先週日曜日(5月21日)、群馬県館林市で35.3度となり、全国で今年初めて“猛暑日(35度以上)”を記録。同じ日、各地の気温観測地点929のうち、30度以上の真夏日となったのが187地点。なかには5月の観測史上最高気温を更新した地点もあった。

週が明けてからも、夏のような天気が続き、日中外を出歩くのが億劫な毎日。昨年はこんなに暑くなかった気がするけど、今年は暑くなるのが早かったのか、はたまた太ったせいなのか…? もしかしてこれが地球温暖化の影響なの?

【3つのポイント】
1. 1ヶ月早い猛暑日。真夏日も昨年より増加
2.  20年前より夏が長い! 100日以上の年もたくさん
3. やっぱり地球温暖化は進んでる? 今後は雨が増えて雪が減る

1. 1ヶ月早い猛暑日。真夏日も昨年より増加

気象庁が公表しているデータを調べてみると、今年は“初”猛暑日が5月21日だったのに対して、昨年は6月18日。じつは1ヶ月近くも今年の方が早い

また、“真夏日(30度以上)”に注目すると、今年は5月22日までに、真夏日を観測した地域があった日が16日、計641地点で観測。一方、昨年は19日と計422地点。よって、今年の方が真夏日の日数は少ないものの、観測した地域が増えており、昨年に比べて日本全体が早い時期から暑くなっていることが分かる。「今年は去年より暑い!」というのは、脂肪が増えたゆえの勘違いではなさそうだ。

2. 20年前より夏が長い! 100日以上の年もたくさん

また「年々夏が長くなっている」と感じている人も多いだろうが、実はその通り! 過去のデータからも真夏の期間が長くなっているのが分かる。

1986~1994年の10年間と2006~2016年の最近の10年間の東京の気温を比較。それぞれ“初めての真夏日から、最後に真夏日を記録した日までの平均期間”を比べると、前者の10年間は平均84.1日、後者は108.2日と24.1日も差があることが判明した。

ちなみに昨年の東京は5月23日~10月6日の136日、大阪は5月23日~10月8日までの138日、夏が続いたともいえる。ここ10年の間で真夏日の期間が100日を超えているのは6年もある。1年の半分以上が夏、なんて時代がすぐそばまできているのかも!

3. やっぱり地球温暖化は進んでる? 今後は雨が増えて雪が減る

真夏の期間が長期化しているならば、地球温暖化が進んでいるということか。以前に比べて、問題視するニュースが少なくなっているようにも感じるけれど、データ上ではどうなのだろうか。

気象庁の発表では、昨年の平均気温16.4度に対して、20年前の1996年は15.8度。さらに100年前の1916年は14.5度と2度近く気温が高くなっていることがわかる。さらにゆっくりと進んでいるように感じる温暖化だが、100年後には気温が約3度上昇し、降水量が増えると予測されている。また、日本のほとんどの地域では気温の上昇により、雪ではなく雨が増え、積雪の量が減るとも言われている(気象庁「日本の気候変化の予測」より)。

となると100年後は、ホワイトクリスマスの希少価値がより上がるかもしれないが…。それは今後温室効果ガスへの対策を、政策として今以上に行わなかった場合。とはいえ、政策ばかりに頼らず、一人ひとりの心がけによる省エネパワーもバカにならないはず。未来のホワイトクリスマスに雪見酒、パウダースノーでのスキーを守るためにも、今日からエコ生活を心がけてみる?(河島マリオ)

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