしく早いらしい。彼らの一瞬のきらめきを逃さぬよう、世のお母さん方は息をするように我が子の成長を動画や写真、育児日記などに残しているらしい。

この春発売された『家族ほど笑えるものはない』(KADOKAWA)は、作者のカフカヤマモトさんがインスタグラムにアップしていた家族絵日記を書籍にまとめたイラストエッセイ集だ。

同書では、作者を中心に、家事も子育てもそつなくこなす夫、とにかくテンションが高い息子(5歳)、ごはんを食べるのが大好きな娘(2歳)、4人の日常を描く。

おもに、インスタにアップされていた一枚絵が日付入りで掲載されているが、タイトルからもわかるように、ヤマモト家の毎日は笑いに満ちあふれている。

冒頭では娘さん出産時のショートストーリーが描きおろされ、2015年1月1日から絵日記がスタートする。

赤ちゃんの鼻水取りに夢中になったり、授乳後に服を掴んで離さなかったりと、さまざまな「育児あるある」が満載。そんな、ヤマモト家の家族絵日記のなかからいくつかご紹介しよう。

(2016.3.22)「アイ!喃語百景シリーズ」

娘さんが掘りたてのはな◯そを母に託す一幕。あまりのドヤ顔に、戸惑いながらも“モノ”を受け取る母のやさしさにほっこり。

(2016.3.20)「私なら1コマ目でブチ切(以下略)」

TVを見ている父に激突してよじ登り、降りられずに泣く息子くん。旦那さんの冷静さが際立つ4コマ。

(2016.6.17)「火事場の馬鹿力を週三くらいで発動している」

共働きのヤマモトさんご夫婦。保育園の送迎バス到着までの修羅場が目に浮かぶ。

見ていて飽きないヤマモト家には、何気ない日常を楽しむコツがたくさん散りばめられているのだ。

そして、読み進めるうちにお兄ちゃんらしさがにじみ出てくる息子さんや、徐々に言葉を覚えていく娘さんの姿が描かれていき、いつの間にか親戚の子どもの成長を見ているような感覚に陥るのも、同作の魅力でもある。

子育て中の方はママ友として、独身の方は親戚のおばさん気分を味わえる『家族ほど笑えるものはない』。ぜひ、ご一読あれ!

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