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美容効果が高いのは、どっち?

キウイ、マンゴー、サクランボ。味はもちろんのこと、高い美容効果を期待できる才色兼備な3フルーツが旬を迎える季節になりました。

この3つ、最近では海外産・国産モノという違いだけでなく、色や品種も豊富になっているので、果たしてどれを選ぶべきか、味や栄養面で悩んでしまうことも。

そこで今回は、美容面を考えた場合に、どれを選ぶべきなのか?というお話。栄養効果や味を最大限に活かすポイントなども合わせてご紹介します。

◆(1)マンゴー

【結論】

強い抗酸化作用を持つβ‐カロテンが豊富なため、アンチエイジング効果が期待できる。イエロー、レッドの違いによるβ‐カロテン含有量を示したデータは見当たらないが、豊富な証は、濃いオレンジ色にあり。

熟に近づくほどβ‐カロテン量が増えるため、レッド・イエロー共にしっかりと完熟させてから食べるべし。糖度や味(甘味・酸味)のバランスを重視するなら、レッド。

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マンゴーには、強い抗酸化作用を持つオレンジ色の色素である「β‐カロテン」が豊富に含まれています。

ペリカンマンゴーのような「イエロー」と、アップルマンゴーのような「レッド」でこの含有量を比較したいところですが、明確な数値を出しているデータは見当たらず。そのため、自分の目を頼りに、より濃厚なオレンジ色をチョイスしたいところ。

しっかりと完熟したものほど色が濃く、β‐カロテン量が多いということを覚えておきましょう。

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また、味については、糖度が高く、甘味・酸味のバランスが良いのは、レッド。舌触りやジューシー感も最高です。イエローは、南国フルーツらしい独特の香りが特徴で、サッパリとした味わいのものも多く見られます。

【美味しい食べ方】

シワが寄っているものではなく、しっかりとハリのあるものを選んで。食べ頃になるまで「常温」で追熟を。甘い香りと、外皮にシロップのようなベタつき感が出てくると食べ頃です。種のまわりが美味しいので、残さず楽しみましょう。

【注意点】

ウルシ科の植物のため、「ウルシアレルギー」を持つ人は要注意。かゆみや発疹があらわれる危険性があります。

◆(2)キウイフルーツ

【結論】

果物の中でも、美容・健康の鍵をにぎる栄養素の充足率がトップクラス。美肌力アップを目指すなら、「イエロー」。食物繊維による整腸作用を期待するなら、「グリーン」を。1日2個のイエローで免疫力が活性化されたという研究報告も。

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キウイフルーツは、ビタミンCや食物繊維、タンパク質、鉄などの17種類の栄養素がどれだけ含まれるかを比較した「栄養素充足率スコア」が果物の中でもトップクラス。その栄養密度は、リンゴの6倍!つまり、栄養バランスに大変すぐれた果物なのです。

イエロー、グリーン共に優秀ながらも、それぞれの強みをおさえておくと便利。美肌作りや免疫力アップの素となる「ビタミンC」を重視するなら、「イエロー」。

1日1個のイエローで推奨量の100%を摂取できます。(※ビタミンC量:イエロー140mg、グリーン69mg)

また、整腸作用のある「食物繊維」の量は、「グリーン」に軍配が。グリーン1個でバナナ2本分以上の食物繊維が摂取できます。(※食物繊維量:グリーン2.5g、イエロー1.4mg)

また、「第1回キウイフルーツの栄養および健康効果に関する国際シンポジウム(2016年4月開催)」によれば、1日2個分のイエローキウイ摂取によるビタミンC効果で免疫細胞の働きが活発になり、風邪などの感染症予防につながるという研究データも発表されています。

【美味しい食べ方】

少しやわらかいと感じるくらいが食べ頃。まだ硬いかなと感じる場合は、リンゴやバナナと一緒にビニール袋に入れて、室温で2~3日置きましょう。

【注意点】

「キウイアレルギー」には要注意。口の中がかゆい、舌や喉に痛みを感じる、目の周りがかゆいなどの症状や、場合よってはアナフィラキシーショックなど重篤に至るケースも。

◆(3)サクランボ

【結論】

「アントシアニン」という赤・青・紫色の色素を持つポリフェノールが抗酸化作用を発揮、眼精疲労対策やアンチエイジングの効果が期待できる。

このポリフェノールがたっぷり含まれるのは、海外産を中心とした「赤肉種」。栄養面よりも味、上品かつ繊細な甘味を堪能したい場合は、国産種でよく見られる「白肉種」がオススメ。

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サクランボに含まれる「アントシアニン」という赤~紫~青の色素成分が、抗酸化作用や抗炎症作用を持つため、アンチエイジング対策として積極的に食べたい果物です。

生食用のサクランボは、「甘果黄桃」と呼ばれる種類ですが、中でも国産に多く見られる「白肉種」と海外で主流の「赤肉種」が。中を切ってみると差は歴然!

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美容対策にアントシアニン量を重視するなら、右側の赤肉種がオススメです。味わいとしては、繊細さと上品さが自慢の「白」、濃厚な甘味・酸味の「赤」に分かれます。

【美味しい食べ方】

低温保存に弱いため、購入後は野菜室で保存し、2~3日で食べきりましょう。気になる農薬をしっかり落とすため、5分~10分間たっぷりの水につけ、その後流水でふり洗いをすること。

【注意点】

マンゴー同様に、アレルギーには要注意。喉、口、舌などに痛み・かゆみといった不快感が出る可能性があります。

【スギ アカツキ】

食文化研究家。長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを幅広く学ぶ。

在院中に方針転換、研究の世界から飛び出し、独自で長寿食・健康食の研究を始める。食に関する企業へのコンサルティングの他、TV、ラジオ、雑誌、ウェブなどで活躍中。

Twitter:@akatsukinohana

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