記事提供:日刊SPA!

Tシャツを被せたもの。

視覚・映像技術の進歩はますます目覚ましく、VRは今や映画、ゲーム、医療、果てはオナニーにまで進出してきている。しかし、視覚だけでなく実際に触れる“触感”もわれわれにとっては重要。

今回、おっぱいをテーマに有識者に徹底取材を敢行して、科学的な観点から触感再現に必要な条件をあぶり出し、スーパーで買える材料で再現した。これを読んで実践すれば今日からおっぱい揉み放題だ!

まず話を聞いたのは、疑似おっぱい商品を製造・販売するアダルトグッズメーカー・RENDSの開発担当者、三沢和俊氏。

いわく「我々の業界では常識なのですが、疑似おっぱいに綿のTシャツを被せるとぐっと手触りが変わってよりリアルになりますよ」とのこと。

さらに、小顔美乳体操を提唱する美乳研究家のMACO氏からは「おっぱいは体温が低いと血行が悪くなり、硬くなります。36.5℃前後が理想ですね」と、助言をもらった。

最後は、おっぱいの最重要部分である“柔らかさ”。モノの柔らかさを研究する京都工藝繊維大の佐久間淳教授に話を聞いた。

「物の柔らかさは力を加えたときにひずむ弾性係数(ヤング率)から計算することができます。おっぱいの柔らかさも測定器を用いて算出でき、概ね2~5kPa(キロパスカル)ですね」

◆現実のおっぱいも測定

質感や柔らかさなど、有識者の意見を参考にすると、「柔らかさは2~5kPa」、「温度は36.5℃前後」、「Tシャツによってほど良い摩擦を生む」ことで、おっぱいが再現できることがわかった。

ただ、Tシャツはともかく、柔らかさや温度はあくまでも理論値。市井の女性たちのおっぱいは本当に理論値通りなのかを確かめねばなるまい。

まずは3人の女性、リズさん(仮名・31歳・Eカップ)、文月さん(仮名・31歳・Fカップ)、明菜さん(仮名・29歳・Dカップ)の協力を得て、おっぱいの柔らかさと体温を測定した。

すると平均値は3.902kPa(※)、36.6℃と、理論値は正しいことが判明。つまり理論値に近づければ、それはリアルなおっぱいという証しである。

◆寒天でおっぱいを作成

レシピ開発当日、材料は棒タイプの寒天、粉末のコラーゲン、水を用意。手順は次の通り。

①寒天とコラーゲンを水に加え、加熱しながら煮詰める。
②寒天の塊がなくなり、均等に混ざり合ったらお椀に移す。
③粗熱を取った後、冷蔵庫で冷やし固める。
④冷蔵庫から取り出して36.5℃前後になるまで温めた後、柔らかさを測定。

ただ、変数が3つあるので、コラーゲンの量を7.4gに固定。この量は、商品パッケージに記載してあるコーヒー1杯に対する適量である。

また、美乳研究家のMACO氏の「理想のおっぱいはお椀型」という助言を元に、300ccの水が入るお椀を「型」として用意し、水の量も固定した。奇しくもこれは文月さんの右胸の重量と同じで少し気持ちが高揚する。

これで変数は寒天の量のみ。あとは理論値に近い“おっぱい”を作るだけだ。

まずは寒天の商品パッケージに記載の「おいしい寒天の作り方」を参考に、水300ccに対して寒天4.0gで作成。中火で約15分、寒天とコラーゲンを煮詰め、粗熱を取った後、冷蔵庫の強冷で約90分かけて冷やし固めた。

結果は柔らかさ11.20kPaと、理論値の倍以上の数値で、おっぱいとしては硬すぎる結果になった。

2回目は水っぽくして柔らかさを出そうと目論んでみる。寒天の量を半分の2.0gに調整して作った。冷蔵庫からボウルを取り出し、中を覗けば“寒天ゆば”とご対面、揺らしてみるとほとんど液体のように感じる。

温度を36.8℃にまで戻し、測定してみると0.497kPa、柔らかすぎて一度測定しただけで形も崩れてしまった。その後も寒天の量を調整して試行錯誤するも失敗すること17回、ひたすら寒天を煮ては冷ますの繰り返しに飽きてくる。

用意した4個の器に次々と作っていくも、器が埋まってしまうと冷却時間が長いのがつらい…。

そして18回目、柔らかさ3.952kPa!ついに理論値に近い“おっぱい”の再現に成功した。材料は水300cc、寒天3.0g、コラーゲン7.4g。温度は36.7℃だ。皿の上に、たわわなお椀型のおっぱいが降臨。

ぷるっぷる揺れる“おっぱい”を目の前に、触っていいものかと手が硬直する。結局、1回揉んだだけでぐちゃぐちゃになってしまった。

その後もう一度同じ分量で作成してみると、4.102kPaで、やはり成功。しかし当然ながら耐久性も脆弱なままで「粘弾性=コラーゲンの量」には、改善の余地あり。おっぱいの柔らかさ自体は再現できたものの、“実用性”という点で課題を残す結果となった。

◆コンドームでリトライ

翌日、京都工藝繊維大学の佐久間淳教授から「風船など、伸縮性のあるゴム製品に液体を流して固めてはどうか」というアドバイスを受け、再度開発に臨む。

前日の材料と分量はそのままにして流れを少し変更し、前述の手順③を「粗熱を取り、風船に寒天を流し込んだ後、冷蔵庫で冷やし固める」にした。

⇒【写真】はコチラ(実験の様子)

風船に液体を流し込もうと試みるも、圧が足りず風船は一向に膨らまず、寒天がまったく入っていかない。代わりにコンドームに注入することにした。冷やし固めた後、湯煎で36.2℃と体温に近い温度に戻した後、柔らかさを測定。

結果は3.649kPa。前日の完成品との柔らかさの誤差はほとんど生じなかった。

だが、その後の検証で、結ぶ位置によって“おっぱい”の柔らかさに変化が見られた。結び目が、先端の“精液溜め”に近すぎると柔らかさは10.43kPaで硬くなり、逆に根元に近すぎると1.638kPaで、柔らかすぎるという結果になった。

“コンドームおっぱい”は、結ぶ位置によって中の密度が変わるので、柔らかさに誤差が生じやすい。だが、その点を差し引いても、見た目や質感はまさにおっぱいそのもので、なにより揉み放題なのがうれしい。

Tシャツを被せると見た目と質感はさらにリアルに。その際偶然、結び目を前に持ってくることで、まるで乳首が立っているような見た目を再現できることも発見した。

柔らかさ自体の再現性では、裸のままの“寒天おっぱい”に軍配が上がる。一方で実用性は、コンドーム仕様のおっぱいが優れているという結果になった。

<簡単!ワクワク!おっぱいのレシピ>

“寒天おっぱい”の柔らかさはおっぱいそのもの。ただし耐久性が低いので、本物のおっぱい同様に大切に扱うべし。コンドームおっぱいは素の状態では精液溜まりが乳首に見える。Tシャツを被せれば手触りの“ゴム感”もなくなる。

⇒【写真】はコチラ(完成した理想のおっぱい)

・材料

寒天3.0g

水300cc

コラーゲン7.4g

・手順

①寒天とコラーゲンを水に加え、加熱しながら煮る。中火で約15分。
②寒天の塊がなくなり、均等に混ざり合ったらボウルやお椀に移す。
③粗熱を取った後、冷蔵庫で冷やし固める。時間は90分前後。
④冷蔵庫から取り出して36.7℃になるまで湯煎して温める。

柔らかさ:3.952kPa
温度:36.7℃
表面:綿のTシャツ

(※)測定器で再現度を検証

今回の柔らかさの測定にあたっては、堀内電機製作所製の『柔さ計測システム SoftMeasureハンディ型HG1003』を使用した。

HG1003は、先端の弾力センサーが、対象に触れて沈み込むときにかかった圧力を基に、ヤング率(柔らかさ)を高精度で測定することができる。ハムなどの薄いモノにも対応し、機種によっては泡やクリームも測定可能。

操作自体は連動するPC上で測定開始ボタンをワンタッチするだけ。

参考値としては、うどんが約100kPa。こんにゃくが約20kPa、鶏胸肉が約5kPa。化粧品メーカーや食品メーカーのほか、医療現場でも筋肉の張りを測定するのに使われている。

―おっぱいを科学的に再現してみた―

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