『「こんな子になってほしい」をかなえる親の服』(水谷美加/サンマーク出版)

「親の服装で子どもの人生が変わる」という。これはいったいどういうことだろうか?

「こんな子になってほしい」をかなえる親の服』(水谷美加/サンマーク出版)は、「こんな子になってほしければ、親はこういう服を着るとその助けになるよ」と、これまでなかった視点で、親の服装の大切さを教えてくれる。

日本で唯一の受験スタイリストとして5000人の親子と接してきた著者・水谷美加さんによる、ファッションの力を子育てに生かす41の方法とは?

「服装を見ればその人がわかる」というが、子どもにおいては「親の服装が子どもを語る」ことになる。子どもがどんなに立派な格好をしていても、親がだらしない格好をしていれば、子どもは「そういう親の子」として見られてしまうのだ。

あのお母さんの子だからしょうがない、と冷たい視線を受ける子どもは「人は冷たい」と感じ、大人にあたたかいまなざしを向けられる子どもは「人はやさしい」と思うようになる。

たった一日のことならどうということもないかもしれないが、それが日常なら子どもの心に影響を及ぼす可能性があるのだという。

さて、「子どもが外であったことを話してくれない」という悩みを持っているお母さんは、いつも黒い服を着ていないだろうか?子どもが話をしやすいのは暖色系の服。黒い服は威圧感を与えるので、注意をしたいときや怒るときに着ると説得力が出るそう。

子どもの好きな色は、黄色、白、ピンク。嫌いな色は、青、紫、黒。とくに黒には不安、不快を感じるそうだ。色にはそれぞれ持つ力がある。

発表会などで緊張しがちな子どもには、体をリラックスさせる効果のある茶色やパステルカラーの服を着せ、「今日は服の力があるから大丈夫よ」と言ってあげるとよいそうだ。

親が部屋着(パジャマ)のような格好で外に出ると、子どもは家と外の境界線がわからない子になり、部屋着で外に出るのは恥ずかしいという気持ちが育たない。

やがて電車の中でモノを食べたりお化粧したりする行為を「人に迷惑かけているわけじゃないから、別にいいでしょ」と思う気持ちにつながる気がすると著者は述べている。

幼稚園や学校の初回の集まりには、地域性や校風に合った服装を考えることが大事だそう。感じのよい服装のお母さんには、声をかけたくなる雰囲気がある。

服装はママ友作りにも一役買ってくれるのだ。明るいお母さんの様子は子どもにとっても嬉しいものだ。

そのほか、行動力のある子になってほしい親の服、本好きな子になってほしい親の服など、選ぶべき服装を具体的に紹介。親の服が子どもの人生に大きく関わってくることを実感できる一冊だ。

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