GW後半、日本を飛び出して海外へ行く計画を立てている方もいるかもしれませんね。自国とは違う風景や文化、その土地でしか食べられない美味しい食事、現地の人とのふれあいと、海外旅行は魅力がいっぱい。出来たら世界中すべての国へ行ってみたいけど、現実では難しいと感じる人も多い中、そんな夢を持って旅行を続ける一人の女性が注目を集めています。

その女性とは、メリッサ・ロイさん。アメリカに住む31歳の女性です。メリッサさんが29歳の時に、ある思いが彼女を包みこみました。それは「このままでいいのかしら?」という、この年齢の女性の多くが抱えるであろう葛藤。

「もうすぐ30歳になるけれど、結婚もしていないし、子供もいない。このままじゃダメだわ。なにかクールなことをしなくては!って思ったの」

海外旅行が趣味だったメリッサさんは、学生時代から様々な国を旅し、29歳の時には66ヶ国を訪れていました。そこであることを思いつきます。

「30歳までに100つの国を訪れよう!」

そこで、彼女が選んだ旅のスタイルはカウチサーフィン。カウチサーフィンとは、旅行者と旅行者を受け入れる人たちが集うSNS。239ヶ国以上の国の人が登録していて、海外旅行などをする人は、そこで知り合った人の自宅に宿泊させてもらうというもの。メリッサさんは、宿泊先をホテルではなく、カウチサーフィンで探すことにしました。

そうする事で、旅行の費用がぐっと抑えられ、目標の100ヶ国がより現実的になりました。

「9月からの私のクレイジーなスケジュールを見て!10月にアジア、11月は南極!」

「カウチサーフィン、この方法は最高の旅を約束してくるわ。だって、その国でVIP待遇を受けるみたいなものだもの。地元の人と3日間を過ごすのは、高級ホテルに2週間滞在するより、ずっと充実した時間よ」

バーレーンでは大家族の家で数日を過ごしました。

「新しくできた私のバーレーンの姉妹よ。みんなで一緒にショッピングに行ったわ」

96ヶ国目、マレーシア。
「彼女たちはとても親切でスイートだった。伝統的なマレーシアの料理ナシレマを食べて、バトゥ洞窟に連れていってもらったの」

98ヶ国目、ブルネイ。
「ホスト家族は、教師とその彼女の7歳と10歳の娘さんよ」

99ヶ国目、フィリピン。
「子供の頃、フィリピンから来た友達がいたから、ずっとこの国に来たかったの!」

そしてついに…30歳の誕生日を目前に100ヶ国を達成!

100ヶ国目、スリランカ。
「あぁ、信じられない。ついに30歳までに100カ国を達成したわ!これで、世界中の国の半分以上を訪れたことになる。スマトラ島沖地震の津波被害から復活した彼らには、本当に素晴らしい。その優しさや、もてなしの心に感動しっぱなしだったの。ここスリランカは100ヶ国目に最高にふさわしい国だったわ」

次の目標は世界中のすべての国を訪れること!

目標を達成した後、南極へ移動したメリッサさん。あんなに不安だった30歳という年齢を、南極の地で最高の気分で迎えられたのだそう。

「ここは、30歳の誕生日を迎えるのに、最高に魅惑的な場所よ。ペンギンと会い、氷河をカヤックでまわり、氷点下の海で泳ぎ、氷山を登り…最高にエキサイティング!」

そして、カウチサーフィンの旅に魅了されたメリッサさんの旅は、次の目標「世界のすべての国」を訪れるまで続きます。

「エグズーマでは絶対にぶたと一緒に泳いでね!」

106ヶ国目、韓国。
「友人が英語を教えているこの国に、私は絶対に来たかったの。ソウルの街はハイテクですごい。ここはアジアの中でも大好きな国にランクインしたわ」

107ヶ国目。北朝鮮。
「この訪問は多くの葛藤がありました。入国前には、万が一、敵と認識され殺された場合でも、彼らは責任を負うことはないという文書に、署名しなければなりませんでした」

メリッサさんの旅は、時に大きな覚悟を伴う場合があります。政治的な緊張から何度も閉鎖されたことのあるコロンビア〜ベネズエラへの国境を歩いて渡ったことも。

それぞれの国の人と直接ふれあい、観光ではわからないその国の内側へ入りたいと望むメリッサさん。訪問する前には、その国についてしっかり調べ、すべての国とその文化、歴史、生活する人々への敬意をもって訪れている事がコメントや写真から伝わっています。

メリッサさんはまだ日本へは訪れていませんが、メリッサさんから見た日本がどんな姿をしているのか、とても興味深く、訪れてくれる日が楽しみでなりません。

108ヶ国目はトリニダードトバゴ。そして109ヶ国目はバルバドス。

100ヶ国訪問を達成し、多くのメディアにとりあげられたメリッサさんは、インタビューでこう答えました。

「私は31歳になるけれど、結婚もしていないし、子供もいない。住宅ローンだって組めないわ。でも、無理にそれを求めたりしない。だって今のこの暮らしを愛しているの。だからこのまま、これを続けてゆきたいの!」

人生における価値をどこに見つけるのかは、人それぞれ。旅先でのメリッサさんの笑顔は、私たちは自分でそれを決める事ができるのだと伝えてくれているようです。

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