■母の想いに胸が熱くなる、母の日に贈りたい“大人向け絵本”

今年の母の日は5月14日(日)。贈り物どうしよう!?と焦っている人も多いことだろう。定番のお花やスイーツもいいけれど、たまには形に残るものを贈るのもいいものだ。

財布や日傘、スカーフ…どれも持っているからどうなのかな?と思ったら、ちょっと志向を変えて、大人向け絵本のプレゼントというのはどうだろう。

■母の日前に毎年売上が伸びる、累計56万部突破のベストセラー

「あのひ、わたしは あなたの ちいさなゆびを かぞえ、その いっぽん いっぽんに キスを した」で始まる『ちいさなあなたへ』という絵本がある。アメリカで発売されて、たちまち全米で話題になり、日本では2008年に発売されている。

発売から10年が経とうとしている今もロングセラーとして売れ続けている、絵本好きには知られた絵本だ。

この本の売れ方には大きな2つの特徴がある。1つは「プレゼント」として買う人が非常に多いこと。中には「友人が出産する度に、すでに10冊以上贈った」という強者もいるそうだ。

そして、もう1つが毎年、5月の母の日のころに売れ行きが伸びるということだ。

冒頭で紹介した「子どもが生まれた日」から始まり、成長し、やがて子どもも親になり…という、どこにでもある人生が描かれている。短い文章で、ざっと1~2分で読み終わる内容だ。

しかし、その短い文章が泣かせるのだ。読者から寄せられたという文章をご紹介しよう。

■愛読者ハガキに並ぶ「泣ける」「感動」「涙」の言葉

私は独身で子どもがありませんが、たまたま書店で目が止まり、読んでみました。感動して思わず涙があふれたので、自分用に買いました。

日々の生活に目一杯になりがちですが、もっと大きな、人生や母のありがたみを思い出させてくれた一冊です。

ー30代女性

出典 https://ddnavi.com

読んだとき娘のことが思い浮かび涙がでました。自分の中の娘の幸せを願う気持ちと、どんなに娘を愛しているのかを思い知りました。

ー60代女性

出典 https://ddnavi.com

生まれて間もないわが子と自分が重なり、思わず涙がこぼれました。母である人、すべてにおすすめしたい一冊です。

ー20代女性

出典 https://ddnavi.com

感動しました。結婚して実家を出て行く日の朝、母が泣いていたことを思い出し、胸が熱くなりました。

ー28才女性

出典 https://ddnavi.com

1ページ立ち読みすると涙腺がゆるみ、店頭では最後まで読めなくて家で読みました。

ー30代女性

出典 https://ddnavi.com

アメリカ行きが決まった娘から、出発のときに私への感謝のメッセージといっしょにプレゼントされました。お別れしたばかりなので、涙、涙となりました。娘は原書の英語と日本語のどちらもすべて暗記しています。

ー60代女性

出典 https://ddnavi.com

■誰にも必ずいる「母」という存在。自分のことに重ね合わせて涙をよぶ

「泣ける」ということにもう一つ、読者のコメントに共通することとしては「自分に重ね合わせている」ということかもしれない。

自分の母のことを思って、または自分が母として子どものことを思って。主人公に自分、または自分の子どもを重ね合わせている様子が伺える。

「絵本」が人を魅了する理由の1つはそこにあるのかもしれない。本の中に描かれた主人公に自分を投影することだ。本の中で、人はいくつもの人生を経験することができる。

母の日に「自分を生んだときどんな様子だった?」と、質問をしてみるのもいいかもしれない。そんな普段はなかなかしない会話を呼ぶことができることも『ちいさなあなたへ』への人気の秘密なのだろうか。

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