記事提供:日刊SPA!

最低限の掃除はされているが、障子には多数の謎の染みと穴が…。また、使われていない古い暖房器具も部屋に放置されていた。

安さが魅力の激安宿だが、そこには安いなりの悲惨な理由がある。

値段につられて飛びついたものの「食事付きのプランを予約したのに、飯も付いていないうえ埃まみれの部屋に通された」(42歳・保険)、「一人7000円で足の裏が真っ黒になるほどの汚部屋。雑巾を借りて自分で掃除をし、飯もスーパーの惣菜品のようなおかずばかり」(37歳・商社)など、被害の声が後を絶たない。

激安宿の実態に詳しい中堅旅行会社の社員いわく「ビジネスホテルを除いて、1泊2食付きで8000円以下の宿はヤバいところが多い」という。

「宿の回転が悪いのでしわ寄せが食事に表れ、衛生状態もあまりよくない。経費削減のためスタッフも少なく、運営自体が常に“手抜き状態”ですね」

一体、どれほど酷い手抜きなのか。今回記者が「二度と泊まらない」との声が多かった新潟県某所の激安宿・Sに向かった。

すると外壁や窓など至るところが朽ち果てていて、とにかく古さが目立つ。料金は素泊まりで3280円と格安で、朝食(700円)・夕食(1500円)を付けて計5480円。

安さは嬉しいが、歩けば床がきしみ、壁紙も所々剥がれ落ちている。六畳一間の薄暗い部屋には隙間風が絶え間なく吹き込み、まるで荒んだ昭和の下宿屋。木造の壁も激薄で、廊下を挟んだ向かいの部屋の押入れを開ける音すらハッキリ聞こえる。

夕食はナゲットを潰したような薄いカツや、舌が痺れるほど味が濃い煮物ばかり。ただ、さすが新潟。米だけは奇跡的においしい。

風呂は客が少ないと男女兼用になるらしく、先客がいると鍵がかかって入れない。しかも「21時まで」というルールがあり、焦ったせいでどっと疲れた…。

価格以上を望んではいけないとは分かってはいるが、リスクもデカい激安宿。GWでハズレ宿を引いてしまった方は、ご愁傷様でした…。

週刊SPA!5月16日号では、「激安の闇」という特集を組んでいる。こういった激安の被害に遭いたくない方はぜひご一読を。

日刊SPA!のおすすめ記事】

権利侵害申告はこちら