2017年5月18日(日本時間未定)、米Googleが開発者向けのイベント「Google I/O」をスタート。さまざまな製品や機能が発表されるなか、特に注目されたのが「Google Home」。2017年中にいよいよ日本でも発売されます。

Google Homeは、「音声アシスタントを搭載したIoTデバイス」。でも、これだけだと流行りの言葉を並べただけのようでよく分かりません…。一体何ができるサービスなのでしょうか?使いこなすとどんな未来が待っているのか、解説します。

1.音声で知りたいことを教えてくれる家庭用ハードウェア
2.テレビのチャンネル変えて! 家庭内の機器を音声でコントロール
3.対応製品・サービスの数で、将来の利便性は左右される!

1.音声で知りたいことを教えてくれる家庭用ハードウェア

「音声アシスタント」とは、スマートフォンなどの端末に話しかけた内容を認識し、最適な回答を返答してくれるサービス。iPhoneに搭載されている「Siri」、Googleの「Googleアシスタント」、Windowsの「Cortana(コルタナ)」、Amazonの「Alexa(アレクサ)」が有名ですね。

このように、従来、話しかける対象はスマートフォンが主でしたが、Google Homeは自宅で使うことを想定し、マイクとスピーカーを搭載した独自の円筒形ハードウェア製品となっています(ディスプレイはありません)。スマートフォンと接続して、Bluetoothスピーカーのように音楽を流すことなどもできますが、その真価は「話しかけた時」に発揮されます

使い方は、部屋の中に設置してキーワードを口にするだけ。スマートフォンと同様に「OK, Google」と言うと、スピーカーが自動的に言葉を認識し、これに続く質問を受け付けます。「明日の天気は?」「今朝のニュースは?」「今日の予定は?」など、知りたいことを話しかければOK。すべて答えてくれます。さらに、今後は話しかけなくても“その日の予定を朝8時に自動的に読み上げる”といった、秘書的な機能が追加される予定です。

2.TVのチャンネル変えて! 家庭内の機器をコントロール

Google Homeの機能は、単に知りたいことを教えてくれるだけではありません。最近流行している定額制の音楽サービスにも対応しているので、「○○(アーティスト名)の△△(曲名)を再生して」といった指示も可能。テレビと連携すれば、指示された結果をテレビ画面に表示する、なんて機能も。

対応サービスが増えれば、こうした機能がさらに拡張されていきます。たとえば、「受信メールを読み上げる」「音声で商品を注文する」といった行為も可能になるでしょうし、テレビなどの対応機器が増えれば、音声だけで家庭の機器を操作することも(なんとも未来的!)。照明やエアコンを付けたり、テレビのチャンネルを変えたり…そういった操作が、音声だけで簡単に実現できるようになります。

こうした音声アシスタントを組み合わせた機器は、Alexaを搭載したAmazon Echoが米国でブームとなって一気に広がっています。現在主流の「個人のデバイス」(スマートフォン)ではなく、「その部屋のデバイス」という位置づけとなり、家族ごとの音声を認識することで、家族それぞれに適したサービスを利用できるようになるでしょう。

3.将来の利便性は、対応製品・サービスの数が左右!

Siriが登場した時のように、音声操作に慣れないうちは戸惑うこともあるでしょう。しかし、慣れてしまえば、より素早く、より簡単に操作できるという点は大きなメリット。たとえば、料理などの手が離せない作業をしながらでも操作できるのはうれしいですね。

ただ、ここまで解説した通り、Google Homeだけでは用途は限られてしまいます…。言い換えれば、Google Homeの利便性は、連携できる製品やサービスがどこまで出てくるかによって変わるということ! 今年の夏以降に発売予定ですが、今後、LINEも同様の製品をリリース予定。連携製品を含めて、音声アシスタント市場が日本でも拡大し、私たちの生活をより便利にしてくれることを期待しましょう。
(こやまやすひろ)

この記事を書いたユーザー

Spotlight編集部 このユーザーの他の記事を見る

Spotlight編集部の公式アカウントです。

権利侵害申告はこちら